読者note No.6「宗教を理解する~『日本人のための宗教原論』を読んで」
はじめに~この本を読む前の私
宗教=スピリチュアル
このイメージが頭から離れられず、胡散臭いものとしか思っていませんでした。
しかしこの本に出会って、その考えは間違いであることに気がつきます。
この本で学んだこと
以下の二つをこの本から学びました。
1.宗教を知らないから、身を滅ぼすのである
2.宗教、このうえなく恐ろしいもの
順番に説明します。
1.宗教を知らないから、身を滅ぼすのである
少し長いが、引用します。
全く同意見です。
人間は、弱い生き物。
偶然、自分に不幸が続き、追い詰められると、誰でもいいから救いを求めたくなる。自分も絶対そうします。
だけど、救いってそんな簡単に求められるものかね~、だったら皆求めているよな~
そもそも宗教にそんな幻想を抱いたところで、人生よくなるはずがありませんよね。
私を信じないから、あなたは不幸になるのです!地獄に堕ちますよ。
あれ、これどこかで聞いたような……
宗教に対して無知で、弱っている時にこういう事を言われれば、誰だって騙されます。
宗教を勉強すれば、こういう言葉に敏感になりますよね。
どうして、お前を信じない程度で、地獄に堕ちるんだよ!
なぜ、そういう事が言えるのか?
天国と地獄があるのは、イスラム教だけだから。
キリスト教や仏教にはありません。
詳しくは、この本を読んでもらいたいのだが、仏教的な怪しい団体が、地獄なんて言葉を使ったら要注意。
教義的にはありえないからです。
2.宗教、このうえもなく恐ろしいもの
これを読んで、ピンとこない人もいると思います。
安心してください。以前の私もそうでしたから。
宗教には、どこか幸せをもたらしてくれるものと思っているのが、多くの日本人です。
しかし、これは全くの間違い。
本書で引用されている旧約聖書の「ヨシュア記」の8章24節~27節では、こう書かれています。
えー、神様ってそんなに残酷なの?!
そうなんですよ。
その他にも、大洪水を引き起こさせたり、やりたい放題…。
これは、あくまで一例。
これでも、宗教=幸せをもたらしてくれるものと思えますか?
宗教を知ると、歴史が分かるようになった
自分が宗教を学ぶ理由は、これです。世界の歴史を見ても、いつの時代も必ず宗教と密接に関わってます。
キリスト教が異民族を皆殺しにするのは、先ほど引用した「ヨシュア記」以外にもあります。
大航海時代のスペイン人(キリスト教徒)が、インディアン(異民族)を虐殺するケースとか……。
こうして、宗教と歴史とは切っても切れない関係があります。
さらに、その歴史を知って変化がありました。
今の社会構造ももしかして、あの宗教の教えが基になっているのか?と考えるようになったことです。
またまだ、学びはじめたばかりですがこれから宗教を学んで、社会の構造を自分の頭で考えるようになりたいです。(fin)