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チームではたらく #0

前回までで,大学初年次前半でホームルームのクラスで講義していた内容を一通りまとめ終わりました。やってきたことは「読む,書く,まとめる,調べる,発表する」といった大学で学ぶための個人スキルについてです。特に大学受験をへて学生になった人にとって,勉強というのは「与えられた範囲の問題を個人の持っている知識と能力で解決する能力を鍛える」ことであったので,大学に入ってからも個人の能力をどのように高めるかという意識でこれらの課題に取り組んでもらえたのではないかと思います。

個人のスキルを高めてより多くの知識を身につけることが大事なのはその通りなのですが,今後,大学での学習,そして卒業後のことを考えると,個人スキルを上げただけでは片手落ちになります。もう一つ,社会に出るまでに絶対に必要な力は「組織の一員になれる力」,チームではたらく力です。

私が受けてきた教育の中では,チームではたらく力は教科の学習の中でより課外活動を通して学ぶもの,という位置付けだったように思います。それも,習うより慣れろ,です。目的も定かでないままに色々なことをやって(やらされて),困ることもたくさんあって,悩んで,苦労して,試行錯誤の末,大人になって振り返ってみたらあの時にこういう力を身につけることができたんだな,とやっとわかるという,とても非効率な学びだったと思います。

ここからは,私なりに思うチームではたらく力について,大学での活動と関連させながらまとめていけたらと思います。社会に出てからは大体の人はチームではたらくことになるので,卒業後の進路を考える時の助けにもなったらいいな,と思います。

#大学初年次
#共同作業


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