"私だけが観たい花ざかりの君たちへ2024"を考えたら、ほぼスーパーヒーロー大戦になった
2007年放送の伝説的イケメンお祭りドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメンパラダイス〜』
推しのために男のふりをしてイケメンだらけの男子校に潜入する女子高生と、彼女の学園生活を描いた作品。00年代の味が強すぎるため令和に放送するのがなかなか難しそうな作品ではあるが、定期的にキャスティング妄想をしたくなってしまう不思議な魅力を持っている。2019年にも一度キャスティングを妄想してブログに掲載したことがある。
あれから早5年、新たなイケメン俳優たちが大量に発掘され、芸能界も大きく移り変わっている。そこで今改めて、花ざかりの君たちへ2024妄想キャスティングを開催しようと思う。イケナイ太陽〜〜〜〜〜！！！！！！
今回のキャスティング基準は以下の２つ。
・5年前に妄想キャスティングした俳優は選ばない
・生徒役は2024年6月時点で25歳以下の俳優に限る
最初は2000年以降生まれで固めようかと思ったが、99LINEの俳優達を入れたくなったので少し引き上げた。
その結果、ニチアサ出身俳優が集まりすぎてしまった。スーパーヒーロー大戦になりすぎないよう多少の調節はしたが、それでも殆どが元ヒーロー。ニチアサは次世代スター俳優の泉であり、元祖たる2007年版も相当ヒーロー揃いなので、どうかご容赦願いたい。
芦屋瑞稀(2007→堀北真希/2011→前田敦子)
今作の主人公となる男装女子。自分を助けたことで怪我をした推し(佐野泉)に陸上を続けさせるため、男装して男子校に潜り込んだ猛者。
男性だらけのキャスト陣に馴染みつつ、男装でも「可愛さ」を発揮する必要があり、女性中心になるであろう視聴者から嫌われないことも求められる難役。なにより2007年版の堀北真希の壁が高すぎる。それでも私の中で令和の芦屋瑞稀は彼女しかいないと思う。
工藤遥
正直これを言いたくてこのnoteを書き始めた。
工藤遥といえばモーニング娘。時代、ハロプロ所属アイドル達を次々と虜にした男前。『LILIUM〜少女純潔歌劇〜』を始めとしたハロプロ舞台でも男役を数多く担当し、当時のモーニング娘。メンバーが工藤遥(男役)を取り囲む学園恋愛ドラマ風の謎企画(拝啓、ハル先輩！)まで作られた。
アイドル時代の男前キャラはともかく、キュートなビジュアル・カラッと明るい雰囲気・使い方によっては少年っぽくも聞こえるハスキーボイス・男装適性の高さを併せ持つ彼女は芦屋瑞稀にピッタリの逸材だと思う。
年齢的にはルパパト直後くらいがベストだったんだろうが、まだまだ諦めきれない。本人も「花ざかりの君たちへで主演になる妄想をしていた」って言ってたし。あと単純にプライム帯ドラマで主演をやる工藤遥が見たい。
佐野泉(2007→小栗旬/2011→中村蒼)
クールで口数が少なくて傷を抱えた可愛げのあるスプリンター…という萌えの権化みたいな役。クセ強イケメン揃いの今作の中でもストーリーの縦軸を担うことが多いキャラクターで、色んな意味で作品を引っ張っていくことが求められる。澄まし顔が絵になる涼しげなビジュアル、佐野の葛藤や可愛げを伝えることができる演技力、そして個人的に工藤遥との並びが見たい俳優…という条件で選抜した。
日向亘
今をときめく高橋文哉と迷ったが、せっかくの妄想なので大抜擢感のあるキャストにしてみた。陸上のシーンやそれに関連する葛藤描写はもちろん、芦屋との恋愛模様にも期待できる。『マルス』の陸上シーンと葛藤演技、『君となら恋してみても』の恋愛演技がとんでもなく良かった彼ならきっとやってくれるはず。芦屋役の工藤遥とは実年齢に多少の開きがあるが、見た目がかなり大人っぽいから大丈夫だと思う。
中津秀一(2007→生田斗真/2011→三浦翔平)
生田斗真のイメージがあまりにも強すぎて、5年前の妄想キャスティングではしっくりくる俳優が見つからなかった役。縦軸・シリアス担当が多い佐野に対して、コメディパートの核を担っているのが中津。2007年版放送当時は「中津劇場」がめちゃくちゃ話題になった。
希望条件は関西弁が喋れる、金髪が似合う、コメディ芝居がとんでもなく上手い、当て馬が似合う、王道少女漫画ビジュだと嬉しい…など。そう求めるものが多すぎるのだ。だからこそ前回はしっくりくるキャストが見つからなかったのだが、今回は無事発見した。
道枝駿佑(なにわ男子)
上記の条件に当てはまるもう1人の俳優・奥野壮と最後の最後まで迷ったが、工藤遥や日向亘と並んだ時のバランスを考えてみっちーに決めた。芦屋も佐野も中津もニチアサ俳優だったら、それこそスーパーヒーロー大戦になってしまうというのもある。
ドラマ主演経験とそれに見合う実力があって既存ファンも多いため、きっと今作にたくさんの視聴者を連れてきてくれると思う。
難波南(2007→水嶋ヒロ/2011→桐山漣)
芦屋・佐野・中津が所属する第二寮の寮長。とにかくかっこよく頼りになる理想の先輩だが、女好きでコメディシーンも多い役所。難波先輩をやる俳優はとにかく顔とスタイルが良く、カリスマ性があり、コメディ適性が高く、誰が見ても「かっこいい」と一発で分かる圧倒的なオーラが欲しい。かなり贅沢な条件かつ2007年版の水嶋ヒロの壁がとんでもなく高いが、こちらも適任は1人しか思い浮かばなかった。
簡秀吉
結局スーパーヒーロー大戦からは逃れられかった。でも難波先輩は元々ニチアサ枠だから許してほしい。素がとんでもなく天然なことで知られる簡秀吉だが、初主演作『仮面ライダーギーツ』で"スター・オブ・ザ・スター・オブ・ザ・スター"を演じたその圧倒的なオーラとひっくり返るほどのビジュアルの良さはまさに逸材。愛嬌抜群でコメディ演技も上手いため、安心して難波先輩を任せられる。
萱島大樹(2007→山本裕典/2011→柳下大)
ミステリアスな雰囲気を漂わせた中津のルームメイト。萱島はとんでもなく美味しい役で、私の周囲では佐野・中津に次ぐ人気を誇っていた。他人にあまり興味がないのかと思いきや、なかなか報われない中津を応援する良き友人ポジションというギャップが一番大きな魅力。
萱島に対しては簡単には掴めない謎めいた雰囲気を保ちつつ体温を感じる役でもあってほしいというややこしい要求があるため、キャスト探しが難航した。5年前に妄想キャスティングした北村匠海が私の中でしっくり来すぎていたというのもある。
鈴鹿央士
謎多き天才少年ピアニスト風間塵(蜜蜂と遠雷)から複雑かつ繊細な友人への想いに葛藤しまくる戸川湊斗(silent)まで、難役を次々と物にする実力派若手俳優。ミステリアスな一面と友人想いな一面を両立させてくれそうでめちゃくちゃ良い。妄想であることが惜しいくらい。本当に演ってほしい。
中央千里(2007→木村了/2011→西井幸人)
かわいいビジュアルとアクの強い性格を併せ持つ芦屋のクラスメイト。自分の可愛さに自信を持っており、自分からかわいいポジを奪いかねない芦屋に嫉妬しまくる癖強キャラ。難波先輩のことが大好き。とにかくかわいいビジュアルと多少嫌味なことを言っても酷い奴に見えないくらいの可愛げ…なんなら嫌味な方がかわいいだろ！くらいの雰囲気がある俳優に演ってもらいたい役所。
板垣李光人
このポジションに板垣李光人は贅沢すぎる？この手の板垣李光人は別の作品で既に観たことがある？分かってる！！！でも見たい！！！性格に難がありつつも圧倒的にかわいい板垣李光人なんて何人いてもいい！！あと難波先輩にした簡秀吉との並びもめちゃくちゃ見たい。
関目京悟(2007→岡田将生/2011→山田親太朗)
若干影が薄めでちょいちょい不憫な芦屋のクラスメイト…というサブっぽいキャラ付けの割には何故かめちゃくちゃ印象に残ってる男。他のキャラと比べるとアレンジの幅も広い役所だが、ちょっとぽやっとしてて不憫な感じが似合う人がいいな〜という思いがあった。
伊藤あさひ
そうなるともうあさひしか思い浮かばなかった。あさひが纏っている空気感があまりにも関目。それ以上の言語化はできない。語彙力の限界を感じる。芦屋との絡みもたまにある役だった気がするので、ルパパトの亡霊にも優しい。
神楽坂真言(2007→城田優/2011→佐藤祐基)
佐野のライバル的ポジションのスプリンターで、結構なプレッシャーをかけてくる嫌な奴…と言いつつも、2007年版では善人描写も多く可愛げのある人気キャラだった。要するにイケパラの2号ライダー。候補者が多すぎたけど、最終的にここに収まった。
眞栄田郷敦
めちゃくちゃ豪華なキャストにしちゃった。2024年に郷敦がサブ役で学園ドラマに出てくれたら間違いなくテンション爆上がる。強そうだし。2007年版に近い可愛げのある神楽坂でも嬉しいし、思いっきり嫌な奴に振り切ってくれても嬉しいし、佐野の才能にあてられて曇ってくれても嬉しい。どう転んでもおいしい。だって郷敦は何をやってもかっこいいから。
前田拳太郎と最後まで迷ったけど、流石に日向くん(仮面ライダーリバイスで兄弟役)と近いところに配置しすぎだなと思ってやめた。
天王寺恵(2007→石垣佑磨/2011→満島真之介)
男臭さと暑苦しさが魅力の第一寮の寮長。
とにかく明るく元気でガッチリしてて声がでかい人がいい！というのが基準。でも単なる3枚目というよりは、男らしいかっこよさも欲しいな〜という思いがあった。
武藤潤(原因は自分にある)
筋肉選抜(？)で石川雷蔵や齋藤璃佑とも迷ったが、流石にニチアサ寮長ズすぎたので断念。『沼オトコと沼落ちオンナのmidnight call』で見せてくれた明るい太陽のような姿がとても印象的で、熱血漢な役も似合いそうだな〜と思った。そして何よりも抜群の愛嬌。多少暑苦しいことをしても女性視聴者から全く嫌がられなさそう。2007年版・2011年版よりはちょっと爽やかな第一寮になりそうだが、それはそれで見てみたい。
オスカー・M・姫島(2007→姜暢雄/2011→徳山秀典)
イケパラが誇る名物キャラな第三寮寮長。2007年版のコメディ全振り顔芸上等な印象が強すぎてそっちに引っ張られそうになるが、令和のプライム帯学園ドラマであそこまで振り切るのは正直難しいと思う。そこで「芸術家っぽさ」に重点を置いたキャスティングを考えた。
池田匡志
声と顔が良くて唯一無二のオーラがあってちょっと浮世離れした雰囲気の人がいいな〜と思った時、最初に浮かんだのが彼の顔だった。2007年版はまさに怪演といった感じだったが、今やるならそこまで弾けなくても良いと思う。ただ第三寮らしく独自の世界観は持っていてもらいたい。急に歌ったりしても良いよ！！
梅田北斗(2007→上川隆也/2011→斎藤工)
メインキャラの中ではレアな成人男性枠。謎の色気を発する保健室の先生だが、コメディシーンもかなり多い。2007年版の脚本が武藤将吾ということにちなんで、仮面ライダービルドの出演キャストから選出したいな〜という思いがあった。実質4択。
武田航平
犬飼貴丈とどっちにするかめちゃくちゃ迷ったが、直感で武田航平にした。武田航平が保健室にいたらテンションが上がるので。
私だけが観たい花ざかりの君たちへ2024、蓋を開けてみると11人中7人が仮面ライダーまたはスーパー戦隊の出演経験者という恐ろしい結果となった。思っていた以上の偏り。でも2007年版・2011年版もめちゃくちゃ偏ってるからイケパラに限ってはもうこれで良いのかもしれない。
原作改変やコンプライアンスに厳しいこの時代、フジテレビにはぜひ花ざかりの君たちへ2024とかいう爆弾を落としてもらいたい。例え燃えても私は愛すよ。
あと石田亜佑美が卒業する前に「工藤遥の主演ドラマの主題歌をモーニング娘。が歌う世界」を完成させたいので、どうにかして最KIYOUとなんだかセンチメンタルな時の歌の間にイケパラ主題歌(ED)を捩じ込んでください。OPはORANGE RANGEでお願いします。