助けて!
明日が土曜出勤という金曜日の夜中。
そろそろ寝なきゃなぁと思っていた0:30。
(基本的に遅寝のわたし。万年寝不足…)
📲『起きてる~?』
こんな時間にLINEがくるなんて、謎なんだけど??
📲『起きてるよ~』
📲『ちょっと助けて欲しいんだけど』
📲『どうした??』
📲『迎えに来て欲しい。終電逃した』
今のジンは、業務上あちこちを転々としている。
どこまで来て欲しいんだろう。
明日仕事だから、さすがに片道1時間のドライブはキツい。
キツいと思いつつ、助けて欲しいと言われれば、動くよね。
例えジンじゃなかったとしても、行くと思う。
頼まれたら断れないタイプの自覚はある笑
📲『いいよ~ どこまで行けばいい?』
📲『マジか!! ○駅か△駅のどっちか』
📲『どっちも30分くらいで着くっぽい』
📲『じゃあ、○駅でお願いします!』
📲『今から向かうね~』
隣の県まで夜中の道を飛ばして走ると、20分程で着く。
わたしはとにかく道を知らないし、覚えられない。
地元の開発が進み、新しい道がバンバンできたことで、思いもよらない場所に出てしまい、近道のつもりが遠回りになる…こともあるくらい笑
地元で迷えるんだから、どこに行くにもナビ必須。
ナビ的には○駅に着いたけど、普段車で来ないから、駅のどこに着いたのかすら分からない笑
📲『着いたけど、ここがどこか分からん笑』
現在地をスクショして送る。
少し待つと、ジンが歩いて来た。
『マジで助かった!!これと、これと、これもあげるね笑』
コンビニで山ほど飲み物やらおやつを買ってきたらしい笑
ちゃんとキャラメルラテを選んでるとこは、さすが。
『こっちが良かった?』って抹茶ラテを見せられたけど、それはジンの好みでしょ。
『道全然分からないから、教えてね?ここからどこに向かえば帰れるのか、全然分からないから!』
『車線変更は早めに教えてね?急に言われても変更できないよ?』
道には迷う自信しかない!!!笑
『大丈夫大丈夫!』
ジンはバイクも車もさっさと免許を取って、電車に乗らない若い頃を過ごしていた。
わたしには全部同じに見える道も、ちゃんと案内してくれる笑
どうやら今日は、21時まで仕事をしてから、飲み会に参加したらしい。
『あと2駅で乗り換えか~と思ってたら、一瞬で寝て、寝過ごした。慌てて降りて調べたら、○駅までしか行けなかったんだよ』
『わたしが来れなかったら、どうするつもりだったの?』
『来れそうな人に連絡して、ダメなら満喫で寝ようかと思ってた』
『他の人は連絡ついたの?』
『1人いたけど、酒飲んじゃったって』
そいつ男か?女か?笑
奥さんには連絡したのか??
男の人ならいいけど、女の人は嫌だなぁとか、つまらない嫉妬をしながらのドライブ。
奥さんは寝てるのか?と思いつつ、わたしが奥さんだった時は、元旦那に優しくなかったよなぁと思う笑
車の中だと、いつもジンから手を繋いでくる。
車の中でしか繋いでこないとも言う笑
この日もずっと左手は繋いでいた。
(片手運転が危険ということは、重々理解しております笑)
『コマが起きてて助かったよ』
『明日仕事だけどね笑』
『マジか!4時間半しか寝れないじゃん…ごめん』
『何とかなるでしょ』
地元の駅まで20分のドライブを終える。
『マジで助かったわ。またよろしくお願いします笑』
おふざけモードで帰っていくジン。
……ちゅーの1つもしてないじゃん💢笑
まぁ、地元の駅だけどさ。
駅って明るいしね?
誰かに見られたら困るしね?
でもさ、ちゅーくらいしても良かったよね!!!!!
したかったさ!!!!!笑(本音)
📲『無事に家に着いた?ゆっくり寝てね』
📲『迷惑かけてごめんね。埋め合わせは今度します!』
📲『困ってるときに、頼られない方が寂しいわ』
時間はすでに1:30を回っている。
ジンに会えたドキドキなのか、ちゅーすらなかったモヤモヤ、ムラムラなのか…?笑
次の日仕事なのに、なかなか寝つけない夜だった。