これから生き残っていく警察官
おはようございます🕵️
今日は「これから生き残っていく警察官」について話します。
ちょっと怖いテーマですが、現場で感じているリアルな話をお届けできたらと思います。
刑事という仕事をしていて、それなりに経験を積んだり、階級が上がってくると、「人に頼る」ということが必要になってきます。
それは、言い換えれば「指揮者になる」ようなもので、やらなければいけないことが10個あるとしたら、それを自分以外の人にどう割り当てていくかが大切になってくるんですね。
それで、刑事という立場から、地域課のお巡りさんに仕事を割り振ったりするわけなんですけども、最近は「考えて動けない警察官が増えている」という現状があります。
今、事件の現場にいて自分がなにをすればいいのかわからない。
そこに現場に到着した刑事から「これをやってください」という指示(お願い)がくる。
言われたことをやる。言われたとおりにやる。
刑事から「さっき頼んだ件はできましたか?」と聞かれ、やったことを答えると、「それじゃ足りません。さらにこれもやってください」ということになり、二度手間、三度手間に…。
つまり、自分がなにをやればいいのかが理解できていないと、現場で動けない&指示をされてもその指示の意図も汲み取れないということになるわけです。
言われたことだけやるのであれば、それはいずれロボットに席を奪われてしまうかもしれません。
というか、考えて行動することができても、AIに先を越されてしまうかもしれないのが現状です。
現場で言われたとおりにしか動けない警察官が増えると、ハッキリ言って1人では何もできなくなってしまいます。
上司からの指示待ち、専門の刑事などの指示待ちとなると、成長はストップし、年齢だけ積み重ねたお荷物警察官になってしまいます。
シンプルに、これから生き残っていく警察官は「自分でやるべきことを考え、行動に移せる警察官」です。
ロボットのような頭の硬い警察官ではなく、柔軟性のある、優秀な警察官を目指していきましょう。
そのためにも、今のうちから日常生活の中で、「ここで自分はどう動くべきだろう?周りとどう接すればより良い成果に繋がるだろう?」と考えるクセをつけてみてくださいね。