読書note No.3「書くこととは、考えることである~『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を読んで」
印象に残った点は、こちら!
・考えるために、書きなさい。
・業種や職種に関係なく生涯にわたって身を助けてくれる武器、それが文章力なのだ。
・アマチュアだろうとプロだろうと、メールだろうと小説だろうと、あらゆる文章の先にそれを読む"読者"がいるのだ。
考えるために書きなさい
今までは、考えてから書こうとしていた。だから、書けなかったのか‥‥‥‥。
著者はいう。
人は解を得るために書くのだし、解がわからないから書くのだ。おそらくこれは、世界的な文豪たちでも同じはずである。 41頁
そうか、書いてから考えるのか!
現在、いしかわゆきさんの著書『書く習慣』の巻末企画である『書く習慣1ヶ月チャレンジ』に挑戦している。
すると、不思議な事が起こった。
モヤモヤと思っていたことが、自分の言葉となることで、はじめて考えることができたのだ。
業種や職種に関係なく生涯にわたって身を助けてくれる武器、それが文章力なのだ。
前職は、証券会社の営業職として働いていた。日報を書く程度しか、文章を書いた事がなかった。
しかし、会計事務所の職員に転職してからは、※Chatworkで、社員間は勿論のこと、顧客とのやり取りも行っている。
※Chatwork‥‥チャットワーク。ビジネスチャットツールのこと。
入社したての頃、自分が伝えたいことが、上司だけでなく、顧客にも伝わらなかった時は、だいぶ落ち込んだ。
一般の方には馴染みのない会計用語を、文章の中で使う必要がある。そのためには、会計用語を、分かりやすく説明しなければならない。
相手に伝えたら、終わり!ではなく、相手に伝わってはじめて、その文章が意味あるものになることを痛感した。
アマチュアだろうとプロだろうと、メールだろうと小説だろうと、あらゆる文章の先にそれを読む"読者"がいるのだ。
会計事務所に、入所したての頃は、お客さんに連絡を行なっても、連絡が来ない事がよくあった。原因は‥‥
相手の立場に立ってない文章だった。
これに尽きる。
「さすがに相手も、これぐらいの事なら、わかるだろう」そう、思っていたが‥‥
甘かった!
日常生活では、めったに使わない会計用語。会計を勉強している人も限られているのに、それを、分かるだろうと高をくくっていた自分がいた。反省‥‥‥‥。
今では、お客さんが、どの程度会計の事を理解しているかを考えた上で、文章を書くことを心掛けている。
そうした事で、今まで連絡がこなかったお客さんから、連絡がくるようになった。
信頼感を持ってもらうまでになったなと実感している。
まとめ
文章術に関しては、今回のレビュー記事であげられなかった事以外にも多くの事を学べた。
「文章の構成ってどうやるの?」等、文章の書き方に悩んでいる方には、オススメの一冊!