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母の服~実家断捨離#4

「涼しくなったら断捨離の続きを始めよっか?」
次の断捨離帰省は9月だね、と妹。

9月になって夏物を取捨選択しながら衣替えをすれば、母の大量の洋服も少し片付くんじゃないか、と。
そう思ったけど。
、、、、全然涼しくならない今年の夏(笑)

真夏同然の9月半ば、前回の実家断捨離から約3ヵ月の実家断捨離第2弾!
今回は”母のモノを整理整頓する!”

妹と二人、両親の暮らしを娘目線で考える。
これって、両親にはおせっかい?
余計なこと?
でも、いいんです。(やっていくんです。)



箪笥の肥やしの母

断捨離ジャンルで取りかかり易さNO.1は”洋服”らしい。
サイズも変わるし、流行もある。
よく着るた服は傷んだりして処分もしやすい。
手放す理由がつけやすい、と言えるのかな。

母の服は、以前に大掛かりな断捨離をしたことがある。
こんまりさんの『人生がときめく片付けの魔法』が大流行した時、こんまりかぶれしていた私(笑)が大ナタを揮ってかなり処分したのだ。
おかげで、「これ、いつの?」というビックリなブツはない(ハズ)。
妹の大学の入学式に新調したアイボリーのスーツが一番古いくらい。
とはいえ、もう35年前のブツだけど(笑)
そのスーツも含め思い出のもの、高価で処分を躊躇うもの、もしかしてまた使うかも!なもの(北海道の雪まつりとかに着るような、およそ瀬戸内在住ではめったに着ないような場所・季節限定のもの)。
それらが、二階の(かつては子ども部屋だったところの)クローゼットに、見て見ぬフリをして置いてある、、、。

まずは二階から攻めていこう!

ロングコート、ハーフコート、ダウンのコート。
喪服用の黒いコート、カジュアルなコート。
春のコート、秋のコート。

「お母さん、コート、どんだけ持っとくん?笑」
「ぜんぜん着てないのあるよね?」
責めるつもりはないのだけれど、あまりにたくさんあって呆れてしまう。

私「このベージュと、このベージュ、どっちかにしようや?」
母「う~ん、こっち。」

はい、1枚さようなら~。

私「このベージュと、このカーキと、このブラウン、同じ長さ(丈)で同じごつさ(薄いダウン)だけど?」
母「え~、残しといたらダメ?」
妹「あ、お母さん!ここにシミがあるよ!
 これはもう、残念じゃけどやめてもええんじゃない?」

はい、2枚さようなら~。

アメ(妹)と鞭(私)のコンビでやらせてもろてます!笑

妹は母の思い出話もきちんと傾聴させていただく(笑)
「このスーツはT(妹)の入学式に着て、○○の結婚披露宴にも着たんよ。」
「このコートはそごうの△△で買うたんよ。」
「これはハワイで買うたんよ。」
私は「はあ、それで?(早うどっちかに決めてくれ!)」とイライラ。
妹は母に相づちを打ちながら、わたしに(もうちょい優しくせえ)と目配せし、「よう着たんじゃねぇ。じゃあもう、さよならしてもええよねぇ。」と優しい。

はい、アメと鞭のコンビでやらせてもろてます!

最近のお葬式。
親戚以外は行かなくなった。
自宅ですることもない、ましてや通夜に参列して入りきらない弔問で庭でお参りすることもない。
葬儀会館に車で横着けで、寒い中を行くこともない。
だから、喪服のウールのコートなんていらない!(と私は思う。)
クローゼットの奥に、母の喪服のコートがあった。
見たのも何十年ぶりだから、もう全く使っていないのだ。

でも、母は喪服のコートを処分しなかった。
そこは母世代のアイデンティティ。
冠婚葬祭のしつらえは、たぶん母の矜持だろうか。

話が脱線するが、
お葬式には(殺生だから)ダウンや皮はNGだと私や妹は教えられたけど、私は娘には教えていない(と思う)。
娘たちにこういうことも教えておかなくては、と断捨離しながらちょっと思った。


寝室のクローゼット

両親の寝室には、一間の押入れと横に作りつけの箪笥がある。
夫婦の普段着はこの箪笥に入っているのだが、
私たちは、あとはこの箪笥だけ、楽勝じゃん!と思っていた。
しかし。
横の押入れの奥行きを思えば、この箪笥も同じだけの奥行きがあるのは当然で、、、
引き出し、二重になっとるやん!笑

ハンガーポールも引出しも、前後二重になってます…😅

思ったよりあるなぁ(笑)

まだまだ暑くて夏物を片付けられないので、断捨離をしながら服を三つに分類していく。
①薄い(夏)
②普通(春・秋)
③厚い(冬)

私「このグレーのパンツと、このグレーのパンツは?」
妹「こっちは膝がでとるよ?」
母「でも、これは温いけん、家で履くわ。」
***
私「このジーンズはもう流行ってないけど?」
母「でも、これはゆるっと履きやすいけん、家で履くわ。」

、、、あなたの箪笥は家で着る二軍で埋まりますよ?

私「このズボンなに?」
母「体操のときに履くんよ。」
妹「このパーカなに?」
母「体操に着ていくん。」

体操、体操って、アンタはアスリートかよっ!

母は週一で、地域の集会所のいきいき体操に通っている。
たかが週一でこの量。
私「お母さん、私週二回ヨガ行くけど、1着を何年も着てるよ。」
妹「ねえちゃん、そんなに責めんといてあげて、、、」

でも、母にとって体操通いは、一つのカテゴリーであること、体操の荷物も一定量あること、が分かった。
そこで、空いた引出しに体操関係の服・タオル・カバンを纏めることにした。
(Tシャツは他の上着と一緒、ズボンは他のボトムスと一緒になっていたのを、体操着として纏めてみた)
「こうしたら、(たかが週一の体操で)どんだけ服があるか分かるでしょ!」と私。
「姉ちゃん、言い過ぎ。」と妹。

アメと鞭のコンビでやらせてもろてます!

かくして、普段着は約六割に減らした。
”奥は季節外、手前に今着る服”とゆとりをもって収納することができた。

処分した服は、
・市に寄付(傷んでないモノ)
・メルカリ出品(価値がありそうなモノ)
・可燃ごみ(傷んでいるモノ)
に分類し、メーカー引取りできるものはそちらに持ち込むことにした。


一日目終了~!

お疲れさまでした~。

オコゼのお刺身、いただきます👍

妹が断捨離帰省すると、父母がよく話すようになった昔話。
昔遊んでいた友達の話、妹と幼なじみの話、母方の祖父の話など、、、
処分するモノとはいえ一つ一つ手に取り、確認し、それと一緒に思い出すたくさんのこと。
長い時間を父母と一緒に過ごしてきたんだなぁと、改めて思う。

今日もいい仕事したよ。


断捨離は明日もつづく、、、


(過去の断捨離顛末記はこちらに!)


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