バスの座席決めが怖い
皆さんは学生時代、楽しく二人組とか作れましたか?僕はいつも2人組を作れとかバスの座席決めとかそういう類のものが怖かった。しかし、学生時代は友達が広く浅く多くいたおかげで怖くは感じていたが、すぐにペアを作ることが出来ていた。
そして、高校生を卒業し、もうその恐怖に駆られることはないと思っていた。しかし、大学生になって友達とどこか旅行に行く時に電車の座席やバスの座席を決める事が多々ある。その時、あの時の恐怖が再燃する。
1年前、友達6人でスノーボードをしにバスでスキー場まで向かった。そのとき、僕ら6人が座るバスの座席の位置は指定されていたが、誰がどのように座るのかという組み合わせは決めていなかった。そのため、入っていく順番で僕ら一人一人が自由に指定された席についていくことになった。僕らの席は後ろの4席とその4席の右側の前2席であった。ちなみに後ろの4席の真ん中には通路があって実際には2席、2席に分かれていた。
まず、1番目は僕が入った。僕は後ろの4席の右側の窓側を取った。ここを取った理由として前にも横にも友達がいて楽しそうだと思ったからだ。次に2番目の子が入った。その子は後ろの4席の左側の窓側を取った。まぁ、順当だろう。そう思った。そして、3番目の子が入った。その子は後ろの4席の左側の通路側をとった。奥から入って順調だなとここまでは思った。そして、4人目の子が入った。その子は俺、窓側がいいんだよねと言いつつ、右側の前2席の窓側に座った。僕はエッと思ったが、車酔いしやすいから窓側が良いのかなと思ってしょうがないと思っていた。そして次に5人目の子が入った瞬間、僕は目を疑った。その子は右側前2席の通路側に座ったのだ。僕は声が出なかった。俺ってこんな避けられてるんだと実感した瞬間であった。6人目の子にも俺ここかーっていう顔をされてような気がした。それほどショックだったのだろう。
確かに僕はサシで話すことは苦手である。大人数の中で盛り上げることは好きだが、2人きりで話すと会話がすぐに止まってしまうことが多くある。そんなことを考えながら、このショックの寂しさを埋めようとしていた。でも、これほどはっきり友達にやられると辛かった。イジってくれればまだ、ガチっぽくならなかったのにそれすらもなかった。ただただ悲しかった。今でもその子達とは遊んでいるが、配車とか座席の話になると敏感になってしまう自分がいた。
こういうネガティヴなことは忘れずに覚えてしまうという癖をやめたい。だから僕は明るい人間にはなれないのだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?