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minhai
【十六夜俳句】受賞のご報告とお礼
【十六夜俳句】
● 三賞の金賞
●白賞
●deko賞の3位
●七田賞の七賞
【受賞句】
白風や番号だけの墓標あり
審査員の皆さまには、過大なご評価をいただき有難うございます(^^)/
・・・・・
この句は新聞の報道写真に添えられていた、短いキャプションから想起したものです。
〜 〜 〜
『ウクライナの首都キーウ近郊ブチャの墓地に埋葬される、身元不明の遺体が入ったひつぎ。墓標には名前や生年月日がなく、番号だけ書かれている』
〜 〜 〜
後半のフレーズは、キャプションずばりそのままです。
問題なのが、上五(季語)をどうするかでした。
心象を表現するには「身に沁むや」などが良いのですが、それでは近すぎる…
墓地に吹く風って…、乾いた「白」だよね。
そこで、「白風」なる言葉が頭を駆けめぐりました。
しかも秋の季語として存在する!!
ということで、できたのが今回の句です。
審査員の皆さまにおかれましては、ご評価・ご解説をいただき誠にありがとうございました。
今後とも日々精進、励みます(^^)/