【技術士二次試験対策#1】問題と課題を明確に!
「問題」と「課題」
問題は、「現状」と「目標」の差異(現状に包括)
課題は「現状」に「目標」の差異を埋める行為(未来にやるべきこと)
技術士2次試験の場合
必須科目Ⅰ、選択科目Ⅲでも、最初に多面的な観点からの課題の抽出をする必要がある。
例えば、
令和5年Ⅰ-1だと
「(1)将来発生しうる巨大地震を想定して、建築物、社会資本の整備事業及び都市の防災対策を進めるに当たり、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記した上で、課題の内容を示せ」
となっている。
課題と問題を混合させて記載する必要がある。
能登半島地震でも「課題」と「問題」
例えば、今年の能登半島地震(上記の問題と同じような事象)でも、道路の寸断などで大きな被害に繋がったのは確かであり、そういう視点で課題と問題を分けると
問題:道路が一本のみで、脆弱なネットワークになっている。
課題:道路を複数用意して、強靭なネットワークにする。
と区別する。
上記を混同して進めると、その次の「複数の解決策を示せ」で課題をあげたりしてしまいがちなので、
まずは、「課題」と「問題」を使い分けて、「課題」をきちんと定義して書く練習から始める。