「祭り」の人的パワーに圧倒される

 地元の「夏祭り」に初めて出かけてみた。“ねぶた山車”も出るパレードがメインらしい。会場に近づくにつれて、先ずは人の多さに圧倒された。屋台が並ぶ通りに入ると人、人、人で溢れてなかなか進まないし、パレードの沿道も人でびっしり。
 でも、この人の集まりが「夏祭り」の圧倒的パワーの源泉なのだと感じた。その場に居るだけで力がみなぎると言うか、この活気(熱気)というものは人が集まる事で生み出され、それがさらに人を呼ぶような独特の雰囲気があって、皆それに酔っているようだ。
 ふと「少子化問題」が気になった。少子化は経済活動にマイナスとなるのは理解出来るが、単に“伝統文化の担い手がいなくなる”のではなく、“活気そのものが無くなって衰退していく”というもっと根本的な危機を見過ごしているような気がした。

いいなと思ったら応援しよう!