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半沢直樹が外資系企業で働いたらびっくりすることが起きるのか

一世を風靡した超反逆的正義の味方 半沢直樹

あロドロで年功序列と日系銀行の悪の温床に生きる一匹狼 半沢直樹

土下座を日本中に流行らせた半沢直樹

世の中で知らない人がいないこのキャラクターが外資系企業で働いたらどう

なるのかと考えてみようと思い立った。

<半沢直樹が外資で働いたなら考察>


彼の「倍返し」の精神と正義感は、外資系企業特有の文化や環境にどのように適応するかが興味深いポイントとなる。そこに焦点を置き、以下に、彼が外資系企業で働いた場合のシナリオを考えてみました:

その1. 外資系企業の特徴と半沢直樹のスタイルの衝突


成果主義の文化

最近はもうすっかり周知の事実だが、

外資系企業では成果が重視される。

その成果主義文化のなかで半沢直樹の能力はすぐに評価されるのは容易に想像できる。

あの推進力
エネルギッシュ
有無をも言わさぬ貫き精神

しかし、同時に厳しいKPIや競争環境の中で、

彼の「チームのために戦う」という姿勢が

どれだけ通じるかが課題になります。

意外にも皆さんの想像を裏切るかもしれませんが、

外資系では

上司への忠誠 & 上司に対してはYESマン 

が好まれます。

間違ってはいけません、

日系企業が強要するような

会社に対する忠誠心ではありません。
あくまで直属の上司です。

なぜなら彼らはあなたの給料も、昇進も、極端にいうと、
あなたを生きるか殺すかその息の根をつかさどる権限を十二分にもっている

それが外資系です。

なので、上司とうまくやりあう、が外資系では最も重要。

チームで評価される

というのは部下を持つその上司の手柄であり、

あなたを評価するときに使われるのは”チーム全体”という観点ではなく

あなたはどうなのか、
あなたが何を達成したか、
あなたがいかにうまく仕事をこなし、評価される手柄をあげたか

が全てです。

言い換えれば、それらをあなたの上司が気に入るものでなければ

あなたは一生その環境では浮かばれません。

②ルール重視 vs 正義感

外資系企業ではコンプライアンスが非常に重視されます。

もし上司や経営陣が不正を行った場合、

半沢はこれを見逃さず、正義のために戦うでしょう。

ただし、気を付けたいのは、

多国籍の人種が在籍し、様々な価値観がまじりあう外資系では

”正義”

それ一つとっても、何が正義か、というのは人によってかなり違ってきます。

価値観が文化や育った環境が違う人間が混ざり合う場所では
色々な定義や自分の常識が時にかなり違います。

特に、営利が200%目的の民間多国籍外資企業においては

当り前ですが、合法的に如何に利益を伸ばすのか

が会社のミッション・全ての焦点です。

そんななかに、一人で正義をかざしても、

つぶされるか、無視されるか、追いやられるか、

待ち受ける結果はたいていそのようなものです。

国境をまたいであらゆる利害関係がひしめく多国籍外資企業においては

正義の定義はその場面、場面において、かなり様相を変えます。

個人的にその正義を貫く姿は素晴らしく見えても、

組織としてみたときに

それが全て”よいこと”となるかというと

そうならない可能性のほうが圧倒的に高いです。

その2. 同僚・上司との対立


① 多国籍チームでの人間関係

外資系では、多様な文化背景を持つ同僚や上司と働くことになります。

半沢の「真っ向勝負」スタイルが、

国際的なビジネス慣習や慎重な交渉を重視する文化

のなかでは意外とぶつかる可能性が非常に高い。

外資系は常に戦闘態勢で、いがみ合ってそうにみえて、

実は穏便で、温和だけど、水面下でうまく物事をこなすストラテジストでい

ることが望ましいです。

いいかえれば、表面はジェントルマン、内面は真の一本とおった、緻密な戦

略家が生き残っていきます。

場を荒らす、戦闘的な人間、へそ曲がり、偏屈は、
実は外資系が最も嫌う人材気質の最たるものです。


②上司への倍返し

外資系ではトップダウンの意思決定が圧倒的に多いです。

また、先に述べたように、外資系ではあなたのライフラインはあなたの直属の上司です。

あなたの息の根を止めれる権限を握っているのはあなたの上司

そんななか、不正や不公平があれば、半沢は間違いなく上司に立ち向かいます。

その結果、彼は上層部だけでなく、

グローバル本社の権力にも挑むことになるかもしれません。

③半沢のスキルの活用

交渉力と分析力

外資系企業での取引やプロジェクト管理において、

半沢の卓越した交渉力と分析力は非常に重宝されるのは間違いないと思います。

特に、トラブルシューティングや危機管理において彼の能力は不可欠です。

外資系は突発的な方向転換、リーダー層の一層替え、株主の一声であらゆるものが変わるときがあります。

また突然の解雇や大幅解雇など平気に実行する文化です。

そんな環境で半沢のような強い交渉力や分析力、行動力は輝かしい業績や生き残るため、そして上にのし上がるには不可欠かと思います。

• 「倍返し」のグローバル化

半沢の名物「倍返し」は、個人の復讐だけでなく、

不公正なシステムそのものを改革する力になる可能性があります。

例えば、業界全体の不正行為を暴露し、

規範を改善するなどです。

ただこの反逆精神は社会的にはかなり認められる場面や社会をより良い方向に向かわせるには大きな力となりえるかもしれませんが、

株主のもとで働く企業環境ではその牙は自分に向いてしまうほうが多い可能性が高いです。

という上記の考察から、

半沢ようなキャラクターが一番活躍できる場としては次のような場面が

一番しっくりくるのではないかと・・・

その3 外資系における半沢的サクセスストーリー展開


• 半沢が外資系企業で不正なM&A(企業買収)の計画を発見し、巨大な投資ファンドに立ち向かう。
• 本社から派遣された冷徹な外国人上司と対立しながらも、同僚を守るために奮闘する。
• グローバル企業の内部告発者として、不正行為を世界中に公表し、大規模なスキャンダルを引き起こす。

そして別の優良企業を発掘して買収ではなく、合併という形で手を取ること

でその危機を乗り越える。

彼はその正義感と推進力で見事その勝利を勝ち取るのである。

というシナリオ

結論


外資系企業という新しい環境においても、

半沢直樹は必ずや不正に立ち向かい、

組織や業界を変える「倍返し」の物語を作り上げるでしょう。

その結果、彼の正義感は国境を越え、

グローバルな影響力を持つキャラクターとして描かれる可能性があります。

ただ、残念ながら個人的には現実に外資系版半沢直樹はまだお目にかかったことはありません。

ぜひいらっしゃたら、美味しいフレンチをたしなみながら
デートでもしてみたいものです!

<まずは転職を考えたら、ぜひ読んでほしいおすすめ本 その2>

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黄金の”転職ナビゲーションノート~50の質問”
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