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さぁ、本当の自分に戻り幸せになろう。

パタンとドアを閉める。
頭の中でその映像を浮かべる。
そのドアの向こう側にあるのは自分の過去。


手放せないもの、それが自分を不自由にしていることはありませんか?

最近読んだ本「さぁ、本当の自分に戻り幸せになろう」の中で、心に残ったところがありました。本のイントロダクションに書いてあった文章なのですが、引用させてもらうと、

ここで、私(この本の著者)が在学していたセントフロリダ大学の最終講義において、ある心理学の教授が教えてくれた話を紹介しましょう。

その日、教授は、水の入ったコップを頭上に掲げると、笑みを浮かべて尋ねました。
「私が持っているこの水の入ったコップの重さはどれくらいでしょうか?」
学生たちは、50グラムから1キロまで、さまざまな答えを口々に叫びました。しばらくの間うなずきながら学生の答えをさばいた後で、教授はこう答えました。
「私に言わせれば、このコップの絶対重量には意味がありません。
すべてはコップを、どのくらい長く持っているかによりますから。
1,2分持っているだけなら、コップはとても軽い。でも、1時間持ちつづけていたら、その重さで腕が痛くなるかもしれません。1日中持っていたとしたら、腕がつり、感覚が完全に失われて麻痺し、コップを床に落とす可能性が高いでしょう。いずれの場合も、コップの絶対重量は変わりませんが、長く持てば持つほど、私には重く感じられるのです。」
私たちを含む学生の大半が納得してうなずいていると、教授はこう続けました。
「あなたたちの心配やいら立ち、失望、ストレスフルな思考は、この水の入ったコップによく似ています。少しの間そのことについて考えても、大したことは起こりません。でも、もう少し長い時間考えていると、痛みを自覚し始めます。1日中考えていると、感覚が完全に失われて麻痺し、考えるのをやめるまで何も手につかなくなります」

この話があなたの人生にどうかかわるか、考えてみてください。

あなたが心に抱えているものの重さへの対応に苦しんでいるのなら、それはコップを置くときが来たことを知らせるサインです。

重要なのは、今直面している心配やいら立ち、失望、ストレスフルな思考の大半は、自分自身が生み出したものだと自覚することです。

「さぁ、本当の自分に戻り幸せになろう」
マーク&エンジェル・チャーノフ著
出版社 ディスカヴァー・トゥエンティワン

この時間の長さが自分に与える負担の大きさは身をもって感じました。

ドアを閉める。その章を終わらせる。ページをめくる。
大切なのは、あなたの人生において「終わったこと」を過去のままにしておく強さを身につけることです。

頭の中でドアを閉めることは、1つの区切り。

***

ちょっと頭に違うことが浮かんだので、話を飛ばします。

ここ1、2年思っている願いが
「どこにも根をはらずに生きていきたいなぁ」ということ。それが本来の自分の性質だろうなぁと思っています。

どうも昔から、「これがこれからも続いていくのか」と思い始めると息苦しくなる自分がいるのです。

コーチングを受けた時に自分が大事にしているキーワードの中に
「変化」がありました。
自分は何年かに1度ガラガラポンと変化があることを望んでいるんだと思います。

他のキーワードには「創造性」や「遊び心」もありました。
自分にとってこれらも大切なものです。


***

先日のこと、夜、布団の中に入って目を閉じる時、明日になるのが楽しみだなぁという思いがわきました。それに自分でビックリして。
正直、特別なこともない明日が楽しみと思ったことなんていつぶりか覚えていません。

自分でドアを閉めて、新しいものが入ってくる場所ができたんじゃないだろうか。
そんな気がします。

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