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なんかすごいユニットが来た(2022年6月3日)

 第66回ドリームライブフェスティバルにて、村上巴、藤原肇、松永涼、白雪千夜による4人ユニットが登場しました。

 ユニット名を「千紫永紅」と言います。
 なんだこのユニットは…。
 強い(概念)

前置き


村上巴Pの小豆虫です。
村上巴Pが故に、情報や認識に偏り等あるかもしれませんが、予めご了承ください。

主題

 ユニットにはコンセプトのようなものがあって、何かしらの共通点やつながり、目的が見られることが多いです。

 そして、この4人をつなぐキーワードは"歌"だと考えられます。

 今回は、このユニットと"歌"とのつながり。そして、このユニットについて妄想を書き散らしていきます。
 さて、なぜこのユニットのキーワードが"歌"だと思うのか。 それにはデレステに存在する2つのコミュが大きく関係してきます。

4人と歌をつなぐコミュ① 『あらかねの器』

 1つ目がストーリーコミュ『あらかねの器』。正確には第61話『Touch to Unseen』です。

 このコミュでは、藤原肇が"歌"という形のないものをどう捉えればいいのか悩み、同期の村上巴に相談し、そこに居合わせた松永涼と相談に乗るというものです。

ストーリーコミュ 第61話『Touch to Unseen』

 巴は歌を「魂」、涼は「アタシ自身」と形容し、肇はそれをイマイチ理解できずにいましたが、息抜きで行った陶芸教室で答えにたどり着きます。

ストーリーコミュ 第61話『Touch to Unseen』

 それは「私が今まで感じたこと、記憶、小さな輝きを少しずつ歌に込めれば、それは私の魂と呼ぶべきものになる」というものでした。

ストーリーコミュ 第61話『Touch to Unseen』

 巴と涼のアドバイスもあって、肇は無事に悩みを解消。「歌が大好きと言えるようになった」とも語っています。

ストーリーコミュ 第61話『Touch to Unseen』

 このコミュで、巴、涼、肇との間に"歌"のつながりが出来ました。

4人と歌をつなぐコミュ② 『Drastic Melody』

 2つ目が『Drastic Melody』

 千夜は喪うことから逃れるため、何かを望むことを拒んできました。
 初登場からこのイベントまでは現実時間にして2年半。デレステのカードでは7枚目です。
 そこまでの過程で楽しさや、閉ざしてきた光を感じることがあったにもかかわらず、千夜の意志は固く、目を逸らしてきました。
 そんな千夜でしたが、これまでの経験が雨だれのごとく石を穿ち、千夜の中に蓄積していきます。
 コミュの中で、千夜は凛、涼と衝突を起こします。

『Drastic Melody』 第3話

 そしてついに、光から拒みきれなくなってしまいました。

『Drastic Melody』 第4話
『Drastic Melody』 第4話
『Drastic Melody』 第4話

 歌を歌ったところで何かが変わったわけではない。 でも、歌には意味があるのかもしれない。と千夜は思ったのでした。

『Drastic Melody』 エンディング

 もともと、それ以前から歌や音楽に興味を示すシーンもありましたが、涼は千夜を歌の世界に引きずりこんだ決定打となる人物で、このコミュで、凛と、そして涼と千夜の間に"歌"のつながりが出来ました。

 デレぽでも涼は、千夜を気にかけていることがわかります。 独特な空気感ではありますが、関係は良好そうに見えます。

デレぽ

巴と涼、巴と肇の関係性

 巴と涼は、前述した『あらかねの器』もですが、『One life』のストーリーコミュでも共演しています。

 これらコミュでは、涼がわざわざレッスン終わりの巴を食事に誘い、レッスンの所感を訪ねていますし、巴も涼を涼の姉御と呼んで慕っています。(巴は年上に対して呼び捨ての場合と姉御呼びの場合がありますがその基準はよくわかっていません)

 そして、巴と肇は同期組です。多くは語りませんが、2人の中にある絆は確かなものでしょう。

4人は歌でつながる

 肇は巴を歌に誘い、巴は涼を歌に誘う。 そして、涼は千夜を歌に誘います。
 この順序は多少前後するでしょうが、4人の関係を紐解くと、
 4人は歌でつながることが出来る。
 というわけです。

主題は終わりましたが…

ここでセリフを見る

 主題の『4人は歌でつながる』の部分を解説し終えたので後は気楽にやっていきます。

 さて、ここまで紹介してきた内容で、各々のセリフに歌に対するスタンスが見えてきます。

・登場時
巴「うちらのステージ、幕開けじゃあ! 会場中に、歌を響かせちゃる!」肇「歌と想いを重ね、紡ぎ出す…私たちならではの曲を、ここで…!」

>肇の、「自分の記憶や感じたものを少しずつ込める」という考え方が言い換えられている。

・WIN
肇「私たちの歌で、みなさんの心に彩りを与えられたでしょうか…」
涼「答えは常に客席に。…ハハッ! いい笑顔であふれてるじゃないか!」

>肇と涼の歌に対する経験値の差が出ています。

・LOSE
巴「見かけによらず、アツいのぉ…! つられて昂ってしもうたわ!」
千夜「お嬢様の従者たるもの、いかなるときも、期待には応えます」

>"歌の意味を探る"という目的を持った千夜は熱気に帯びていて、
巴がそれに押されているのではと推測できます。

・DRAW
涼「まだまだ歌い足りないだろ? アタシたちに、付き合ってもらうよ!」
千夜「お嬢様に捧げるステージに、半端は許されません…お覚悟を」

>千夜のことを、この中で最も詳しい涼が、背中を押して(煽って)います。

・LIVE
千夜「手は抜きません…参ります」
涼「いいね、アツくなってきた…!」

>DRAWのセリフに千夜が応えた形。真剣さは従者ゆえ、と語っているので、巴であればそのまま
受け取るでしょうが、涼に限っては同じセリフでも違ったように受け取っていそうです。

肇と千夜の関係性

 歌の話から少しずれてしまうためここまで触れていませんでしたが、この2人は『TRUE COLORS』で共演しています。

『TRUE COLORS』 2Dリッチ

 イベントコミュでは、2人を含んだ9人で合宿を行い、LIVEをしながらアイドルによる出店について話し合いました。

 セリフ上は踏み込んだ掛け合いなどはありませんでしたが、互いに知らない仲ではないと言えるでしょう。

巴は千夜にとって何になれるのか

 ここからは完全に妄想の書き散らしになります。

 巴と千夜は第38回アイドルロワイヤルおよびその劇場、シンデレラガールズ劇場【第1379話】『私が知ってますから』などで共演があります。
 シンデレラガールズ劇場にて、巴は、淡々とレッスンをこなす千夜を遊びに誘い、「人を楽しませるにはまずは自分が楽しむことから」と伝えます。

シンデレラガールズ劇場 第1379話

 その様子は、泰葉の語りで、「自分を凍らせている千夜」と「それを溶かす周囲(巴)」として描かれていますが、その後の結末までは描かれていません。
 結果的に千夜と巴の関係が好転したとも悪化したとも言えないのが現状です。

 ここまでの話で、担当としては巴に、千夜の"歌の意味"を見つける手助けになって欲しい。そのための巴ポジションはどうなるでしょうか。

 ゲーム外のライブで義勇忍侠に加勢したり、歌鈴をバナナから守った過去があったり、従者千夜と黒服を従える(?)巴。といった、細かな結びつきはありますがそれは置いておきます…。

 ユニットメンバー、千夜を除いた3人の中で巴の武器と言えばなんでしょうか。私は"未熟さ"だと考えます。
 『Drastic Melody』の中で、涼は大人に近づいたことで行動を起こしづらくなっていた。
 そして、凛と千夜とならそれを打破出来そうだとも語っていました。

『Drastic Melody』第4話

 村上巴は落ち着いてこそいますが、人生経験の浅い13歳。これまでのコミュの中でも、未熟さを露呈する機会は多々あります。

 もし、千紫永紅で『Drastic Melody』であった衝突が起きる可能性があるなら、そのトリガーは巴でしょう。(涼がわざと焚きつけるケースはありそうですが)

 もし衝突が起きても、巴のフォローは肇が出来ますし、千夜のフォローは涼がいます。
 全体を通してやや涼の負担が大きいことは否めませんが、互いにフォローし合える関係性が出来あがっているのが、このユニットの魅力のひとつだと思います。

衝突は避けられないのか

 先ほどは衝突が起こった場合が前提でしたが、そもそも千夜が"歌の意味"を見つけるのに衝突が必須というわけではありません

 前述で、巴は千夜を遊びに誘うなどのアクションを取ったにも関わらず、関係に好転も悪化も見られない。という話をしました。
 この時に巴が踏み込み過ぎていれば、関係の悪化が容易に想像できますが、それが見られないため、巴は千夜に深入りはしなかった。
 
巴が千夜に対して慎重に距離を詰めているのではと予想することもできます。

 他にも、千夜から見て、13歳の巴は子供なので、言葉を真正面から受け止めない可能性もあります。

 『あらかねの器』で、歌に対して悩みを解決した実績のあるは、千夜に近い目線に立てるでしょう。この2人には前述した通り、交流もあります。
 肇が相手なら衝突は必要はないかもしれません。

 それに、肇にアドバイスした巴と涼がいます。

 衝突が起き、そのリスクケアをする環境が整っているのと同時に、衝突が起きない環境も整っている。
 千紫永紅の幅広さを感じます。

この4人はどんな歌を歌うのか

 4人の歌がどうなるのか、それは正直分かりません。
 演歌、ロック、椎名豪、千夜に関しては未知数です。
 それに、この4人があらゆる色の歌を奏でることができることは、ユニット名からも読み取れます。

 改めて、ユニット名を「千紫永紅」と言います。
 「千紫永紅」は四字熟語の「千紫万紅」をモジったものだと考えられます。

 千紫万紅の意味はこうです。

 紫や紅などさまざまな色の花。また、色とりどりの花が咲きみだれること。転じて、彩り豊かな様子。

コトバンクより

 察するに、千紫万紅は可視光線の端から端、すなわち、紫から赤の色が、一千、一万と無数に存在するという意味でこの字が充てられているのでしょう。
 ユニット名では、"万""永"に変えられています。これは、"万"に留まらず、ユニットとしての"永遠"広がりに限界を設けないという意図が感じられます。

 また、ちまたではこのユニット名一字一字に、各メンバー一人一人が割り当てられているのでは。と言われています。

"千" は白雪千夜の"千"夜から
"紫" は藤原肇のパーソナルカラー"紫"から
"永" は松永涼の松"永"から
"紅" は村上巴のパーソナルカラーをとって「千紫永紅」です。

 未完の大器であるこのユニットがどのような歌を歌うのか(歌っているのか)、ユニット曲の実装に期待してしまいます。

終わりに

 この度は、初登場のユニットでありながら、既に形成された関係性と、あらゆる可能性に舞い上がってこのようなnoteを書きなぐってしまいました。情報の誤りなどあればご指摘ください。

 村上巴の担当として、レッドベリィズ、桜舞隊、パストデイズ・シンガーズ、etc…と曲の聴きたいユニットばかりで嬉しい悲鳴ですね……。

 千紫永紅の今後の活躍を楽しみにしています。
 ここまで読んでいいただききありがとうございました。

千紫永紅

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