東京春祭『トリスタンとイゾルデ』
昨日は東京春祭『トリスタンとイゾルデ』に行ってきました。
初の演奏会形式、どんな感じかなと思いつつ演出より歌や音楽で楽しめるはずととても期待して行きましたが期待通りの素晴らしさでした。
トリスタン役のスケルトンは最後までパワーあり、堂々と歌い上げていて感服しました。イゾルデ役のクリステンセンは最初が演技なのかちょっと調子出てないかなと思いましたが、徐々にペースを上げて最後の愛の死が見事でした。
主役二人も素晴らしいけど、今回一番感動したのはマルケ王役のゼーリヒ。歌声に心を鷲掴みにされ、悲しみが突き刺さるようでした。2幕ラストはグッと来ました。メロート役の甲斐さんも良かったです。
あと、今回はオケが素晴らしかったです。ヤノフスキ氏が振るN響、安定感があるけどよく鳴っていて、オケだけでも非常に満足度が高い演奏でした。
休憩2回で5時間の長丁場でしたが、全然集中力切れずに観られました。