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職員向けデザイン研修を実施しました(一般社団法人デザインシップ×こまえのデザイン.)

こまえのデザイン.では、地域住民とのコミュケーションデザインの観点から、媒体を問わず、市役所の情報発信の改善を進めています。

この取り組みを庁内全体で推進していくため、職員向けに「デザイン作成入門研修」を実施しました。

今回は、研修に至った経緯から、研修内容の設計、研修の様子までをご紹介します。

今回の研修のきっかけは、、、

今回の研修は、『一般社団法人デザインシップ』という団体が、港区職員にデザイン研修を実施した、というnote記事を見つけたことからはじまりました。

こまえのデザイン.としても、各部署の担当者とチラシやポスターの改善に取り組んでいるなかで、職員のデザインに関する研修の必要性を感じていました。
そこで、デザインシップ理事の細見さんにコンタクトを取って、狛江市での課題感を共有する中で、今回の研修が決定しました。

研修内容を考える。

狛江市職員の場合は、デザイン初学者の職員がほとんどであり、業務で「チラシ」を作成する機会が比較的多いことから、研修のゴールを、
・デザインの基礎と要となる『要件定義』を学ぶこと。
・そのうえで、実際にチラシを作るまでの流れを身につけること。

の2つに設定しました。

そして、さらに打ち合わせを重ね、前段の要件定義は座学で、後段のチラシを作るまでの流れはワークショップ形式で、それぞれ行うことにしました。

研修当日のようす。

当日は、デザインシップより田島佳穂さんを講師に招き、講義とワークショップの2部構成で実施しました。
田島さんは、普段はヤフー株式会社でCtoCサービスのUI・UXデザインを手掛けられ、全体のデザイン責任者としてもご活躍されています。

まず、第1部の講義。
「デザインとは?」から始まり、デザインを考える手順、デザインの事例(3つのフィットネスクラブの広告)、要件定義(「誰に、どのような価値を、いつ、どうやって届けるのか」)のやり方を学びました。

次に、第2部のワークショップ。
4~5人のグループに分かれ、事前に設定した2つの題材(チラシ)の問題点を見つけ、それを改善したチラシのラフ案を模造紙に書きこみました。

どちらの題材も、市の担当課が今実際に使っているチラシだったこともあり、そのイメージに引っ張られてしまったグループもありました。
一方、ターゲットと伝えたい内容をラフ案で表現できたグループは、模造紙に書く前の段階で、要件定義についてしっかり議論し、全員で共通認識を持てていたように感じました。


今回の研修の受講者満足度は、なんと100%!!

研修終了後、受講者アンケートを実施しました。
 ※満足度=「とても満足した」、「満足した」の合計

①今回の研修は、分かりやすかったですか? 
②今回の研修の満足度は、どのくらいですか?
③今回の研修で学んだことを、自分の業務に活かせそうですか?
④今後取り上げてほしいテーマはありますか?
⑤講師に聞いてみたいこと、今回の研修に関するコメントがありましたらお書きください。

満足度、理解度ともに高く、なかでも「自分の業務に活用できると思う」と回答が、受講者の84%を占めていたのは、こまえのデザイン.としても、研修の設計の意図を実現できて嬉しく思っています。

★コメントを抜粋して紹介します。

・今回の研修は、全職員が受講して良い内容だと感じている。

・デザインが感性よりもロジックで組み立てていくものであることが再確認でき、有意義でした。要件定義をしないと意図するメッセージが薄れてしまうので、美しさよりもメッセージをどう届けるかに心を砕くことが必要であると分かりました。

・デザインは、届けたい人に想いや情報等をどうやって伝えるか無数の可能性があることを改めて感じ、ワクワクしました

・デザインとは狙いを実現するために創意工夫をすることという話を聞いて,とっつきにくいというイメージだったデザインが身近にあって親しみやすいものというイメージに変わった

デザインシップの田島様、細見様、本当にありがとうございました!
これからも、地域住民とのコミュニケーション、職員同士のコミュニケーションの観点から、デザインの改善に取り組んでいきたいと思います。

今回もお読みいただき、ありがとうございます!(F)

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