
ドイツのバイリンガル小学校事情③ベイクセール
バイリンガル小学校だからなのか、インターナショナルな小学校だからなのかわからないけど、息子の通う学校ではよくベイクセールを行います。
友人に聞くと、現地校ではやってないらしい。
少し前のことですが振り返ります。
ベイクセールとは?
サマーフェスティバルやクリスマスマーケットなど学校で何か大きなイベントをする前の資金集めのため、親が手作りのお菓子や買ってきたジュースなどを販売するイベントです。
材料費などは全て親持ちなので、材料費+利益がイベントの資金になります。
普通に集金したらどうかと思うけど、みんな張り切って作ってくるのです。
親全員が参加するわけではなく、
有志なんだけど毎回参加しないからか遂にお声が掛かり、参加することに。。
当日私が作って持って行ったもの
ガトーショコラ風マフィンを焼いて持って行きました!
こういう時、折角販売するなら失敗しないようにと2日前に予行練習をしてから挑みました。
冬だけど、傷んだものは出せないと思い子供を学校に送り届け、直ぐに家に帰ってマフィンを焼いて13:00からのベイクセールに持って行きました。
言語の壁
会場は学校の中庭。子供達や親達がお客さんです。
時間通りに行くと、誰も来ていない!
暫くするとポツポツとママ達が集まりテーブルを学校から借りてきて運んだりお菓子を並べたりしました。
ベイクセールの販売に立ち会えない人は商品を朝学校に預けることも出来たようで、私もそうすれば良かったなと後悔。
だってドイツ語はあいさつ程度しかわからないんですもん!
子供に『これは何?』と質問されても回答できず、何度も隣の方に助けていただきました。
言葉がわからないだけでなく、他の人のお菓子も販売するから何が含まれているのか、何という名前のお菓子なのかがわからない。
大体1つ1〜2ユーロなのですが、値段設定を誰もしていないから小さいクッキーは2つで1ユーロとか決めていかないといけない大変さもありました。
ベイクセールを成功させるコツ
1回しか参加していないクセにコツも何もないのですが、次参加するならこうしようと思うことがあったので記載します。
・商品名と原材料を明記する。
・価格を明記する。(価格設定は現場で相談)
・取り皿などないことがあるので手で持って食べれるお菓子が良い。
・お菓子を持ってくる時の器や蓋には記名する。(誰のかわからず無くなりそうだった。)
・お金を触った手で商品を渡さないといけないのでお手拭きやトングを用意。
・チョコレート味のものが人気。
今回のベイクセールでダントツで人気だったのはレインボーの生地に周りがチョコでコーティングされたケーキでした。
他には、アップルパイ、チーズケーキ、クッキー、カップケーキ、ジュース、コーヒー、などがありました。
前回は冷凍のプレッツェルを自宅で焼いてきただけなんて人もいました。

この日の売り上げはなんと、約400ユーロ!
クリスマスマーケットの為のベイクセールだったらしいです。
残念ながら、日本に一時帰国のため学校のクリスマスマーケットには参加できませんでしたがこのベイクセールは良い経験になりました。
日本だと完璧なものでないといけないと思いがちですが、皆んな無理のない範囲でイベントに参加できる感じが良いなと思いました。