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インスタントに得たものは簡単に消えていく
最近はお手軽にさまざまな情報に触れることができるようになりました。
とくにTikTokやYouTubeで切り抜き動画が流行っているなんて、まさに現代を象徴してますよね。
より短い時間で効率的に情報を収集したいという現代人の欲求でしょうか。
賢いあなたなら、耳ざわりのいい言葉や影響力のある人の動画を「ありがたいありがたい」と掻き集めたりしてませんよね?
仮にそういった動画を好きな人がいたとして、その中からいくつの動画をパッと思い出せますか?
おそらくほとんどが宇宙の彼方へ消えてしまっているはずです。
現状を変えたいなら
娯楽のない人生もつまらないですが、現状を変えたいと思っている人が、そういった動画を必死に観ていても何も変わりません。
残念ながら変われるとすれば、少なくともそれを視聴している側のあなたではなく、それを発信してる側の人ですよね。
あなたが受け身なマインドでいる限り、目の前の現実はきっと変わらないと思います。
僕も人のことを言えませんが、多くの人が娯楽の優先順位を間違えてしまうんですよね。
「先にすべきことがあるでしょ」と。
同じ失敗をしないために記憶がある
人間の脳は同じ失敗を繰り返さないように、ミスした時のことを鮮明に記憶するようになっています。
失敗が記憶のインデックスになっているわけです。
無限に流れてくる動画を何百本観ても、失敗する要素は何もないので記憶に残りません。
気持ち良くなって、賢くなったような気になって、その日が終わります。
で、次の日にはキッチリ忘れているという…。
アウトプット前提で観る
流れてくる動画をただ眺めているだけでは何も残りませんが、自身が何らかの形でアウトプットをすることを前提で観ることで、「観る」という行為の質が変わってきます。
頭を使って何かしらカタチを残そうとするので、脳がアウトプットモードになるんですね。
動画でも書籍でもニュースでも、それを目にした時に感じる何かがあるはずなので、それを世に放つということ。
その内容に対して深く考えることになるので、自分事になり記憶にも定着しやすくなります。
自分の言葉で語る
ここで大切なのは「自分のフィルターを通す」こと。
自分の言葉で意見や思いをアウトプットすることに意味があるわけで、誰かの言葉はどこまでいってもその誰かの財産です。
また、自分の言葉で語ることによって、自分のことを知ってもらうきっかけにもなりますし、共感してくれる人とのつながりができるんですね。
ツイートするなり、ブログやnoteを書くなり、YouTubeに投稿するなり、それこそリスクもコストもほとんどかからないし、便利でありがたい時代ですから、やらないほうがもったいないですよね?
時間は容赦なく過ぎていきます。
それでもあなたはすぐに消えていく娯楽に時間を消費しますか?