皿洗いしたくないので具無しラーメンを作ります。
ちょっと仕事が落ち着くと趣味を広げたくなり、忙しくなるたびにそのいくつかを捨てるのが自分の性分。
今はちょうど落ち着いた時期に来ており、結論から言うと料理とは言えないレベルの料理をしています。
背伸びせずにできる範囲を見つめる
毎日掃除できる時間・気力がないことで、こじれた潔癖を発症して久しく。
その一面として、洗面所自体が綺麗でなくないか? そこで跳ねる水しぶきは綺麗でなくないか? といった所から皿洗いが苦手になり、手料理もしないまま十数年目を迎えます。銀魂のタマ菌の回を知る前から、同じ理論で蛇口も苦手。
大学時代は時間もシンクも余裕があったので、やろうと思えばやれる範囲だったのですが、仕事や潔癖で、もはやコンビニ飯でいいじゃんという気構えに・・・
こうなると、その気になった場合に料理できる条件が出てきて
・包丁等を使わず、使い捨ての皿で調理できること
(ケトルは使った後に十分乾かし、使う前に煮沸消毒できているので、例外的に使って良いものとする)
・使い捨ての皿の都合上、ガスを使わないこと
(実質電子レンジ縛り)
という、おうちでコンビニバイトな状態になります。
最近だと電子レンジでできる調理というのは増えていると思いますが、上記理由で例えば「魚を焼ける皿」「ラーメンを茹でるタッパー」のようなものは使わない方向。
ラーメンは茹でられないのか・・・と思ってましたが、最近ダメもとで検索したところ、お湯からであれば普通の深皿でも麺は茹でられる情報を入手。
※記事はインスタントですが、やりようによって生麺も大丈夫らしい
となると、耐熱・耐油・耐レンジの使い捨て皿があれば茹でられるじゃねぇか!
となって俄然やる気に。
対応する皿をパッケージプラザで探してきました。
上記が実店舗にあったので購入。
蓋は無くていいか念押しされました。黒いシャツ着てたのにラーメン業者じゃなくてゴメン
皿の強度的に、1人前ずつ茹でたほうが火傷トラブルが起きにくい
というポイントはありましたが、普通においしく茹でられました。
ちなみに連食を考えて、最近は茹でこぼしたり、ノンフライのマルタイラーメンを選んでます。まず連食するな
スープを自分で調合してみたい
1種類のものだけを食べていると、いわゆる味変が課題になってくるんですよね。
毎日同じ服を着るとかは大丈夫なのですが、食うものだけは肉体的にも精神的にもいいことがなく。
レシピサイトを見ると色々スープに混ぜてるんですけど、ラーメン作るためだけに生姜のチューブとか買わないしなぁ・・・
と思いつつ、とりあえずミツカンのとんこつスープを買ってみる。
初回使ってみて、希釈用のお湯を多くしすぎて薄味になってしまう。
2回目、とろみは良さそうだが、味がさほどこってりしていない?
ここまでやって、つけ麺でよくある魚介とんこつが好きなことを自覚するに至りました。
3回目、適当な魚粉(けずり粉)を買ってきて味変し、魚介とんこつ好きを再確信。
さらに魚粉だけだと味にムラができるので、お湯ではなくいりこ出汁で割ればいいと気づきました。
ようやくラーメンらしくなってきた。具はないけど
色々動画を見漁り、いくつも材料を混ぜなくて良さそうな組み合わせを選定して試しました。
・とんこつ×いりこ出汁
・醤油×いりこ出汁
・というか元々家にある中華スープは使えないか?
・あと、鶏ガラはラーメンのベースとして著名らしく、醬油や塩を少量混ぜることで醤油ラーメン・塩ラーメンが作れるらしい。こういうの知らなくても食えて生きられるのが怖い。
料理の楽しさというか、こうして調合を考えることが楽しいというのは、わからないでもなくなってきました。
最終的に自分で食わないといけないので、試行錯誤の結果嫌な一日を過ごしたりとか、すぐ答えが出なかったりとかはありますが、この一週間、今までと違う楽しさがありました。具はないけど
具無しラーメン私的Tips
基本の作り方
ケトルを煮沸消毒
ケトルでお湯を沸かす
(出汁パック or 鶏ガラを使う場合)
お湯を皿に出し、出汁パック or 鶏ガラを入れる別の皿にお湯と麺を入れ、電子レンジで茹でる
4が茹で上がるころにお湯 or 3に
醤油 or 塩 or とんこつベース or 中華スープの素を加えて混ぜる4から麺を引き上げて5に投入
分量目安
かなり目分量です。
とりあえず、醤油は入れなさすぎも入れすぎもしんどくて結構難しい。(鶏ガラ使う場合はわりと少量で済む)
とんこつベースはトロトロのスープを考えているならお湯を少なめにした方がいい。
中華スープもとろみが欲しいので、お湯は規定量より少なめ。
最終的には食べながら調整で良いと思います。
ちなみにお店の魚介とんこつがドロドロのキャラメル色なのは、時間をかけて煮込んで濃縮していたり、だしを取った魚のガラ自体をミキサーして混ぜていたり、であるからのようです。
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