![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/154847870/rectangle_large_type_2_a8d272031338e0f863fb4e508da30a9e.png?width=1200)
横浜市立図書館の貸出システムのトラップ顛末その後
先日遭遇した図書館での二重発券にともなう後処理をしに図書館を訪れることにした。細君が借りていた書籍も一通りを目を通したらしいことと、新たな本が用意できたという案内が来ていたからだ。一冊だけ返却すると問題の説明が出来ないので私の借り出していた書籍も返却することにした。古い資料なので当時の視点や問題提起などの項目には目を通していたので納得もしていたので返却に問題はなかった。自宅からは横浜の丘陵地区の尾根を抜けていくと凡そ3500歩になる散歩コースでもある。まだ真夏日が更新される状況なので、日が少し傾く四時過ぎに出かけた。
この日の用事としてはもう一つ掛かりつけの医院に伺い、先日細君が健康診断で指摘された心電図異常があり大学病院への紹介状を出してもらったことの宛先確認をするというものがあった。大学病院への紹介状をもらって添付された資料に基づいて書かれていた電話番号とLINEのQRコードが書かれていて少しDXは苦手意識のある細君は電話番号で受付トライをしていたらしいのだ。一向に電話が通じないのだという。昼過ぎだったが受付時間ということでもあり私も電話を掛けたが話中にならず呼び出しのまま10分程度つながらないまま切れた。細君のスマホを借りてLINEを使ってまずQRコードを読んで市立大学病院と友達申請を行うと外野で「なんで友達になる必要があるのか」という疑問の声があがっていたが、システムと繋げるための方便だと伝え納得してもらった。
友達になると大学病院の会話を選択するとそこには病院メニューが出てきていて予約手順などのメニューが出ていた。同じ市とはいえ大学病院と図書館のシステムで差があるのは仕方がないだろう。既に細君は病院受診カードも持っていたので、それを見つつ診療予約をいれていくと名前・よみ・誕生日・性別・病院受診カードなどを入れさせられてDX運用の入口と繋がったようだ。さて、もらっていた紹介状の入った封筒に書かれていた「循環器内科 外来受付」という宛先に基づいて診療予約先の部門を選ぼうとしたのだが、循環器内科はLINEメニューには出てこなかった。カテーテルをしてもらう必要があるとかないとか細君がいっていたので「心臓血管センター」を選んだ。診療について緊急性があるのかどうかという質問があり紹介状の確認が求められたが三日以内というような緊急性ではなかったのでその質問に答えた。診療予約可能日のカレンダーに遷移して来月半ば過ぎ、一か月後からの可能日が出てきて細君の都合を聞きながら予約を入れて。一旦完了した。
細君はDXのシステムに入れた予約内容が、受診先として紹介状の宛先と違うことに違和感を覚えていたようだった。図書館に行きつつルートにある掛かりつけの医院に立ち寄り確認してもらうことを提案して了承を得た。掛かりつけの先生が市立大学医学部からのOBであって市大での診療などに出ていることもあるということで診療先の部門名を間違えるはずがないと思い込んでいたらしい。
掛かりつけ医院を経由して図書館まで散歩していくことになり社会的ルールとしてのマスクをして医院までは向かった。未だに医院でマスク必須で忘れた場合にはその場で購入せざるを得ないというのだ。我が家のある稜線からくだり谷にある医院に立ち寄り細君を待つ間は外で待っていた。細君が話の助けを呼んでくるかもしれないことへの対処だったが、時間はかかったがアナログな細君と今時の看護師さんとのやり取りは完了したようだった。受診先についての正しい宛先はポストイットに「心臓血管センター」と書かれていた。紹介状の宛先に赤ペンが入ることを期待していたが、診療予約した先について間違いはないと話だった。細君も納得して出てきた。出自の病院の内部の名前が変わっていたりすることに先生自身がケアされていないことが原因の一端だった。
細君の問題は解決したので、次は図書館での返却で異なる貸出票が同一の本になっているものと、予約してご用意できているがまだ取りに来られていないことになっている本を返すことでそうした予約状態などを消込してもらうことが目的であり、その後に細君が新たに予約準備できた本を借り受けるという、図書館では通常ルートでは混乱しそうな状況に対して脳内で試行シミュレーションしたりしつつ図書館を目指して稜線の上を進んでいった。
最近は、稜線の途中にあるハイキングコース休憩所ではなくコンビニに立ち寄りアイスコーヒーとブレークの菓子パンを購入して暑さをアイスコーヒーでしのぎながら野毛山の展望台のある公園でいったん休憩をして根岸の山ごしの煙突や伊勢佐木町の街並みを見下ろしつつ休みをとった。公園に出入りしている人の姿は多いのだが、そこには日本人以外の方が多くいるのも今どきの横浜の姿だ。歩きスマホで電話をしている、ベンチでも同様だ。すこし日本人が肩身が狭いような状況はおかしい、若干アナーキーな細君は憤ることも多いようだ。糖分とコーヒーで諫めてもらいつつ一服できたところで図書館の戦場に向かうことにした。
横浜市立図書館は野毛山の中腹にあり、柱状節理の六角形のような形だ。坂を下っていく過程でそれを確認することが出来る。返却手続きは通常ならば安易に渡すだけで良いのだが、今回は特殊な事情があるのでこちらも説明するよう二冊の本の貸出票が見える形で並べて提出をして説明を担当の女性職員の方にしかかると女性職員の方は顔色を変えて、二つの本を抱えて仲間の職員と話し合いをして担当する若い男性職員の方に呼ばれる先に移動した。どうも指名手配されていたような感じだ。既に前回のNote記事が横浜市立図書館に流布周知されていたのだった。ここに投稿したことを知っていたことは明白でこちらが説明するまでもなく問題についてはご存じだったらしい。そのことについては彼の口からは説明はなかった。「こちらの本(私が借りたもの)も返却で宜しいのですか」と聞かれたので「借りたことにはなっていないので借りて返却したことにしてください、本については目的を達しているので返却で結構です。」と伝えた。
図書の返却が済み、消込も済ませて頂いて、細君の新たに予約用意が出来た本を借り受けて自宅に戻りつつ少し足取りは軽くなった。