水族館デート②

実は電車を降りる時から、めんどくさい案件のLINEがきてたのは分かってた…。
これに返信したら、ジンと合流しちゃうだろうから、未読スルーを貫いていたのだけど。

水族館に入って、しばらくすると、電話がかかってきたではないか…。


「あ…電話かかってきちゃった…」
「電話出ていいよ」
「ごめん!ちょっと出るわ」


部活の親同士、揉めてるわけじゃないけど、それぞれの思惑が飛び交っているらしい。

📱「相手に返信しなきゃいけないので、電話しちゃってごめんなさい!」

📱「出先だったので、LINE気づかずごめんなさい!」

※大人なので、気づいてて未読にしてたのは秘密笑


たっぷり15分話す。
ジンはベンチでのんびり待っててくれた。


「ごめんね。ってか、わたしは癒しを求めて来たのに、もーーーーストレス!!!笑 女って何でめんどくさいんだろう!!!」

「座ってただけだから、いいよ~」

「言っても伝わらないと思うから言わないけどさ!あんな電話きたら癒されん!!!」


ひとしきり愚痴って笑
ジンは何を言うでもないけど、文句も言わずに居てくれる。
さらに送られてくるLINEに返信し…

お目当てのクラゲを見ているのにLINEがくる…。


「クラゲに癒されたいのに、LINEがストレス!!!」

癒しを求めてジンにひっつく笑
クラゲを眺めながら、しばらくベンチでくっついていた。


たっぷりクラゲとジンとの接触を堪能して笑、次のお目当てイルカを見に行く。

ちょうどショーが始まるところで、立ち見だったけどすごく楽しかった。

わたしの後ろに立ってたジンが、腕を触ったり握ったりしてくるから、視線はイルカ、神経は腕…という状況になりつつ笑


ショーが終わっても腕を掴まれたままだったから、ここぞとばかりに手を繋いで歩いた♡

出逢ってから28年。
途中で交際してた期間もある、長い付き合いだけど。

手を繋いで外を歩くのは初めてだと思う。


そもそも手を繋いで歩くのが好きじゃないジン。

恥ずかしいのは分かる。
が、彼女が手を繋ぎたい!と訴えてるのに、断る彼氏がいるか!!!笑
(若い頃、ちゃんと断られてます笑)


クラゲとイルカが目当てだったこともあるけど。
手を繋いで歩く嬉しさが勝り、イルカ以降ほぼ何を見たのか記憶にない笑

ジンは「水分欲しい」「お腹空いた」としきりに言うし笑
「待ち合わせまでの時間あったんだから、そういう生理的欲求は満たしてきてくれない?笑」と言いながら、水族館を出た。


「お腹空いた!何食べたい?」

「何でもいいよ~!食にこだわりない!」

「何でもいいの?ホントに何でもいいの?」

「うん。何でもいいよ!」


だってジンの食べたい物なんて分かってる。
せっかく電車に乗って来たんだし、行きたいとこに付き合うよ。


「じゃあ、移動しよ!駅からちょっと歩くけどいい?」

「水族館付き合ってくれたから、ジンに付き合うよ!」


手を繋いで駅まで向かった。

ぶっちゃけ、もうそれだけで良いんだ。
手を繋いで外を歩いてるだけで、わたしにとってはデートなんだと思った。

チョロいですね~笑
女なんて、チョロいもんなんですよ笑

男の人も、男なんてチョロいんだよって思ってるのかもしれないけど。


電車の中では隣に座って、腕を絡めながらの移動。
それだけで満足で、お腹がいっぱいだったのは秘密だ笑


次で最後のレポになります!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?