今ある日常を当たり前と思うな
この世の事象には始まりがあれば終わりがある。今日、そのことをすごく痛感した。
先日のnoteにも僕のバイト先が閉店すると書いたが、そのバイト先でオープンから20数年ずっとそこで働き続けているパートのおばさんがいる。その方はオープンからずっとどんな時もそのバイト先を支え続けていた。注文方法がタッチパネルに変わった瞬間や味噌汁を手作りからインスタントに切り替えた瞬間などバイト先のターニングポイントや歴史に立ち続けた。
正直、僕らにとってバイト先が閉まると言われてもすぐに新しいところを探せばいいという考えに至る。しかし、そのおばさんは人生のほとんどをそこに捧げていた。その人生の拠り所が1月10日から無くなってしまうのだ。いつも明るく、優しく話しかけてくれるおばさんだが、閉店の事実を知らされてからは少し元気がなかった。僕には言葉をかけることができなかった。
どんなことにも始まりがあれば終わりがある。今ある日常を当たり前だと思わず、自分にとって大切な宝物のような時間であることを胸に刻んで忘れないようにしたい。
おばさんとの初対面の時に言われた「君はオーラがあるからスターになる」という言葉を僕は忘れません。またどこかで会った時には思い出話でもしましょう。