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こまえのデザイン. 視察日記 (vol.7 富山市まちづくり推進課)

こんにちは、こまえのデザイン. (狛江市未来戦略室)の銀林です。
今回も、引き続き7/11-12の富山出張🚅(富山県庁・富山市役所)レポートの第3弾、テーマは富山駅周辺のまちづくりです。

(前回:vol.6 富山県民間活力導入・規制緩和推進本部)
(前々回:vol.5 富山県庁ウェルビーイング推進課)


県立富山環水公園

富山出張2日目。富山市役所にお邪魔する前に、朝イチで「世界一美しいスタバ」がある富山駅の北側にある県立富山環水公園を見学に。
(※富山環水公園は、富山都市MIRAI計画のシンボルゾーンとして、デザインコンペを経て整備された親水公園です)

確かに、テラス席からの眺めは「世界一美しいスタバ」に相応しく、他にも出勤前(と思われる)の方が何人かゆったりとした時間を過ごしていました。

コーヒーを片手に暫しまったりとした後は、富山駅を渡って富山市役所へ。
富山駅周辺のまちづくりやエリアマネジメントについて、富山市まちづくり推進課の佐伯課長代理、石丸主任、富山駅周辺地区整備課の野口副主幹にお話を伺いました。

富山駅周辺のまちづくり

富山駅は、平成27年の北陸新幹線の開業に伴って駅が高架化されたことを契機に、令和2年に駅の南北の行き来が地上でできるようになり、あわせて駅構内で南北の路面電車が接続されました。
また、駅周辺でも、駅周辺の市街地を一体化する富山駅周辺整備事業が行われており、富山駅をハブとした駅の南北をつなぐ、まちづくりのデザインブックとしての未来ビジョン「トヤマチ∞ミライ」を策定しました。

もともと、富山市では公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりとして、公共交通沿線における居住人口の目標を都市計画マスタープランで定め、沿線への居住誘導を促進してきており、今回、お話を伺った駅周辺のビジョン「トヤマチ∞ミライ」や、それを推進するエリアプラットフォーム「トヤマチミライ ユナイテッド」についても、コンパクトなまちづくりをより深化させていく取り組みと位置付けているそうです。

なんて熱い人がいるんだ!

今回お話を伺った富山市まちづくり推進課の佐伯さん。話を聞いていても、とにかくパワフルで、熱くて、こちらがぐいぐい話に引き込まれていくような感覚を覚える、とても魅力的な人でした。

今回の佐伯さんとの話のなかで、印象に残った言葉の数々をご紹介すると、

  • シームレス、線引きしない、分野や組織を超えた当事者意識

  • 企業にも富山駅という玄関口に位置している一員として、自分ごと、役割に気付いてもらう

  • プラットフォームでモデル、ショーケースをつくっていく

  • アップデートし続けることが大事、間違ってても変えていけばいい、まちは成長し続ける、ミライビジョンも変わっていって当然

  • 行政は引けないし、民間の人がやってくれるかはわからない。なので、行政が一番大変。監督者として伴走する必要がある

  • 役所はフレームワーク、役所だけで決めない。民間のパートナーと一緒に「属人的」にやっていったほうがいい

特に、最後の「属人的」という部分は、安定したパフォーマンスを発揮するために“組織として”の仕事を求められる市職員、という立場からすると、通常はなかなか馴染みにくい考え方ですが、これまで狛江駅周辺ほこみちなどで地域の方とのコミュニケーションを重ねていると、結局は“個人”を見られているなぁ、というのは私たちも常に肌で感じています。

このほかにも、佐伯さんからはアメリカ・オークランドのまちづくりや富山グラウジーズ(Bリーグ)のお話まで、色々なことを伺い、私たちにとって大きな刺激になりました。本当にありがとうございました!

また、今回快く視察を受け入れていただいた、富山市まちづくり推進課と富山駅周辺地区整備課の皆さま。お忙しいところありがとうございました。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。よろしければ、「スキ」や「コメント」をいただけると嬉しいです!
※このnoteは、狛江市未来戦略室の職員4人が交代で執筆しています。それぞれの文章のスタイルもあわせてお楽しみください。

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