DEATH 死とは何か(完全翻訳版)
DEATH 死とは何か(完全翻訳版)
著;シェリー・ケーガン
訳;柴田 裕之
本屋さんにいくと哲学書コーナーにこれでもかと言わんばかりに置いてあるこちらの本を年末にかけて読みました。はじめに言い訳ですがこちらの本、めちゃくちゃ難しくて恥ずかしながら理解度で言うと30%くらいです。(悔しい、、😭)なので今回は本の概要は省略させていただきます。
その代わりに本を読んで感じたこと、学んだことを書きたいと思います。
興味がある方は是非読んでみてください。
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本を読みながら頭の片隅にずっと実家のワンコがいました。去年の11月中旬に天国に行きました。ガンだったそうです。自分が小学校5年生くらいの頃からずっと可愛がっていたワンコでした。(日曜日に6時間くらい泣いたな、、)
めっちゃ寂しがり屋で強がりな元気な男の子でした。いつも自分や母が帰ると真っ先に飛び込んでくるところがすごく可愛かったあの姿がもう見れないのはとても悲しいです。
思い返すといつも側にいました。(寂しがり屋だからかな、、笑)中高の部活終わりにリビングで寝ていると、もう髪の毛がベトベトになるくらい舐めまわされたし、大学の飲み会が終わってベロベロで自分の部屋で寝ていると袖を引っ張って散歩を促されました。就活でESに苦しんでいる時、スルスルって膝の上に乗ってきたし、今の会社に内定をもらった時はまためちゃくちゃ顔舐めてくれたました。しんどい時も、嬉しい時もずっとそばにいてくれたな。
本を読んで学んだこと、それは『(死者が)生きている時に、何を自分に残してくれたか』ということを明確化して忘れないでいることの大切さです。
家族や両親の死は人生でも最もしんどいライフイベントの一つだと思います。
しかし確実に訪れます。みんなにも、自分にも。その時にずっとその死を引きずったまま生活するのか、故人の死から何かを学び前向きに生きるのか、どちらの人生を選択するのか、どう生きたいのか、天国から見られた時にどちらの生き方が誇れるか、そんなことを考えさせてくれます。
自分はワンコから『しんどい時に側にいてくれる事はとても心強い』ということを学びました。だから将来結婚して奥さんや子供が人生の転機で苦しんでいる時はなるべく側にいてあげよう、なんて声を掛ければいいか分からなくてもちゃんと見ていてあげることで安心感を与えられる、と考えています。(おれと結婚する人、めちゃくちゃラッキーやないか)
皆さんも両親や家族であるペットが仮に死んだとしたら何を残してくれたんだろう、何を伝えたかったんだろう、自分は何を学んだんだろう、と考えてみてはどうでしょうか?
終
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うーちゃんへ(ワンコです)
亡くなった日に会いに行ってあげれなくてごめんな。
最後に会ったのは去年の夏やったね。少し足どりが重そうやったし、餌も少し残してたから心配してたんやで。今回は悪い方に出たね。
おれはな、お前のことが大好きやったんや。今までに色んな人と付き合ってきたけど、どの彼女よりもうーちゃんとの写真がダントツで多いんやで。
いっぱい散歩したし、川でも遊んだね、尻尾もようけ踏んでしまったし、お前のうんこもよう踏んだわ。カバンや教科書にも小便かけられた、一緒によく昼寝したし、風呂にも入れた。
そっちは寒くない?寒いの苦手やったやろ。あったかい格好しーや。大好物のきゅうりはそっちにあるんけ?牛乳は飲み過ぎたらあかんで、あんたお腹弱いんやから、爪ちゃんと定期的に切ってもらいや、たまにはブラッシングしてもらいや、春になると抜け毛がすごいからさ、まあ向こうでも元気でね。楽しかったよ。家に来てくれてありがとう。じゃあね。
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