人手不足は奴隷不足⁉︎

 65歳で求職中。世の中は、いろんな業界・業種で「人手不足」と叫ばれている、その割にはまともな(?)求人が少ないことに疑問を感じた。

 (私の)結論は「人手不足」=奴隷不足!どんなに労働条件が悪くても、それに見合う賃金が得られれば人は集まる!

 仕事内容や職場に対する不満の声は、ほとんどが対価とのアンバランスによる。逆に言えば、賃金さえ高ければどんなに劣悪な職場でも我慢できるというのが求職者の本音ではないだろうか。

 雇う側の立場も分かる。コストを販売価格に転嫁し難い「日本型経営マインド」が浸透している中で、人件費を上げる余裕が無い中小企業や個人経営店がほとんどだろう。利益を上げている大企業だけは賃上げできるが、それを大々的に報道されても、非正規雇用者のように実際には恩恵を受けていない労働者が多いのに。(タイムラグで波及効果はあるかもしれないが)
 
 結局「人手不足」の直接の原因は単なる低賃金であるが、それを容認してきた日本社会の『販売価格に転嫁できないから人件費を抑えるしかないという“思い込み”』が根底にあると思う。高価格でも売れる物を造るとか、生産性を大幅に上げるなどなど、容易なことでは無いが、そこを目指して挑戦するという姿勢に欠けると感じるのは自分だけだろうか。
 
 
 

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