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R5こまえのデザイン. プロジェクト№03 グリーンスローモビリティ実証運行プロジェクト

こんにちは❗ こまえのデザイン. (狛江市未来戦略室)の銀林です。

今年度、こまえのデザイン. が手掛ける5つのプロジェクトを順にご紹介するこの企画。
第3回は、"グリーンスローモビリティ実証運行プロジェクト" です。

まず、グリーンスローモビリティ(グリスロ)とは。

そもそもグリーンスローモビリティ(グリスロ)とは、
①時速20km未満 で公道を走ることができる
②電動車を活用した
③小さな移動サービス
のことです。(※グリーンスローモビリティの導入と活用のための手引き 国土交通省 2021年5月)

このグリスロは、"脱炭素"の交通手段であることに加えて、

  • 交通不便地域や公共交通を補完するラストワンマイルの移動ツール

  • ゆっくりとしたスピードで走行することで生まれる地域住民の間のコミュニケーション装置

  • 観光地では観光スポットを周遊するためのアクティビティ要素を持つ乗り物

といったように、地域における課題の解決や地域づくりのためのツールとしても、全国各地で活用されはじめています。

松戸市河原塚地域での試乗会(出典:松戸市HP)
狛江市東野川での実証運行(野川まちづくり協議会)

今年度の取組み

こまえのデザイン. が令和5年度に行うこのプロジェクトでは、次の①~③の事業を実施します。

①グリスロ実証運行

今回、狛江市で実施するこのプロジェクトでは、
・地域内の交通の利便性向上
・多摩川周辺エリアの地域観光
の2つの側面から、小型モビリティの導入可能性を検証することを目的として、秋頃に概ね1週間程度のグリーンスローモビリティの実証運行を行います。
(※実証運行を行う地域や運行ルートは、警察や国土交通省京浜河川事務所をはじめとした関係機関との協議・調整のうえ決定します。)

②キッチンカー試験出店

昨年度、未来戦略会議(未来戦略室)で取りまとめた "多摩川エリア・未来デザインノート(狛江市未来戦略会議2021-2022) " の提案を受けた取組みとして、多摩川エリアの飲食ニーズを把握するためのキッチンカーの試験出店を行います。
(※キッチンカーの試験出店は、西河原公園内、もしくはその周辺で実施する予定ですが、消防署や保健所等の関係機関との調整のうえ決定します。)

③デジタルスタンプラリー

グリスロ実証運行とキッチンカーの試験出店にあわせて、西河原公園周辺の歴史・文化遺産等の観光資源を回遊を促す デジタルスタンプラリー(散策マップ)を実施します。
※このデジタルスタンプラリーは、ココシルこまえを利用して行う予定です。

庁内プロジェクトチームの組成

このプロジェクトは、市の交通政策を所管する道路交通課を軸に、公園を所管する環境政策課、観光を所管する地域活性課、地域まちづくりを所管するまちづくり推進課、全体の調整を行う未来戦略室の5課による組織横断型の『庁内プロジェクトチーム』を組成して取り組みます。

担当者がそっと教える、ここがプロジェクトのポイントです!

グリスロに乗って西河原公園に来た親子連れが、キッチンカーでお昼を買って、そのまま西河原公園や多摩川五本松でピクニックしたり、デジタルスタンプラリーで古民家園や伊豆美神社を巡ってその周辺を散策したり。
この実証運行の期間は、狛江の魅力がぎゅっと詰まったこの多摩川周辺エリアを存分に楽しんでいただきたいと思っています。

それともう1つ。
今回のグリスロの実証運行の目的は、①地域内の交通の利便性向上 と②多摩川周辺エリアの地域観光 における小型モビリティの導入可能性の検証ですが、これをモビリティ視点で言い換えると、①は "日常の足"としてのモビリティで、②は "賑わいづくりのコンテンツ"としてのモビリティ。
そうなると、同じ"モビリティ"ではありますが、乗客となる層はそれぞれ異なるのではないかと考えています。

そのため、今回の実証運行では、まず、それぞれの目的とするターゲットイメージを明確にしたうえで、それぞれの目的やターゲットに応じたルート設定や運用を考えていく必要があると考えています。

また、これとあわせて、人口減少等による路線バスの乗客減少や運転手不足については、社会的にも課題として認識されていますので、今回の実証運行についても、できれば自動運転への移行といった将来の可能性も視野に入れながら行っていければと考えています。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。よろしければ、「スキ」や「コメント」をいただけると嬉しいです!

※このnoteは、狛江市未来戦略室の職員4人が交代で執筆しています。それぞれの文章のスタイルもあわせてお楽しみください。

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