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こまえのデザイン. R4プロジェクト№2『多摩川エリア・未来デザインノート』▶完成しました!

こんにちは、こまえのデザイン.です。今回は、庁内の若手職員のワーキングチーム「狛江市未来戦略会議」がまとめた『多摩川エリア・未来デザインノート』についてご紹介します!
前回のレポートはこちら

『多摩川エリア・未来デザインノート』の概要


『多摩川エリア 未来デザインノート』は、狛江市の貴重な地域資源である多摩川とその周辺地域の魅力向上に向けた将来ビジョンについて、各部局の係長・主任級の職員10名により構成する『狛江市未来戦略会議』が議論を進めてきたものです。

令和4年3月にまとめた全体コンセプト(中間骨子)をベースに、多摩川とその周辺エリアの具体的な空間改善案と、実現に向けて大事にしたい考え方を示しています。

デザインノートの構成を考える

昨年10月より議論を進める中で、多摩川周辺エリアの課題やアイディアは出ていましたが、令和4年度は、改めてメンバー全員で課題認識を一致させるため、フィールドワークを行うことから始めました。

未来戦略会議2021-2022アドバイザーの国士舘大学二井昭佳教授より解説いただきながら、和泉多摩川駅前から西河原公園まで、2時間かけて歩きました。

実際に歩いてみると、
・和泉多摩川駅から河川敷までの導線がわかりづらい。
・草木が茂っていたり、柵が多く、空間が分断されている。
・和泉多摩川駅から西河原公園まで距離があるのに、休める場所がない。
など、改めて感じることが多くありました。

フィールドワークの後に、各々が感じた課題やこうなったらいいというアイディアを出し合い、地図に落とし込んでいく中で、重点的に検討したい場所とエリア全体の一体感の重要性が見えてきました。

そこで、①和泉多摩川駅周辺②西河原公園周辺の2つのゾーンと、③多摩川エリア全体のネットワーク(つながり・一体感)について、議論の方向性を定めていくことにしました。

キャッチコピーと模型写真でわかりやすく

フィールドワークの後、5月から8月にかけて、2つの重点ゾーンとネットワークについて議論を重ねました。二井教授の研究室の皆様にもご協力いただきながら、こうなったらいいという提案ポイントを模型や写真で表現し、デザインノートにまとめていきました。
また、デザインノートでの提案が広く浸透していくようにキャッチコピーも考え、最後の最後まで議論は続きました。

9月。いよいよ大詰め、デザインノートへまとめていく段階では、会議のリーダー、サブリーダーを中心に、二井教授と何度も何度も修正を重ねました。
10月に議長である市長へ報告を終え、完成したデザインノートはこちら!

①和泉多摩川駅周辺ゾーン
「こころ躍る、にぎわいのかわまち空間」
→駅から多摩川まで楽しく安全に歩くことのできるみち、駅前の広場や高架下などに気軽にたたずめる空間、河川敷での水上アクティビティなど、狛江の特徴を活かした、かわまち空間を提案しています。

②西河原公園周辺ゾーン
「こころ晴れる、遊びとくつろぎの共存空間」
→まちなかから多摩川を感じられ、自然にふれあえる空間、公園や堤防を活かし、五本松などの自然を眺めてくつろいだり、小さな子どもも安心して遊べる空間を提案しています。

③ゾーンをつなぐ歩行空間ネットワーク
「自然と歴史をあじわう回遊のみち」
→道路標示やサイン、遊歩道の拡幅など、既存の歴史スポットや自然景観を楽しく安全に歩いてまわれるネットワークの提案をしています。

デザインノートの実現に向けて

狛江市の魅力は、公園・川・公民館などの地域資源が隣り合っていることであり、つながることでそれぞれの魅力がよりアップするという考えを大事にし、検討を進めてきました。地域資源を市民の資源として享受できるしくみづくりについて、これからも重点的に議論していく必要があると考えています。

デザインノートで提案している内容を実行する段階にあっては、関係機関との協議、市民参加等、それぞれの内容に応じた手続きを経て、順次取り組んでいきたいと思います。

市民の皆さま、訪れる方々が、「居心地いいね、居心地よくなったね」と感じていただけるよう、今回検討した職員10名が、今後それぞれの担当でデザインノートの提案を実現していくことを、事務局としても願っています。

最後に、「未来戦略会議2021-2022アドバイザー」としてご指導・ご助言いただきました、国士舘大学二井昭佳教授、模型製作等にご協力いただきました研究室の皆様、本当にありがとうございました!

今回もお読みいただきありがとうございます。(F)

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