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[姉御の心粋]の話

 村上巴の限定SSR[姉御の心粋]がメモリアルガシャに追加されたので、個人的な意見を中心に紹介したいと思います。

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 姉御の心粋は現在実装されている3枚の村上巴のSSRの2枚目です。
 恒常限定限定と来ており、4枚目もそろそろ来そうな雰囲気。(2021年10月4日)に[清き紅姫]が実装されました。

 姉御の心粋は、2018年5月『豪華絢爛!極芸☆サーカスショーガシャ』で実装されました。
 2017年の10月末にボイスが付いてから、ソロ曲にゲーム内イベント、リアルイベントと続々出番が来ていた中での実装です。当時の勢いは凄まじかったです。

 自前のボイスまとめ動画あるので、宣伝ついでに貼っておきます。

 正面突破の和テイストではなく、大人の魅力に挑戦した一枚です。

イラスト

 取っつきやすい見た目の話から行きましょう。

まずは特訓前から

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[姉御の心粋]特訓前

 特訓前はイチゴサンデーに目を輝かせる村上巴を佐藤心と川島瑞樹の二人が挟んでいます。川島さんは『フォーリンシーサイド』などで多数絡みがあり、しゅがははここで初絡みです。

 甘いものに目を輝かせたイラストのカードは、[緋色の一皿]でいちごパスタを前にしたとき以来の2度目です。後の[Gaze and Gaze]特訓前など、洋菓子にはこういった反応になりがちです。
 今では村上巴のこういった一面に馴染みがありますが、前例がいちごパスタしかないと、甘味に対してこういうリアクションを取るのか、いちごパスタが特別だったのか判断できなかったので、このイラストは印象的でした。

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 特訓前の服は、しんげきわいど(ページ下方にあります)を見て貰えればわかるのですが、私服です。ぷちデレラを見るとスカートまでオシャレしていることがわかります。

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[姉御の心粋]特訓前 ぷちデレラ

 村上巴が私服の際、スカートを履いているのは珍しくありません。むしろ、ほとんどがスカートの印象があります。
 ですが、ほとんどの場合は無地のものを履いており、オシャレをしているのは珍しいですね。
 これは、このカードの特徴だと言えます。イラストからは見切れて見えないのが勿体ない…。

 次に特訓後

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[姉御の心粋] 特訓後

 特訓後はガシャのタイトル通りのサーカス衣装です。
 日頃からフリフリした衣装は苦手と語っている村上巴ですが、今回は堂々とした面持ちです。フリフリ衣装に関しては克服しつつあります。この特訓後のセリフが特に顕著で、この衣装に対して意にも介していない様子。
 衣装に関するセリフがないためここで取り上げることも出来ません。
 参考で下に、過去の村上巴によるフリフリ衣装に関するセリフを載せておきます。

フリフリ衣装に関するセリフ
[初期R]
「こがーヒラヒラした服よう着れん!」
[紅の一指し]
「うちは可愛くもできん、フリフリやヒラヒラも苦手じゃ。でもな……」
[クルージングリポート]
「こんくらいのヒラヒラなら…まぁ」
[こぶし・紅]
「まぁ、マブいとは思うんじゃが、どうにも着る気にはなれん。」
など

 次に髪型です。髪型はこれまでも何度か登場しているポニーテール。3Dモデルにも反映されているので髪型アレンジでお得感があります。しかし巴は、ポニーテール同盟には加盟していません。いつか加盟する時が来るのでしょうか。
 また、衣装全体が緑色を主体に構成されています。
 緑という色は赤の補色であり、特徴的な赤髪と相性が良いです。これまで度々カードイラストで使われてきましたが、ステージ衣装(特訓後衣装)としては[初期R]特訓後以来でしょうか。

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 特訓後は、デレステの場所表記が『アイドルサーカスショー』になっており、サーカスらしい装飾が多数あります。その中でも目を引くのはやはり奥のクマ。これ、ぬいぐるみではなく生きたクマです。

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クマの熊五郎

 村上巴は動物好きな一面がまま見られます。過去のカードでは、鯉や犬などがありました。
 熊が相棒という豪傑さ。字面のインパクトもあって、このカードの中でも、個人的に好みなポイントです。


衣装

 3Dモデルの話です。
 執筆時点で、村上巴のSSRの中で和装でないのはこれだけなので和以外で編成したい時に重宝します。

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 先ほども書きましたが、髪型がイラストに合わせてポニーテールに変わります。髪型が変わる衣装という意味でも希少ですね。

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 また、小さな帽子がトレードマークです。
 下の画像では、帽子に桜の模様が描かれていることがわかりますが、リボンや、えんじ色のスカートなどにも桜が描かれており、巴らしい和テイストが施されています。

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 衣装の組み合わせで合うアイドルで言うと、同時実装のサーカスまゆ、限定ポニテでレッドベリィズ、レッドベリィズwith晴、小さい帽子組で揃えるのもいい感じです。

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 緑統一で揃えるのもいいですね。
 色んな組み合わせでMVを見て見ると楽しそうです。

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性能

性能の話もしておきましょう。(画像はLV1のステータス)
ですが、私はスコアアタックに知識のある人間ではないので又聞きの情報になってしまいます。予めご了承ください。

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 ステータスやセンター効果は特出したものもなく、語ることありません。スキルは13秒ライフスパークルです。
 ライスパでは最強の秒数らしく、一時期の単色編成では見かけていました。最新では他のスキルと秒数を合わせることでスコアを上げる方法が良いらしく、出番が無いようですね。妥協としては採用してもいいスキルなのではないでしょうか。
 話は変わりまして、スキル名です。その名は『天幕の艶技』
 『天幕』はテントを意味し、サーカステントのこと。
 『艶技』は姿や動作が色っぽいことであり、特訓後で村上巴が艶やかな表現を目指しているところから来ています。

劇場

 このカードの劇場わいどは第5話。デレステに、わいどが実装されて間もない時機でした。

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 1コマ目で特訓前の私服が自分でセレクトとしたものだとわかります。ちなみに『フェミニン』には『女性的な』といった意味があります。
 スカートが先ほど紹介したぷちデレラの衣装と違うのは……。どうしてでしょうか。まあ、ご愛嬌ということにしておいてください。

 また、倍ほど歳の違う2人から女子力の享受を受けてます。年齢だけを考えたらとんだ逆転現象ですが、3人の意識の差を考えたら納得できます。

 表情や場面がコロコロ変わって非常に勢いがあるので楽しい劇場になっています。これがしんげきわいどの5話ということで、少し時期が違えばこの劇場は存在しなかったと思うとラッキーでしたね。

セリフ

セリフに関してはいくらでも触れてしまうので断腸の想いで抜粋にします。

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・特訓前、親愛度MAXホーム
「〇〇もいたら、もう一種類食べれたんじゃがな」
 川島さんとしゅがはの二人にアイスを分けて貰った村上巴が、露骨に食い意地を張っているとこです。かわいい。
 Pなら必ず分けてくれると確信しているのも面白いです。

・特訓前、親愛度UP
「瑞樹の姉御と心の姉御は、大人じゃ。年齢のことじゃあない。さりげない気遣いが心に響くんじゃ……。」
 村上巴は二人から『女子力』を教わっていたはずですが、そこではなく一緒に過ごした時間で感じた所作に気づきを得たというセリフです。
 人を見る目の鋭さがある村上巴らしいセリフだと思います。この二人から感じた大人の魅力が、特訓後の艶やかさを目指すきっかけになっています。
 この二人はネタにされがちなポジションでもあります。そういう意味かはわかりませんが、このカードのセリフでも「おもしろい人じゃ」と言われてます。しかし、その二人から真正面から大人らしさを吸収できているのが、変な先入観にとらわれない村上巴の素直さであり、それがよく出ているセリフだと感じました。

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・特訓後、ホーム
「魅了してみせるけぇの!姉御たちから学んだ、女っぽさや心意気での!」
「体だけやのうて目線にも気を配る…ふふ、どうじゃ?色っぽいじゃろ?」

 先ほどから、”艶やかな表現を目指している”と書いている、該当のセリフです。二人に影響を受け大人っぽさを目指すセリフです。
 今回の、魅了だとか、色っぽいなんて路線は正直極端だと思いますが、このカード以降、大人っぽさについては意識するようになったように感じます。

・特訓後、ホーム
「さぁ、ご覧あれ!クマの熊五郎とうちの、息の合ったダンスタイムじゃ!」
 サーカスで具体的に何をしているのか…と思ったら熊と踊っていたという。おもしろいセリフだったので取り上げました。

・特訓後、ホーム
「よう見とってくれや!これがエンターテイナーとしての本気じゃ!」
 唐突に出てきたエンターテイナーというワードです。これが唐突なのは私の切り取り方が悪い気もしますね……。
 ついでに紹介してしまいますが、二人から学んだものは大人の魅力だけではなく、特訓前に「一緒におると笑ってばっかりじゃ」というセリフがあったり、人を楽しませることも学んでいました。
 大人の二人から学んだ魅力もこのカードの重要な要素ですが、今回のお仕事のメインはサーカスショー。学びを生かしてショーに尽力を尽くしたことがわかるセリフです。

・村上巴のポスター、ルームアイテムの説明文
「大人の色気だけでなく、少女としての活発さも見せた巴。彼女の変化と成長の全てがエンターテインメントだ。」

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 先ほど書いた二つの角度を綺麗にまとめてあります。
 このポスターの説明文は毎度惚れ惚れする程簡潔にまとめてありますね。

終わりに

 以上、[姉御の心粋]の紹介でした。
 個人的な考え方を多く含んだので、ぜひ自分で調べたり、実際に引いたりして確認して見て下さい。
 ここまで読んで下さりありがとうございました。メモリアル3rdは常設です。いつでも引いてくださいね!

追記(2022/4/24) モバマスに実装

 2022年4月22日に、このカードがモバマスのプライズガチャにて逆輸入されました。それについて、少しだけ書こうと思います。
 ついでに上記の文章を一部書き直しました。殴り書きにしてもひどい文章でしたので…(苦笑)

初見の感想

 時期的に姉御の心粋の逆輸入は予想が出来ていました。
 ですから、驚きは無かったのですが、久々のモバマスにカードが追加となり、純粋に嬉しかったです。モバマスからデレステの輸入と異なり、あまり情報量が増えるわけでもないので、目新しさには欠けますが、それでもセリフを追っかけるのは楽しいですね。新たな味わいがあります。

セリフ

 今回もボイスまとめが投稿してあります。よければ聞いてください(宣伝)

 個別にセリフをピックアップすることはしませんが、全体的な印象として、
・デレステ版の特訓前は佐藤心・川島瑞樹と3人で過ごした時間が中心
・モバマス版の特訓前はプロデューサーと2人で過ごした時間が中心
・デレステ版の特訓後は姉御たちから受け取った心意気を反映したセリフが見られる
・モバマス版の特訓後はショーと、プロデューサーに関する話がほぼ

 モバマスとデレステのセリフ量による都合もあるんでしょうが、あまり姉御たちにフォーカスがあたっていませんでした。
 デレステでは、姉御らと3人でサーカスの露店を見て回り、その後(あるいは後日)プロデューサーと合流していることが、特訓エピソードで明らかになっています。
 ということは、その後にまた、プロデューサーと露店に出向いているということになりますね。

 ひとつ気になるセリフがありました。
 着ている服は川島さんが見立てたものだというものです。

「瑞樹の姉御が見立てた服じゃ。筋通してめかしこんで来たわ♪」

特訓前 マイスタジオ

 これを上記、しんげきわいどの項目で書いた”1コマ目で特訓前の私服が自分でセレクトとしたものだとわかります。”と矛盾しそうな気がします。

 これらの整合性を取るには、
・川島さんと服を買いに行ってからしゅがはと合流した。その際に一コメ目のセリフを発した。
・前日にいくつも服を川島さんと勝っており、その中から巴がコーディネートしてめかしこんできた。
 などが考えられるでしょうか。
 後者なら、デレステ版のぷちデレラのスカートと、しんげきわいどのスカートが異なった理由にもなるので、個人的には後者で解釈しようと思います。

 では、特訓前のセリフをひとつ引用したので、特訓後からもひとつ紹介しようと思います。

客にも参加してもらうかのう。○○! うちの隣に来い!

特訓後 マイスタジオ 親愛度MAX

 客席から見たら○○って誰やねんって感じでしょうし、かなり大胆なセリフだと思いました。
 とはいえ、サプライズ演出で、普段お世話になっている人をステージに上げる行為はおかしいとは思わないです。プロデューサーがステージに上がっている様子が少し面白かったので紹介しました。

ぷち衣装

今回、ガチャと一緒に実装されたぷち衣装がこちらです。

曲芸クマさん

 これは恐らく熊五郎でしょう。
 カードのセリフでは熊五郎という名前は出てきませんでしたが、ぷち衣装という形で登場させたのでしょう。しかし、ピエロ帽を被り自転車に乗り、曲芸も軽業(綱渡り・玉乗りの類)をこなす。そんなクマさんがいるのでしょうか……。
 着ぐるみを着た人間と考えてもがよさそうですが、熊五郎と別に曲芸クマさん(着ぐるみ人間)がいる。のような予想の仕方も出来ますね。
 個人的な解釈として、ここは夢を見て、熊五郎=曲芸クマさん=本物の熊だと思うことにします。熊五郎、またいつか会いたいですね。

少しだけ性能の話

 特訓後、通常サインでの最大ステータスがこちらになります。

 人気度を40にした状態で攻撃値32000は高くありません。スキル、ステータスともに攻守が優れたバランス型で守備値は立派なものがあります。
 ですが、このゲームは守備値を基本的に必要としないので、性能面でこのカードを選ぶ理由はないでしょうね。

コラム(デレステのコミュ5の話)

 先日追加されたデレステのコミュ5はもうご覧になったでしょうか。
 選択肢による分岐の多いコミュだったのですが、その選択肢の一つに、プロデューサーとアイス屋さんに出向く話があります。
 そこのセリフをひとつ引用します。

村上巴のメモリアルコミュ5

まあ、わざわざ店に出向くんは珍しいかもしれんな。
……うむ、珍しいな。自分でも思うたわ。
だか、そう悪い思いつきでもないじゃろ。

 このセリフから、東京に馴染んでからも村上巴が、甘味のお店にあまり出向いていないことがわかります。
 このコミュでは、罰ゲームを賭けた将棋の勝負に勝った巴が、勝者の命令で、プロデューサーを巻き込んでアイス屋に出向きます。
 興味があっても足を運ぶことに積極的でない村上巴が、[姉御の心粋]で川島さんとしゅがはに、連れまわされてイチゴサンデーを食べたり、ガールズトークをしたりした時間は、特別で、良い思い出になったのだろうと想像ができます。
 特訓前が一層魅力的に思えるセリフだったので紹介しました。


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