みんな好き勝手に世界を見てる
まぁ当然のはなしなんですが、みんな好き勝手に世の中を見ていますよね。
誰一人として全く同じ世界を見ている人はいません。
誰もが過去の経験や記憶をもとに、今の自分にとって重要なものばかり見ているわけです。
よくスマホの中身は自分の縮図といわれますが、たしかに自分の世界観が見事に詰まってますよね?
たとえばYouTubeひとつ取ってみても、お笑い系、格闘技系、音楽系、ビジネス系、美容系、筋トレ系など今の自分が求める動画にリーチしているはずです。
逆に知らないことは検索すらできないですし、よほどの偶然やキッカケがなければ知り得ないわけです。
人間の脳は重要なものか、知っているものしか認識できないようになっていますからね。
この機能があるからこそ頭の中がカオスにならずに済んでいるわけですが、その代償としてはあまりにも多くの情報をシャットアウトしていることになります。
ゴールがあなたの優先順位を変える
あなたが叶えたい夢や達成したい目標があったとして、およそ無限にある情報の中から必要な情報をキャッチするには、やはりゴールを設定することが一番の近道だと思います。
ゴールを設定することで「未来の在るべき姿」が決まるので、未来の自分に必要なものが認識できるようになります。
巷でいう『引き寄せの法則』の正体がこれですね。
そもそも目の前にあるのに認識できていなかったものが、ゴールを設定することで重要性が出てきたので見えるようになるというカラクリです。
とはいえ、ぼくもシンクロニシティや気(プラーナ)のように言葉では説明できないものや現象も世の中に存在すると確信しているんですけどね。
だって人間が作り出した技術であるWi-FiやBluetoothのように目に見えないものを当たり前のように利用しているのに、かたや人間に起こる不思議な現象をいっさい信じないというのも変だと思うので。
自我があるから視点が偏る
過去の経験や知識によってできあがった「自我」があるから視点が偏るんですね。
人それぞれの視点や置かれた状況によって、言葉の意味も変わります。
だから自分では思いつかないような素晴らしい意見や、想像していない反論が返ってきたりして驚くことがありますよね。
ほかにも楽器をやっていた人ならわかると思うんですが、自分がやっていた楽器の音ってよく聴こえませんか?
僕はギターをやっていたので、耳がギター贔屓になっています。何年もギターの音に神経を研ぎ澄ませて音楽を聴いてきたので、ヴォーカルの歌声より大きく聴こえます。
このように、みんな好き勝手に世界を感じて生きてるわけですね。
ゴールをチラ見する方法
「自我」というフィルターをとおして世の中を見ているということは、その「自我」をいったん切り離してみると見えてくるものが変わると思いませんか?
たとえば自分は何者でもなく、いっさいの自分を形成しているものを切り離してフラットな視点で世の中を見てみる。
RASをオープンにして、底が抜けたバケツのようにすべての情報を取り込んでみるわけです。
実際にはそう簡単にはいきませんが、かなりの情報が受け取れるのが実感できると思います。
また、「○○になったつもりで」世の中を見る。
たとえば経営者と社員では視点が明らかに違いますし、「自分ではない誰か」は価値観や考え方が自分とは違うので見えるものがかならず変わってきますよね。
仮に「○○になりきる」ことで飛び込んでくる情報は、ゴールを見つけるためのヒントになります。
一時的に別人のブリーフシステム(自我)を借りてくるイメージですね。
ゴールが見つからないのは現状の中から探すから見つからないわけで。
「現状の外側のゴール」はブリーフシステムが変わったときに初めて見えてくるという性質のものなので、「○○になりきる」ことでゴールの片鱗が見えてくるかもしれません。
ゴールが見つからない人は一度お試しあれ( ´∀`)
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