2024/04/11
2024/04/11夢
200g入のバターを2つに分けて、平たい箱の中で競争させる。
200gの塊が約1/8と約7/8に分かれる。
2つが箱の中をぐるぐる回り始める。
この競技は何周かすることに決まっている。
銀色の包み紙をくっつけたまま、2つは時計回りにぐるぐる回っている。
1/8は軽いから回るのも速い。
移動距離も短くごまかしてんじゃないのかな?って感じがする。
7/8は遅い。
箱の中を覗くと、上下左右にジャンプしながら箱の隅々まで動いて移動している。
箱の内側にぶつかるから、バターがどんどん変形していく。
あちこちに残骸をベトベトくっつけて、モソモソ移動するのがちょっと気色悪い。
1/8が先にゴールし、電光掲示板に点数がつく。
7/8も遅れてゴールする。
その時には、7/8はもうキューピー人形のような姿にすっかり変わっていて
白くてプリッとしてて可愛らしい。
私のほうを振り返ってにっこりする。目は一つ。
7/8は正攻法で頑張ったから勝つといいなーと私は思っているけど、
しかし、電光掲示板には1/8が3点、7/8は1点、と表示される。
測定器は正確だから異議申し立ては不可能だった。
7/8が失望する姿を想像して、居たたまれない気持ちで私は彼女の姿を見ることができなかった。
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