日差しもステージも熱い、フェス初参戦!③
日陰のないフェスの芝生広場はアラ還には厳しすぎる。
午後の日差しはジリジリを通り越して、ピリピリ!
もう、肌がピリピリしている。
昨夜、義弟のYくんが言ったのだ。
「うちのT(妹)も歩いてないけど、お姉さんも8月は歩いてないですねぇ。
車通勤の僕より歩いてないですよ。」
YくんとTと私はピクミンブルーム仲間。
毎日仲間でウォーキングを頑張っているので、相互の歩数が丸わかりなのだ。
「ほうよ。お盆だったのもあるけど、8月はホンマに家から出てないもん。」と私。
「私も~!」と妹。
「無理して外出て倒れでもしたら、恥ずかしいじゃん!」と、倒れてもないのに倒れる想定で外出しない出不精姉妹。
だから、こんなにお日様の下に出たのは本当に久しぶり。
そりゃあ肌もびっくりするだろよ(涙)
太陽はずっと私の左側にあるからか、心なしか顔の左半分が痛い、、、。
でも、もうそんなん気にしちゃいられない!
もう最後まで突っ走るしかないのだ。
遠くの水曜日のカンパネラの歌声を聴きながら、マンゴーかき氷を食べた。
さあ行くぜ、後半戦!
ここからが勝負だ!!
宮本浩次の観客層
宮本浩次さんの次がお目当てのBE:FIRSTということもあるが、宮本浩次さん(ミヤジ)のパフォーマンスにも期待大で、ステージ前の広場に移動する。
ミヤジはTVで観るのと同じように髪の毛をぐちゃぐちゃにするのかしら?
すると、横から私の期待に水を差すオット。
「この人、有名?」
オットは聖子ちゃんとテレサテン(義母の十八番)でできている。
残念ながらエレカシはご存じない。
パーマンは世代でも、エレカシは世代やないんかーい!!
ホンマに残念なオット(笑)
ミヤジのステージに行くと、今までとは明らかに客層が違う。
熱い男子、いや、かつて男子だったオジサンが目立つ。
本日来場したオジサン、全員集合~!
割合としては、30%オジサン、20%オバサン、30%BE:FIRSTのタオルの人、20%Vaundyタオルの人、といったところか。
(私はオバサンだけどBESTY)
やばい!
もうこんなにBESTY(BE:FIRSTのファンの総称)がいる!!
フェスのマナーとして、特定のアーティスト目当てでステージの前方に陣取ったまま動かないのはご法度だと聞いていた。
こういうのを”地蔵”(動かずにいる例え)と言って、白い目で見られるって聞いてたんだけど。
だからミヤジくらいからと思ってたんだけど。
私、出遅れてるーーー!涙
BE:FIRSTタオル勢も多いが、もうすでに19時開始のVaundyタオル勢までいる、、、。
宮本浩次(15:30~)
ステージに登場した時点で、すでに大物感!
ミヤジコールがすごい。
オジサンの熱いこぶしに力が入る。
一曲目『今宵の月のように』で早くもオジサンたち一体化。
斜め前に30代くらいの若者がいた。
全ての曲を口ずさんでいる。
(ハテ?、世代ですか?)
汗をぬぐいながら、いや、目を抑えながらこぶしを突き上げている。
『悲しみの果て』では、もう拭うことすらせずに泣いている。
熱いなぁ。いいなぁ。
ラストの『俺たちの明日』は観客大合唱。
私もサビは歌える。
曲に合わせて手をあげる時、例えば午前中観たキタニタツヤとかは手はパーで力は入っていない。
オシャレに体全体でリズムを取る。
ところがミヤジは、手はグーで、一振りごとにグッと力が入っている。
真っすぐミヤジを見つめて、彼のパフォーマンスを脳裏に焼き付けるかのよう。
オジサンパワーに圧倒された40分だった。
カバンからペットボトルも出せないギュウギュウの中、、、
このまま一時間待たなきゃならないの?
太陽にもギュウギュウにもクラクラしていたら、隣のステージでマキシマム ザ ホルモンが始まってくれた。
マキシマム ザ ホルモン(16:20~)
ドラムのナヲさんはTVのコメンテーターで拝見していて”オモロいオバちゃん”というイメージ。
でも、他のメンバーはかなりのクセ強とお見受けする、、、。
最初の一曲か終わった後に、ナヲさんがMC。
「お隣のBESTYのみなさ~ん、よろしくお願いしま~す。一緒に盛り上がりましょう!」的なご挨拶があり。
「私もBESTYですから!仲間ですよ。」と。
もうその一言で一体感!笑
しかしその演奏は凄くて、ファンの迫力や一体感はミヤジ以上。
統制がとれているなあ~、と感心をしていたら。
観客が円を作ってグルグル走り回り始めた。
ん?、これが、世にいうサークルモッシュ!?
初めて見た!
中盤で新しい学校のリーダーズが乱入?、一緒にパフォーマンスしてまた一盛り上がり。
最後まで意表を突くステージだった。
BE:FIRST(17:10~)
朝9時15分に到着して、早いもので8時間。
長うございました、本当に長い一日でございました。
いよいよBE:FIRSTでございます。
お隣ステージのマキシマム ザ ホルモンが終わると、いよいよバンドの音出しが始まった。
ステージ裏から発声練習が聴こえる。
ん?これは?
BE:FIRSTのみんなの声だ。
たぶん、普通のコンサートでは観客を入れる前に発声練習は終わっている。
でもフェスだと他のアーティストのステージがあるから、こういう待ちの時間に声出しなんだろうな。
こういうのもフェスの面白さなのかなぁ。
少し胸がいっぱいになっていたら、声出しが声出しでなくなってきた。
ステージ裏で、まだ開演時間前だというのに声出しを兼ねた生歌の『BF is…』が聴こえてきた。
とうとう始まる!
オバチャン、もう胸がいっぱいで顔がチリチリするよ。
いよいよ7人の登場だ。
目の前にホンモノが歩いてる、歌っている。
こっちを見てる!、目が合ってるーーー!
(いや、気のせいだって!笑)
ファンになって丸3年、初めてこんなに間近で歌声が聴けました(感無量!)
少し後ろにいたオットと妹が、
「こんなにノリノリのkoma8を見たのひさしぶり!」と。
(私だってノリますって!笑)
でも、ノリノリはBESTYだけでなく、Vaundyタオル勢もノリノリで。
自分の推しだけでなく、他もリスペクトなんだよね。
これがフェスなんだなあと実感。
10曲はあっという間で、7人は「またね~!」と去っていった。
嗚呼、大満足。
***
気持ちがもう大満足で、次のVaundyのステージはもういっか!ということに。
最後まで観ていると、大渋滞に巻き込まれそうだし、体力ももはや限界。
ここはとっとと退散するに限るかも。
とはいえVaundyに相当な後ろ髪を引かれながら、アラ還3人のフェスは終わった。
よくぞ最後まで倒れず、救護班の世話にもならず、
楽しくフェスを満喫できたことよ。
次回。
顔腫れてますやん、懐かしの周防大島、に続く。