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就活のWeb面接中に回線が悪くなってパソコンの電源が落ちたって話

僕は今、絶賛就活中である。毎日のように不安と闘っている最中である。そんな中、1番起きてほしくなかった出来事が起きてしまった時の話をしよう。

1週間ほど前、ある企業の一次面接を受けていた。その面接は約1時間、Web上で行われ、企業の人事の方と一対一でお話をする個人面接であった。

僕は面接官から聞かれたことを詰まりながらも一つ一つ丁寧に答えていた。しかし、20分ほど経ったその時、予期していなかったことが起きた。


突然回線が悪くなってしまい、パソコンの電源が落ちてしまったのだ。その瞬間、僕は死ぬほど焦った。大事な面接が回線のせいで台無しになったのである。動揺しないわけがなかった。


僕は落ちたに違いないと思いながら、どうすれば良いのかをあたふたとずっと考えていた。そんなこんなで1分ほど経ったその時、携帯電話が鳴った。


電話に出るとなんと企業の人事の方だったのだ。僕はすぐにその方に回線が悪くなってパソコンの電源が切れてしまったことと謝罪を述べた。


すると人事の方は「全然大丈夫ですよ!回線が悪いようでしたら続きは電話で行いましょうか!」と臨機応変な対応をしてくれた。

僕は驚いた。もうなんの連絡も来ず、面接は不合格だと思っていた。しかし、引き続き面接を続けてくれた。対応力の凄さや人の温かさに触れた瞬間だった。


心の底から素晴らしい人間性であると思った。それと同時にこの人が働いているこの企業に入社したい、そう思った。


しかし、今日、その企業から採用を見送らせていただきますというお祈りメールが届いていた。しっかり一次面接で落とされた。僕はその企業には必要なかったらしい。


でも、内定を貰うよりも大事なことに気づかせてもらったような気がした。だから、結果的には不合格でもその企業、人事の方には感謝している。本当にありがとうございました。

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