例外的な年末年始には学びがあった②

穏やかな元旦を過ごしたアラ還夫婦。
２日以降は、、、いつものバタバタな日常がきっちり戻ってきた（笑）

１月２日

義実家へ、長女家族と新年のご挨拶に行った。

義父は相変わらずマイペース。
インターフォンを鳴らすとゆっくり出てきた。
「明けましておめでとうございます。」
私もぎこちないが、義父もどこかぎこちない。
だけど、新年の挨拶はできた。

＊

義実家への新年訪問に、私がぎこちなく緊張していたのには訳がある。
詳しいことは書かないが、実は、義父とケンカをしていた。
けんかと思っているのは、もしかしたら私だけかもしれない。
良かれと思って私達夫婦がしたことが、（その時の経緯を忘れてしまったのか）義父の意に添わなかったようで、後になって責められてしまったのだ。
いい歳をして青臭い正義感のある私は、義父に断固抗議をし説明をしたのだけれど、義父は事実誤認を改めてくれることはなかった。

未熟者の私は、今回ばかりはどうしても溜飲を下げることができず、それ以来義実家と距離を置いていた。
（おかずの差し入れは続けていて、オットが週に一度の義父パトロールを続けてくれている。）

*

久しぶりに会う義父、ぎこちないだけではなく、なにか違う、、、と思ったら。
珍しく緑色のトレーナーを着ていた。

あ、着とるじゃん！

それは私が義父にプレゼントしたトレーナーだった。

義父の服は圧倒的にグレーが多い。
頭から足の先まで見事なグレーで、さながら”ねずみ男”といった感じだ。
一昨年義母が亡くなり暗い表情で覇気のない義父に、少しでも明るい色を着て元気になってもらいたくて、緑色のトレーナーをユニクロで買ってプレゼントした。
しかし、一度も着たところを見ていない。
いつ訪問しても相変わらずの”ねずみ男”仕様、、、もはやプレゼントした本人ですらトレーナーのことを忘れかけていた。
（たぶん、二年越しでやっと袖を通したと思われる。）
まあ、私が買ったものと認識していない可能性も大！なのだけれど、、、

ここにきて着用するとは、
二カ月前のけんかの、私に対する和解の気持ちか？
いや、たまたまいいトレーナーをタンスに見つけて、他意なく着てみただけかもな？

義父からも（もちろん私からも）あの言い争いの話題は出さない。
だけど、このままで良いわけはない。
私の性格上なあなあで終わらせたくはないけれど、かといって今さら義父に謝罪して欲しくもない。
しかし、なにかキッカケを見つけて、しかたないな、、、と溜飲を下げたい自分もいる。
そんな今日、偶然か意図したことか定かではないが、目の前の義父は私の買ったトレーナーを着てくれていた。

新しい年なのに、引きずっていても仕方ない。
義父が老いるのは自然なこと、それを指摘して関係を保てなくするのは最適解ではない。
大人の対応、って好きじゃないけど。
仕方ないな。

お義父さん、新年だから。
これで（去年のことは）水に流してあげる！
（もちろん、心の中で！笑
上から目線なのはご愛嬌だ。）

新年ってワードは、（仲直り、とまではいかないが）キッカケにはなるなぁ！
と思った（笑）

お義父さん、今年もよろしくお願いします。（一応、ね。）

１月３日

次女とベビーちゃんが退院し、次女の夫のNくんと三人で帰ってきた。
次女はいつもどおりのニコニコ。
Nくんはそれはもうバタバタと、二人のために至れり尽くせりで動いている。

ベビーちゃんは、寝て飲んで、寝て飲んで。
うっすら笑って、うんちして。
睡眠欲と食欲だけの、ただそれだけの小さな存在に、こんなにも幸せをもらえている。

ベビーちゃんを真ん中に若い夫婦が幸せそうに笑っている。
私たちにも次女夫婦のような、こんな時期があったのだろう。
（ホントにあったかな？笑、ワンオぺすぎて覚えていない、、、）
夫婦二人が三人になり、四人になり。
やがて娘たちも育ち、家庭を持ち、私たち夫婦はまた二人暮らしになった。

そして、当然いつかは（義父のように）一人暮らしになる日がくるだろう。

今日の次女家族も、昨日の義父も、私たちの来し方行く末なのだなあ。
改めて、今を大切に。
2025年を大切に、悔いなく！
と思った。

長女の学びから、私の学びへ

12月早々に「この年末年始は泊まらんけん。」と長女が言った。

年末か年始か、次女の出産＆里帰りがどこかのタイミングで始まることを受けての発言だった。
昨年末に新居を構えたし、この春には第二子が誕生する。
次女都合に乗っかって、家族３人で新居で新年を迎えたかった気持ちがあったのかな。
私も娘たちが小さい時は、おせちなんか作らずに、家族でゆるっとしたお正月がしてみたい！、と何度思ったことか。
主婦にとって年末年始って忙しい。修行のような毎日だ。
だから、長女の”年末年始泊まりません”宣言に「はいは～い。」と了解した。

年末のお休みはカレンダー通りの長女夫婦。
実際、ゆっくりとしたお休みが過ごせたのかといえば、否だったよう（笑）
引っ越し荷物の片づけもまだまだだし、家具や照明、カーテンなども住みながら整えていくつもりだったらしく、このお休みは細々とした用事に忙殺されていたらしい。
特に夫のＵくんは「泊まりに行った方が楽だった。」と言ったとか。
（どんだけこき使われたんだ、、、）

長女もいくつか学びがあったそう。
「長期休暇は三食毎日作らんといけん。
作るのはいいけど、献立考えるのとその買い出しが思った以上に大変だった。
いかに今まで楽をしていたか分かった。
でも、お母さん（主婦）の大変さが分かって良かったわ。
来年からもう少し手伝うね。」
と言ってくれた。

長女にも学びがあったようで良かったかな。

＊

長女にとっての義実家（Ｕくんの実家）へは、車で四時間くらい。
隣の県だけど、ＪＲで行っても車で行っても地味に遠い（笑）
心穏やかな義両親は「混んでいる時に帰省しなくていいよ」と言ってくださるようで、その言葉に甘えてホントに盆正月は帰省しない。
（昭和人間の私は、娘のことながら未だにドキドキする、、、）
おかげで長女は嫁としての苦労を知らずに年を取りそうだ（笑）

苦労は買ってでもしたほうが良い？
いや、義実家宿泊も苦労ばかりでもないぞ。
でも、新婚当初は結構辛かったな。
あれ？迎える義母も辛かったのかな？

つらつら考えていると、気づいてしまった。

ＵくんやNくんは義実家滞在（うち）で苦労しているのかも！

最も大事なことに気づいてしまった。
これは姑としての学びだわ、、、

おのれの行いを反省しつつ、その反省は巡りめぐってブーメランとなってわが身に返ってくる、、、
2025年、学びを得て、益々精進しなければ！
今年は巳年。
脱皮を繰り返し成長する蛇のように、私も成長していきたい。

巳年が騒がしく幕を開けた。

今朝知ったのですが（笑）、
今日でnote一周年になりました✨
ついでだから、今朝一つつぶやき、めでたく？本記事がnote100記事目になりました😉
皆さま、ありがとうございます😂