【アイマス合作】DREAM SONGS COLL@BORATION【人力ボカロメドレー】に参加させて頂きました。自パートの解説と裏話。
こんにちは、小豆虫です。
なぎなぎさん主催の【アイマス合作】DREAM SONGS COLL@BORATION【人力ボカロメドレー】に参加させて頂きました!
ニコニコ
ようつべ
素晴らしい企画に参加できて嬉しいです。
主催のなぎなぎさん、運営チームの皆さん、自パートで音声担当だった眠子さんに、この場を借りてお礼申し上げます。
投稿の直前まで調整されていました。本当にお疲れ様でした。
この動画は、人力VOCALOID×映像の全マスを対象にしたメドレー動画です。
自分はStage bye Stage×日高愛、秋月涼、水谷絵理の映像を担当しました。
このnoteでは、自パート映像の解説と、裏話を書こうと思います。
自パート映像の解説
まずはサクッと解説しようと思います。
5ブランドが中心なのですが、例外的な876パートです。おいしい立ち位置ですが、同時にプレッシャーのかかるパートでもありますね。
876プロにStage bye Stageの選曲がバッチリ合っていたと感じます。私が企画に参入した時点で選曲が終わっていたので、選曲には関与していません。
全体的な雰囲気について
映像を作るにあたって選択肢が2つありました。
1つが3DMVを軸としたもの。
もう1つが自分が多用しているデレステの2D標準風にするものです。曲がシンデレラだったので丁度良いと思いました。
実際に見てもらえればわかるように、最終的には3DMVを軸としたものになりました。
最終的に3DMVメインになった理由は、876プロらしさを主張したいという背景があったからです。
876プロは長く主流な供給がないため、876に精通しているPの割合が低くなる一方です。私も詳しいかと言われると自信がないですね。
そこで、876プロの存在や名前は知っているくらいで、詳しくは知らない。そういった層が視聴者の大半だと考えました。
そこで、876プロらしさを伝えることが重要だと思い、その際に、私がぷちデレラをこねくり回して動画を作るより3DMVの素材を生かした方が嘘がないと判断しました。
また、直後のチューリングラブが手描きだと知っていたことと、直前のAgapēがシャニマスだったので、恐らく静止画寄りの作風だと予想できたため、3Dの方がパート間のメリハリが出るだろうという狙いがありました。
冒頭
Stage bye StageデレステMVのパロディです。
元のMVでも印象的なカットなので、やらない手はないです。
元のMVが9人なのに対し、こちらは3人しかいないので立ち位置を入れ替えて誤魔化しています。
876プロにブランド色がないため、歌詞表示のテキストで3人が並ぶ時の色選びが意外に難題でした。
OFAMVパート
OFA(アイドルマスター ワンフォーオール)ではDLCで、876プロの3人によるHELLO!のライブを楽しむことができます。
トリオライブができること、曲・衣装の変更ができないのが特徴です。
3人が同じステージに立っている画がよかったのでOFAを採用しています。また、ステージはカラフルで舞台の広い、Stage bye Stageに雰囲気の近いということで『7716スタースタジアム』を選んでいます。
このカットでは、クオリティアップを目指してテキスト表示をこねくり回しています。
この企画は全編人力VOCALOIDのため、テキスト表示が必須のレギュレーションになっていました。ただ、指定がなくてもつけていたと思います。
OFAMVパート・涼
映像だけの構成を考えたとき、OFAのカットはフカンで3人を映すようにしてもよかったのですが、歌詞の割り振りが一人ずつになっていたので、それに従うことにしました。
歌詞割りは音声担当の眠子さんです。涼のカットで『世界が変わる』のワードが入っているのが好きです。
アイマスのアイドルの中で、『世界が変わる』という歌詞が似合うアイドルは少なくないかもしれませんが、その中でも涼ほど世間をかき乱したアイドルは多くないでしょう。
女性アイドルとして成功した涼が、男性であることを公表して世界をひっくり返したシナリオがはまっている気がします。
それにしては、切り替わる前の文字がおどろおどろしいですが、それはまあ……誇張表現です。
涼の次が絵理なので、画面に絵理を映しています。効果があるかわかりませんが、視線誘導の一つのつもりです。
また、カット終わり際に、テキストが右に退場します。次のテキストが右に出るためです。
OFAMVパート・絵理
テキストの動きの流れを引き継いで、左から右の動きでINします。一連の動きで画面端から画面端への視線誘導を目指しました。
加えて、画面に愛ちゃんを映しています。
絵理パートは+と円の模様がテキスト表示を補助しています。
歌詞の前半では、『未来の行方(を探す)』に合わせたサーチライトの役割、後半では『描き出す』に合わせたペイントツールの役割を担っています。特に後半は、絵理のクリエイティブな一面を反映させました。
同じ模様で2つの意味を持たせられたので個人的にお気に入りのポイントです。
OFAMVパート・愛
先ほどのカットで味を占めた私は、2つの意味を持たせようと画策します。
『照らす』スポットライトと、大声の愛ちゃんに合わせたメガホンをイメージして、扇子状の図形を選択しました。
テキストが不自然に揺れているのは大声によるものです。今思えば画面を揺らすくらいしてもよかったかもしれません。
歌詞後半では、スポットライトが一回転し、照らされた箇所の色が染まっていきます。これも歌詞合わせですね。
愛ちゃんだけフォントが変わっています。曲の印象と涼・絵理の噛み合わせを考え、スマートな印象のある明朝系フォントに、影を付けて厚みを出していました。
愛ちゃんには、飾らないポップ系の書体でまっすぐさやエネルギッシュさを反映させました。
テキストが画面から消えて、視線が愛ちゃんの背中。つまり画面中央に向くことを目指しました。上手く行きましたかね…?
アイマス2パート
涼、絵理、愛の個人パートです。
衣装違いが欲しかったためアイマス2の必要がありました。
前述した通り、OFAでは衣装を変えられません。合わせてアイマス2のDLCでは涼・絵理・愛の個人衣装が付いてきます。一方でソロライブしかできないという特徴があります。
アイマス2には、有名なBBコマンドがあると知識として知っているのですが、PS3版にはどうやら無いようです。(あったら教えてください)
OFAパートと雰囲気をガラっと変えたかったのもあり、使用しているのはバーストアピールです。
バーストアピールは発動時のダンスをしてから決めポーズに移行します。今回使用したのは、ダンスの振りをする部分なので、狙ったタイミングでバーストアピールを発動させる必要があります。
曲はそれぞれ、『Dazzling World』『プリコグ』『ALIVE』を使っています。
そして、これは反省なのですが、思ったより文字が小さかったですね。
これでも一度大きくしたことと、普段の動画で物を大きく作りがちだったので油断していました。
完成品を見たとき、相対的に自分のパートの文字が小さかったです。このカットが特に顕著ですね。
キャラクターの後ろには、Stage bye Stageの歌詞に合わせて過去の出番を流しています。
出だしの歌詞を引用します。
ここから読み取れるように、Stage bye Stageは過去のステージと未来のステージの中間に立っています。
これからの876プロに期待すると同時に、過去の876プロをしっかり抑えておく必要があると思い、惜しみなく過去の876を持ちだしました。
一覧を書いておきます。気になったモノがあれば、ここから探してください。
G4U!
「アイドルマスター SideM GROWING STARS」3Dライブ F-LAGS「Made in「 ♪ 」」
【歌ってみた】"HELLO!!" - Dearly Stars [Covered by vα-liv] サムネイル
THE IDOLM@STER BEST OF 765+876=!!
THE IDOLM@STER Dearly Stars キービジュアル
THE IDOLM@STER Dearly Stars ライブ画面
THE IDOLM@STER Dearly Stars 履歴書画面
THE IDOLM@STER DREAM SYMPHONY
THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014 ロゴ
TVアニメ「THE IDOLM@STER」10話より876プロ登場シーン
アイドルマスター スターリットシーズン
アイドルマスター プロデューサー グリーティングキット公式Twitter
アイドルマスター ポップリンクス
アイドルマスターInnocent Blue for ディアリースターズ
アイドルマスターNeue Green for ディアリースターズ
アイドルマスターSplash Red for ディアリースターズ
ヴァイスシュヴァルツ エクストラパック THE IDOLM@STER Dearly Stars
グリマスのイベント「駆けろ!アイドルバスケリーグ」の報酬カード
タニタ 歩数計
モバMより【オフショット】秋月涼+
モバマスの876コラボイベントより多数イベントカード
モバマスのシンデレラガールズ劇場
モバマスの誕生日コミュ
モバマスのリフレッシュルーム「876プロより愛を込めて」
さて、背景、素材、キャラの順で並べるには当然キャラの切り抜きが必要です。30fpsで10秒は300枚。AEもフォトショもない私はコツコツと手で抜くしかありません。
……というわけでもありません。
今回はバーストアピール中で、背景が複雑でないため、pythonのライブラリ『rembg』を使って透過を試みます。
特に指定もなく、背景を自動判別して透過してくれます。精度はどうしても限界がありますが、今回はバーストアピール中でイメージBGが対象のため、有効であると考えました。
(すみませんが、使い方は個人で調べてください)
出力結果はこの通り。
そのまま動画で使えるもの……50枚
一部修正が必要なもの…………150枚
全く使えないもの………………100枚
これにより、半分くらいの労力ですみました。
このカットでバーストアピールを使った狙いの一つだったので、結果に出て良かったです。
このパートの最後では思い出ルーレットの再現が入っています。
ここまでアイマス2とOFAを利用して来たため、本家DSの要素が少なくなっていました。
そこで、思い出ルーレットの再現を組み込むことにしました。
思い出ルーレットは最近でもシャニマスを中心に馴染み深いかと思います。
DSは難易度易化を目指した結果、オーディション中にこの思い出ルーレットしかすることが出来ません。そのため、DSと思い出ルーレットは深い関係になっています。
先ほど、過去のステージと未来のステージの中間という話をしましたが、この演出から視点が未来に向きます。
最後のカット
最後のカットは再びOFAのMVに戻ってきます。3人を映したかったからです。
このシーンは、MVの曲名が出た直後、即ち曲の頭を使用しています。
"次のステージが始まった"のような意図を込めたかったのですが、これは気づかれるわけないですね。
また、最後はDSのデザインを模倣しています。
前述した876のブランドカラーが無い問題でネタ切れを起こしたのが正直なところです。
以上で、自分のパートの映像について解説を終わります。
裏話①「876パートをやるのに適任なのか」
パート決めの段階で曲とアイドルがすでに決まっていて、希望を出す形式だったのですが、どのパートでも自分のいつも通りの作り方ですんなり行くというパートは1つもありませんでした。それは、ブランドであったり、立ち位置であったりが理由ですね。
そんな中、愛ちゃんが好きだからという理由でこのパートの希望を出し、それが通りました。
『全体的な雰囲気について』にも書いた通り、私は876プロについて詳しくありません。この時は特に。
DS発売当時はまだPではなかったですし、ゲームも、買って序盤で積んでいる状態です。涼や絵理については未知な部分が多いです。
この企画では、古くからのPも参加されているので、当時を知る人の方が適任なのではないかという不安は付いて回りました。
投稿が終わって今思うのは、私がこのパートを担当できて良かった。です。
事態が大きく変わったのは2023年3月30日です。
この合作とは全く関係ない理由で、これまで担当に匹敵する立ち位置でありながら担当を名乗っていなかった愛ちゃんを担当に加えることになります。
2023年に876Pが誕生した瞬間です。
これにより、私の876プロに対するモチベーションは爆上がりします。
自分のパートを制作している数ヶ月は、世界で誰よりも876熱が高かったことでしょう。
その自負が、このパートを作成する自信になりました。そして、他のどのパートを担当するより、このパートを担当することが一番合っていると思うようになりました。
なあ、これを読んでいるあなたも876Pにならないか?
裏話②「動画素材で苦労した話」
876の動画制作は初めての連続でした。MADはデレステから入った人間なので、アイマス2やOFAを活用した動画は作ったことがなかったですし、持ってもいませんでした。
運営チームの方は、素材に関してフォローしてくれると言ってくれましたが、今後も876の動画を作ることがあるかもしれないと思い、買い揃えることにしました。
DLCが定価だったこともあり、出費は平然と5桁を越えました。
ここまでは良かったのですが、意外なものに苦労させられることになります。
それは、OFAのステージ『7716スタースタジアム』です。
ニコニコ動画でOFAのMVを適当に漁り、イメージに合いそうなステージを探していたところ、このステージを見つけました。
『OFAMVパート』では簡単に書いていますが、このステージはOFA最後のDLCで追加されたステージになります。
DLCであるのはもちろんのこと、解放にはAS13人全員を編成したライブが必要になります。
しかも、ただ編成するだけではありません。設定されたスコアを上回る必要があります。ASの全員を、ほぼカンストまで育成する必要があったのです。その上、攻略サイトがほぼ機能してなく、ほとんど自力で攻略する必要があった。
草
モチベーションがバグってないとできないですね。
同じく参加者のスパスさんには、この話を聞いた後だと私のパートが笑えてくると言われました。不本意だ…。
最後に
最初にも書きましたが、素晴らしい合作に参加できて本当に嬉しいです。
運営チームの皆さんはもちろんのこと、企画に招待してくれたことぶきさんには感謝しています。
毎回強い人に囲まれて不安を抱える日々ですが、それも合作の醍醐味だと思っています。またこういった企画に呼んでいただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。小豆虫でした。
良い合作だった……掛け値なしに。
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