横浜市立図書館の貸出システムのトラップ
横浜市立図書館の貸し出しシステムがリニューアルされたのはしばらく前のことだ。ネットで予約申し込みが出来て、通知が届き受け取りに行く便利なものだと思っていた。機能的にそれまでの物と大きな違いはないと思っていたのだが、共通のパッケージに変わりサービスが汎用化されたらしい。
運動も兼ねて全て歩いて受け取りに行くと往復で7000歩を超える程度の距離なのだが・・・。京浜急行で二駅分の距離・料金を考えると徒歩を選択した。今日も借りたい本の予約していたものが用意できたという案内が届いていたので受け取りに行くことにした。細君の物も予約が通っていたと話があったので図書館カードを預かって2冊受け取りに朝から出かけてきた。細君と一緒に家は出たが、途中で図書館へ行く私は分かれた。細君が帰ってくるのは少し遅くなるだろう。
暑い日差しは来るときには雲で少し陰っていたので、帽子程度の日よけで到着できた。正味30分はかからない。カウンターにカードを二枚預けて、それぞれ一冊用意できたということを伝えて担当の方に出していただいた。確認をしてそれぞれのバーコードを読み取られて別々にticketが発券されたことを確認して2週間の期限が告げられた。持ち込んだバッグに入れて帰るときには雲がなくなり暑い日差しが戻っていたので通りの裏道を通りつつ日差しの陰が得られるルートを通って帰ってきた。まだ、細君は体操や買い物に勤しんでいるようで、鍵はかかったままだ。借りてきた本は、人が記憶の底に隠蔽する様に毎年誘導される類の話となっている対極の本だ。
細君が戻ってきたので、細君から借りた図書カードと借りた本を渡して、私も借りてきた本を読み内容を確認したりしていた。二人とも別々のことをして時折お茶をしたりして、夕飯が済んだ後に不意に細君が図書館からの貸し出し図書の数が更新されていないと言い出した。予約していた本の数は減っていたのに借りている本には数字が一冊入っているはずなのに入っていないということらしい。Webのシステムなので画面更新すれば解決するのではと伝えたが細君にはブラウザの再読み込みのボタンが分からないらしく階下におりて伝えて画面をタッチしようとしていたが、それはスマホではない古いパソコンなので・・・と伝えてマウスでクリックしてもらった。確かにおかしい。
細君の名義で予約して借り受けてきた本に挟まっているticketを確認すると図書カードの末尾が印刷されていたので細君のものと確認すると違っているようだ・・・。何が起きたのか。2階に戻り、自分の図書カードの番号を調べると細君の図書に挟まっていたticketのものと末尾4桁は同じだった。何故だ。自分の図書カード番号で検索システムをACCESSすると私のステータスには、ご用意できた本が借り出されていないことになっていた。1週間以内に取りに来いとのことだ。私が借り受けた図書に挟まっていたticketを確認するとそこには細君が借りたはずの図書名が印刷されていて、図書カードの末尾も確かに細君のものだった。
そうだこの図書貸出のシステムにはフロー上の誤りがあって渡すときに消込をしていくのだが、その時に誤って同じ本をスキャンしてしまったのだ。そうした場合に図書カードと予約本のマッチングをしてないのだ。結果として後から上書きした貸出記録一つになるのは図書は唯一だからだ。そしてもう一冊の本は借りだされていないことになるのだ。をいをい。
今後どうすべきか
システムのバグを直してほしいということを伝える仕組みもとても遠い気がする。個人のカードでその都度並びなおして借りること。そうしないと、図書館貸し出しのシステムは、そのようにしか設計されていないということだ。
今回はどうすべきか
1週間以内に返せば、システムのアラートが私に来ることはなさそうだが、貸出していない本を返すときにもアラームが出そうだ・・・。どうしようもないね。以前のシステムでも同様だったのかは不明だ。そうだ付随して問い合わせなどが出来るようになっているのでチャット機能で尋ねてみた。
質問内容がトンチンカンに訳されて返ってくる。無い場合には総合案内を入力せよと促されるので「総合案内」と入れるとメニューに戻った。このダンジョンを設計した人の無責任さを知った。orz