見出し画像

8年前の妊娠・出産 顕微受精の話


自分の人生の振り返りとして

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

8年前の2012年、顕微受精により第1子を妊娠・出産しました。

治療した理由は私が多嚢胞性卵巣症候群で、排卵がなかったり、月経周期が不規則だったこと、そして夫は精子無力症との診断を受けた為です。精子無力症は精子はあるけど、動きが悪いっていうものです。

夫の診断が出るまで、生理不順の私の方に問題があると思い込んでいて地元の産婦人科で排卵誘発剤を使ってタイミング療法したり、その後不妊専門病院に行っても誘発剤を使って、タイミングをとっていました。この期間約8ヶ月くらい。その間に一度も精子を調べてなく(聞かれもしなかったけど)、もっと早く精子を調べれば早く次のステップに進めたのにと結果的には思います。

精子の状態がわかり、人工授精とかでなくすぐに体外受精を勧められます。この時点では体外受精は不妊治療の中でも最後の方のステップと思っていたので、まさか自分達がそこに一気にジャンプアップするなんて!!
と異様に戸惑い、保険が利かない為費用面も心配になったことを思い出します。

夫は元々子供がそこまで欲しかったわけではないので、体外受精をするのかしないのかすごく話し合いました。その時わたしは32歳。もし治療をしないことを選択し妊娠がてきない年齢を迎え時、後悔するのが怖かった・・・出来ることがあるならやってみたいと夫に伝えます。ただしこの挑戦は頑張ったからって叶うものではありません。夫は治療を蟻地獄に例えました。一度入ったら抜け出せない、いつ辞めていいのかわからなくなる。わたしの精神面も心配して挑戦は3回だけにしようと言われました。

そのあとこの不妊専門病院で一度体外受精を試みますが、卵子を取る時点で良いものが取れず・・・。それなのに一気に30万円ほどを支払います。マジで凹みました。

高度不妊治療は病院によって実績・費用形態がかなり違います。しっかり調べずに勧められるがままにステップアップした自分がいけませんでした。
その後色々な方のブログやHPをよーく調べて新たな病院を探して受診します。
先生は事務的でいつもすごく混んでいるけど、プロフェッショナルな感じは伝わってきました。治療に際しての時間とお金と体を任せてもいいっていうような感じです。
初めての周期でホルモン剤を皮下注射してたくさんの卵を作って採卵、そのうちの2個が胚盤胞に育ってくれて凍結までできました。

翌月、普通には排卵しにくいのでまたホルモン剤を飲んで凍結胚を移植。移植の数日前に鍼治療もしました。そこは妊活してる人が多く通う鍼灸院でしたが先生に、「子宮の状態が良くないね」とはっきり言われてしまい、不安で不安で仕方なかったです。

それでも1週間後なんとか妊娠反応が出て・・・涙。

そこからわたしのあやうい妊娠生活が始まります。
続きはまた次にします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?