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川を渡り終えたら筏(いかだ)は手放す

さて、9月になりましたね。

過ごしやすい気候になりつつありますが、いかがお過ごしでしょうか。

何かを始めるには絶好のタイミングかもしれませんね。

今日はお釈迦様が説いた「イカダのたとえ」をお借りして書いて行こうと思います。

まあ 、有名な話なので今更と思われる方もおられるでしょうが、しばしお付き合いくださいませー。

全部持っていこうとしない

まずは、ご存知ない方のために、さらっと解説しますと、

お釈迦様は、御自身が説いた教えも必要がなくなれば手放すべきだといわれています。

川を渡る時には便利な筏(いかだ)も、陸におりたら重いしかさばるし、持って行ってもかえって邪魔になるよねという例え話です。

これ、あなたにも心当たりありませんか?

たとえば今まで時間やお金を費やして続けてきたことをキッパリ手放すのは、なかなか勇気がいりますよね。

かといって、それが足枷になって前に進めなくなっている人も多いのではないでしょうか。

「もったいない…」断捨離できない人

僕にとって、5年以上学び続けたコーチングがそれにあたるかもしれません。

先日も書きましたが、今までコーチングに救われたことは多々ありますし、もちろん今でもコーチングが大好きです。

けっして今までやってきたことを否定するつもりもありません。

ただ、それと同時にコーチングに固執しすぎて大切なことを見失っていないか?と感じることも少なからずありました。

今の自分に本当に必要なものなのか、費やした時間やその他諸々がもったいないから持っていきたいだけなのか…。

「こだわり」は必ずしも良いわけではない

「こだわり」というと職人気質な響きもあり、なんだか良いイメージすらありますが、それはうまくいっている場合に限り許されるような気がします。

今までのことが通用しなくなったり邪魔になってきたということは、良くも悪くも次のステージに突入したということ。

何かが間違っているというメッセージを受け取ってるわけなので、それに抗って現状を続けたら良い結果が得られないのは当然ですよね。

流れに身を任せる

いつもニュートラルな状態で過ごしている人は、そういったメッセージに気づきやすく、柔軟に反応できるのでいろいろと好転していくんですよね。

仮に今まで取り組んできたことをキッパリと置いてきたとしても、今までの自分にとっては絶対に必要だったものであり、けっして失くなることはありません。

「こだわり」を手放すことで余計な力が抜けて、視野が広がるという好循環もありますよね。

あなたの「こだわり」は本当に必要なものでしょうか。

重い筏(いかだ)は、次の誰かのために置いていきましょう。きっと役に立つ人がいるはずです。

9月から心機一転、新しいことにチャレンジしてみては。

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