
ドラマオタク、BEYOOOOONDSと邂逅。
こちらは「ハロオタブログAdvent Calendar 2024」17日目の記事です。素敵な企画に参加できて嬉しいです!ありがとうございます!
私は元々ドラマオタクだ。本垢では主にプライム帯連ドラのリアタイ実況などをしており、アイドルに関しては「ドラマに出てる子なら分かる」程度の知識しかなかった。
基本的には連ドラしか追っていなかったのだが、2023年の春に転機が訪れた。高杉真宙くんが出ているからという理由で『仮面ライダー鎧武』を観て、どハマりしたのだ。その後は日曜朝の特撮番組を積極的に後追い視聴するようになっていった。
そして2023年12月、『快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』で早見初美花(演:工藤遥さん)と出会った。抜群にかわいいビジュアル、魅力的なハスキーボイス、「かわいい」全振りの仕草と表情、抜群の身体能力…工藤遥さんのことは他作品でも何度かお見かけしていたが、モーニング娘。卒業直後にこんなにも魅力的な役をやっていたことは初めて知った。そして「くどぅーが男役をやっている」という布教に釣られ、大はしゃぎで『LILIUM〜少女純潔歌劇〜』を観た。
そこからしばらくLILIUMのことしか考えられない日々が続いた。工藤遥さんはもちろん、出演者みんなすごかった。可憐な鞘師里保さんがあんなにも壮絶な芝居をするなんて思ってなかった。やたらミュージカルが上手い子(後にミュージカル界の大スター・田村芽実さんであることを知る)も気になる。あとプリンセス・マーガレットってなんだったんだ(佐藤優樹さんだった)。アイドルをやっている彼女達も見たいと思い、U-NEXTで配信されていた工藤遥さんの卒コン映像を観た。
ハロプロは「ライブに行くとハマる」ことで有名だが、映像でもすごかった。モーニング娘。'17は私の中の「アイドル」のイメージをぶち壊した。歌が上手すぎる、ダンスが上手すぎる、曲が良すぎる、フォーメーションが複雑すぎる、メンバーの気迫がエグい。そして卒業直前の工藤遥さんは女優をやっている時とはまた違った煌めきを纏っていて、同じ人間とは思えないくらい美しかった。画面に映る瞬間すべてが可愛かった。アイドルって、ハロプロって本当にすごいなって思った。
その後、モーニング娘。とアンジュルムのライブ映像を観まくってメンバーの名前を覚え、モーニング娘。'24の春ツアーでハロプロ現場デビューを果たした。誘ってくれた旧知FFありがとう。
小田さくらさんは想像の500倍くらい歌が上手かったし、石田亜佑美さんは信じられないくらい動いてたし、牧野真莉愛さんはめっちゃ高く跳ぶし、山﨑愛生さんと岡村ほまれさんの「彼と一緒にお店がしたい!」はかわいすぎて幻覚かと思った。
そんなこんなでハロプロに慣れてきた2024年3月、BEYOOOOONDSと出会った。
きっかけはU-NEXTで配信されていた『眠れる森のビヨ』。「演劇女子部にはとんでもない舞台がもう一つあるんです」という布教マシュマロをいくつかもらっていた作品だった。
タイトル詐欺だよね。普通に。
BEYOOOOONDSは楽曲を少しだけ聴いたことがあって、「デビュー曲で寸劇やってる」「コメディ路線?」「前田拳太郎くんの妹ちゃんいるよね」みたいな雑なイメージだけを持っていた。それがまさかあんな激重な舞台をやっているとは。LILIUM同様めちゃくちゃ引きずったし、今でも傷が癒えてない。
そして、そこで運命の出会いがあった。平井美葉さんに転がり落ちたのだ。とにかく声とビジュアルがめちゃくちゃ好みで、演技も上手くて、歌声も素敵で、森ビヨを観終わった頃にはすっかりファンになっていた。でも彼女の沼はそんなもんじゃなかった。
森ビヨで平井美葉さんとBEYOOOOONDSに好感を持った私は、『どんと来い!BE HAPPY!at BUDOOOOOKAN!!!!!!!!!!!!』を観た。そして衝撃を受けた。平井美葉さんダンス上手すぎ。ここは無重力空間なんか?ってほど軽やかで伸びやかで優雅で、それなのにキレも迫力もあるダンス。めちゃくちゃかっこいい。ダンスだけじゃなく歌も上手い。歌声が好きすぎる。
そして彼女以外のメンバーもすごい。キラキラピアニスト、きゅるきゅるダンサー、ボイパギャル、ヅカオタ特攻お姉さん、歌唱力抜群あざと女子、歌唱力抜群コメディエンヌ、歌唱力抜群お嬢様、笑顔ひとつで建国できそうな子、寸劇クオリティ高すぎお姉さん、豆知識披露お姉さん、脚長インストラクターお姉さん…個性爆発集団だった。あとみんな表情豊かでめちゃくちゃかわいい。誰が映っても目が幸せ。
そして楽曲もとても良い。芸術と音楽と人生への賛美が盛り込まれたショパン先輩、テクニカルに熱い闘志をぶつける虎視タン・タターン、かわいく元気をくれるビタミンME、ムカムカをトンチキに昇華するハムカツ黙示録、孤独に優しく寄り添ってくれるオンリーロンリー、未来への可能性を提示する伸びしろ…ただ「変」なだけじゃない、聴く人・観る人を元気づける数々の楽曲にすっかり魅了された。
あと「私たちには手がある」って言い出したり、きのこたけのこ戦争が始まったり、眼鏡の男の子が修羅場になったり、ハムカツが降りてきたり、カスタネット叩いたり、全曲振り返ったり…と理解が追いつかない展開も次々続々と起こった。訳わかんなくて楽しかった。
そしてMCでも新たな気づきがあった。平井美葉さ…いや…美葉ちゃん…とてもかわいくないか…???喋り方カタカナっぽくてかわいいし、涙もろいのかわいいし、メッセージ激アツでかわいいし、シンプルに顔が超可愛い。洗練されたダンスや男役・低音パートをやってる時のかっこいい声とのギャップがすごい。パフォーマンスもビジュアルもキャラクターも全てが好みすぎて意味が分からない。もっと早く出会いたかった。……いや、これからたくさん会いに行けば良いじゃん!?
そうしてBEYOOOOONDS SeasoningS平井美葉さんど新規オタクとしての日々が始まった。
ひなフェス中継を観たり、ビヨソニックを観たり、過去のライブ円盤を観たり、写真集のイベントに行ったり、ビヨフォニックに行ったり、春ツアーチケット一般発売戦争に参加したり、システムに悪戦苦闘しながら個別に申し込んだり…忙しかった。なおこの期間中、アンジュルムやOCHA NORMAのライブにも行っている。どちらも最高だった。特に佐々木莉佳子さんのパフォーマンスを生で見られたことは人生の財産だと思ってる。ただ本当に忙しかった。
更に山﨑夢羽さんの卒業が発表されたりもして、感情面でもめちゃくちゃ忙しかった。彼女の卒業と春ツアーに関しては色んな気持ちが巻き起こりすぎたので、個別でnoteを書いた。
2024年上半期のBEYOOOOONDSはまさに「激動」。ど新規の私にとってはそれが日常だったけど、12人のBEYOOOOONDSを長く応援していた先輩オタク達は本当に色んなことを考えたと思う。それでも先輩達はど新規にめちゃくちゃ優しかった。好きになったグループのオタクが優しい人達で本当に嬉しかったし助かった。ありがとうございます。
そして2024年下半期。BEYOOOOONDSは10人体制となり、メンバー増員のためのオーディション開催が告知され、美葉ちゃんは怪我で一時的にパフォーマンスを制限することになった。
これからどうなっていくのかと少し心配したものの、全くの杞憂だった。夏ハロコンの灰toダイヤモンドで「最高」の予感を察知し、美葉ちゃんのダンスが復活したマワループで心配が完璧に吹き飛んだ。
そして秋ツアーDISCOOOOOTHEQUEはこれまでに参加した全てのライブの中で一番楽しかった。ツアーで披露された新曲も全部かっこよくて、既に最高なBEYOOOOONDSの新しい魅力が見えるような曲ばかりで本当に嬉しかった。
ドゥディダン恐ろしいほど耳に残る。ダンスブレイク切り込み隊長美葉ちゃんありがとう。
音楽もドラマも映画も本も、これまではただコンテンツとして消費するだけということも多かった。でもBEYOOOOONDSに対しては「この子達がもっと輝けるような世界にしたい」「もっと多くの人に知ってもらいたい」「絶対に味方でいたい」という想いを持っている。
そして10人で同じ方向を向いて頑張るBEYOOOOONDSと、グループのためにどこまでもストイックに自分を磨く美葉ちゃんを見ていると、私も頑張らなきゃと思える。これまで縁がなかった「アイドル」にここまで入れ込むことになるとは全く思わなかった。BEYOOOOONDS…そしてハロプロとの出会いは運命の邂逅。邂逅はSo Goodだ!愛すべきべきHuman Life!
あと個人的には美葉ちゃんの影響でジムに通ったり、宝塚に手を出してみたり、ベルばらを読んだりもした。以前よりちょっとだけ世界が広がった気がする。推しが好きなことは知りたいし、推しがやってることなら頑張れる。美葉ちゃんのおかげで自分が良い方向に変わってる気がする。出会えて本当に良かった。これからも大好きです。
そして「全てのきっかけ」こと工藤遥さん、今年も沢山ドラマに出てくれてありがとうございました。全部かわいかったです。あと、2年連続のライブ開催、本当に嬉しいです。今年の春のライブ最高だった!来年2月のライブも絶対当てたい!