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暮らしを編む

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地域のイベント情報や人の紹介、暮らしにまつわるコラムなどを発信してゆきます。
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記事一覧

INTERVIEW.15 織井寛之さん

 駒ヶ根駅から駒ヶ根文化会館へと続くゆるやかな坂道をのぼり、突き当りを右に曲がって文化会館の駐車場を過ぎた先に織井不動産の事務所が現れる。今回、取材をさせて頂くにあたり、今の駒ヶ根のまちなかに思いをもって活動されている人として、織井寛之さんの名前がすぐ思い浮かんだ。  まちなかでは現在、織井不動産が手がける駒ヶ根「本町」プロジェクトの解体工事がはじまったようで日に日に地域の人たちの関心を集めている。 「不動産業を継いで約20年やってきて不動産としての経験もある程度積んでき

INTERVIEW.14 須田直子さん

 2023 年より駒ヶ根市の地域おこし協力隊として活動する須田直子さんにお話を伺いました。 ーご出身はどちらですか  香川県の高松市出身です。高校まで香川にいて、大学は地元から離れ、就職で香川に戻って約4年働き、そこからは県外です。 ー子どもの頃はどんなお子さんでしたか  どちらかというとインドア派でしたね。読書が好きでした。あと小学5年生から英語塾に通い始めたら英語にハマってしまって。中学で洋楽を聴くようになり、歌詞を訳し始めて没頭しました。マドンナの歌詞を自分で訳した

2024/3/2 駒ヶ根市単独セミナー「いま、地方で働くということ」開催ルポ

 2024年3月2日(土)東京有楽町のふるさと回帰支援センターにて駒ヶ根市の移住セミナーが開催されました。  今回のセミナーのタイトルは「いま、地方で働くということ」。移住をするにあたって必要となる仕事(求人情報)を中心に説明会&座談会を行いました。  当日は駒ヶ根市という自然環境を活かしたものづくりをされている養命酒製造株式会社から人事担当の多田さん、南信州ビール株式会社から常務の竹平さんをお招きし、現在取り組まれている事業や求人情報の説明を行っていただきました。  また駒

竹村 悠斗さん INTERVIEW.13

 まだどこかあどけなさやフレッシュさの残る今どき男子。それが竹村くんと最初に出逢ったときの印象だった。そんな彼は今や駒ヶ根の観光を牽引する若き経営者である。興味を持った私は「話を聞かせてほしい」とお願いの電話をしたところ「いいですね!ぜひです!」と即答してくれた。このフットワークの軽さが実に竹村くんらしい。    今回ご紹介するのは、中央アルプスリゾート株式会社の統括支配人である竹村悠斗さん、32歳。  天竜川の東側、駒ヶ根市中沢出身の竹村さんは、スキーをやっていたご両親の影

河上 和宏さん INTERVIEW.12

 取材に伺ったその日も、庭先に車を停めると、いつもと同じように穏やかな笑顔で自宅から出てきて私を迎えてくれた。  天竜川の東側、東伊那という果樹栽培の盛んな里山エリアで暮らす河上さん。そんな河上さんとは私が移住してしばらく経った頃に「ヤギを飼ってる面白いオジサンがいるよ」という知人の紹介で出会った。まだ3年ほどのお付き合いだが、何だか昔から知り合いのような、ふとした瞬間に父親にも少し面影を重ねてしまうような方だ。    河上さんは福井県生まれ、小学校から高校までは金沢で過ごし