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【プロ級ワーママ志願者へ]復職の壁に負けない復帰に返り咲くための黄金変換コード4選
日本の労働市場では、結婚や出産を機に女性が一度キャリアを離れることがなぜか当然のような風潮があります。
まるで、それが唯一の選択肢であるかのように。
その復帰の苦悩を綴ったBBCの動画を見ました。
動画は3年ほど前のものですが、今でも現状は変わってないかもしれません。
本人の意思に関係なく、会社を辞めざるを得なかった後の復職の道は決して平坦ではありません。
今回は、復職を希望する女性の面接や、海外の例も見てきたわたしの経験から、「復職できない私」ではなく「復職できる私」になるための変換コード4選をお伝えしたいと思います。
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1.「空白の時間」を価値に変える——復職への新しい考え方
育児や家事は人生において非常に重要な役割であり、それを担う女性たちは家庭という「社会の基盤」を支える大切な存在です。
では果たして、育児や家事に専念した時間は「空白」なのでしょうか?
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育児家事を通じて、人生、社会、家族にとって、重要な「将来の人材を提供する場を創り出す職」を企業で働いたこともあるお母さん達が、場所を変えて担ってくれている
というわけですよね。
なので彼女たちの育児や家事を通じて得た、人生レッスンやスキルと言うものをいかに社会に還元していくかというキャリアパスは整備されるべきだと思うんです。
そして、それをどう活かすかはこれからとても重要になってくるはずです。
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1. 履歴書の「空白」を価値に変える
①企業側の意識改革
多くの企業では、キャリアの「空白期間」をネガティブに捉えがちです。
単純に仕事を離れたからアウト、という履歴書上のブランクだけで人材を判定し、即「不採用」とするのは、少々アウト、あるいはNGなのではないかと思います。
いや、完全に時代遅れです。
逆にそのような多様な経験をした人材をいかに企業として、雇用主として、有益に会社のために活用するかと言う観点から、
復職と言うパスを整備していくのは企業の責任
でもあると思います。
②胡坐はかくべきでない求職ママ
とはいえ、「育児を頑張りました!」だけでは、企業にとっての魅力にはなりにくいのも事実。
では、どうすればいいのか?
むしろ、育児や家事に専念した期間には、たくさんの学びやスキルの習得があったはずです。
子育てを通じて培われるスキル——マルチタスク能力、危機管理、問題解決力、チームワーク——これらはすべて、職場でも十分に活かせる能力です。
大切なのは、育児や家庭で得たスキルを「企業にとってのメリット」「企業にとっての価値」に変換することです。
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2.~実際の面接で復職希望ママたちの履歴書が採用担当にどう映るのか~
実際ブランクのある履歴書を手にする企業面接側としてまず思ってしまう本音をお伝えしましょう。
①空白期間の詳細 ⇒ 何してたのかしら?
②他の候補者と比べてしまう ⇒ 仕事毎日できる?スキルあるの?
③ビジネスの場から暫く離れている⇒ きちんと説明や対応できる?プロの意識まだある?
なんですね。
つまり、ブランクのせいで、他の候補者と同じスタートラインに立てているのか、がとても気になります。
言い換えると、「他の候補者と比較する価値があるのか」ということなんです。
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3. 復職ママの売り方
その1.履歴書の書き方
空白期間がマイナスになる履歴書の書き方、面接の受け答え、自分の売り方は絶対に避けるべきという事です。
単に「育児をしていました」と書くのではなく、「この期間に何を学び、どう成長し、それが企業にとってどうメリットになるのか」を明確にすることです。
例えば、
• 「子育ての経験」 → 「限られた時間の中で最大限の成果を出すタイムマネジメント力と習慣性の効力」
例.タイム管理アプリと睡眠瞑想を習慣化し平均余暇時間毎日1.5時間増加
• 「家計管理」 → 「コスト管理能力と計画的な資産運用のスキル」
例. アプリの効率的使用と資産運用ロードマップ作成で月額経費19%削減達成
• 「PTAや地域活動」 → 「チームマネジメント能力や調整力」
例.予算の見直しを年2回実施。新たな地域クラブと手を組み地域参加人数25%アップ
のように育児・家事で得たスキルを実践できる「企業にとっての価値」に変換する。
特にツールや数値化で可視化できたものがあれば例として履歴書に書き込むのもいいでしょう。
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できれば、家庭の中だけではなく、積極的にブランク期間に
1) 公のコミュニティ
2) 個人事業主としての活動
3)何かの団体のメンバーの一員として 等
社会と繋がりのある経験も含めるとベスト。ブランクや空白のイメージを払しょくできます。
また、隙間時間にとった資格、オンライン講座学習、修了書、単発でもいいのでキャリアのストーリーとなるものを積極的に取り入れていく姿勢も重要です。
空白だった履歴書=人生においてものすごく有益だった
に置き換えるには、
新たに身に付いたスキル(家庭の中のスキルだったとしても)=社会にいかに還元できるか
その変換コードを手に入れ、新しく復職した会社で実践できるようなパスを自分自身でも作るというプロ意識は必須です。
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その2「私を採用しないと損!」と思わせるプレゼンを
企業が求めるのは、「何ができるか」「どう貢献できるか」を明確に語れる人材です。
「子育てをしていましたが、また働きたいです」ではなく、「育児を通じてこんなスキルを得ました。だから御社にとってこんな価値を提供できます」と言えたらどうでしょう?
「育児を通じて得たスキルを活かして御社に貢献できます」と伝えられれば、企業にとっても魅力的な人材として映るはずです。
企業が本当に欲しいのは、「自社に貢献してくれる人材」です。
「復職できない」と嘆くのではなく、「復職できる、むしろ以前よりパワーアップした私」をどう売り込むかを考えること。
転職エージェントに対してもその姿勢で臨んでください。
空白の時間を嘆くのではなく、空白の時間をいかにスキルや仕事にコミットできる形に変換できたか、新しい自分をアピールできる自信を維持する自分であることもとても大切にです。
以前仕事をしてた何年か前よりも、育児家事あるいはそこの中で手に入れた人生のレッスン、資格によって、自分がいかに成長し、今企業がわたしという人材を採用しないと如何に不利益になるかを、説得できる強み=専門性とそのストーリーを打ち出しましょう。
それはあなたの「価値」=「勝ち」への行動変換コードです。
転職でも外資でもやっぱりこれ。 pic.twitter.com/mLpTzMrqrw
— 潤い人生100@転職 (@greatlifeandjob) February 16, 2025
その3 ネガティブ思考は自分の首を絞めるだけ
私は採用担当の時何名かの復職希望の女性たちを面接しました。
意外にも、空白を悪いもの、ネガティブと潜在意識で捉しまっている人が結構います。そうすると面接官の私までネガティブな意見を持ってしまいます。
実は男女関係なく、別の経験をした”フレッシュ”な経験豊富な人材を採用したいと思っている採用担当も多いんです。
今までと違う人材がほしい。
それはあなたかもしれないのです。
せっかく自分の新しいスキルを売れるチャンスなのに、ネガティブ思考があると、とてももったいないです。
自分で自らスタートラインに立つことを諦めてしまっているようなものです。
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4.多様性を受け入れない会社に行く必要はない
単刀直入にいいます、多様性を否定する会社、多様性を評価しない企業に固執する必要はないです。
企業は「優秀な人材」を求めています。そして、その「優秀さ」は、必ずしも従来のキャリアパスに沿ったものだけではありません。
もし、あなたの経験を正当に評価しない企業があるなら、さっさと次をあたりましょう。
多様な経験を活かせる場所を見つけるだけでなく、自ら作り出すという選択肢もあります。
実際に、育児や家事の経験を生かして起業したり、新たなビジネスを始める女性も多くいます。
育児や家事で得た知識やスキルを、商品やサービスとして提供する——そうした発想が、新たなキャリアにつながることもあります。
今までやりたかったことを思いっきりやってみるという、思い切った舵を切る方法もあります。そんなチャンス、あのまま会社にいたらなかったかもしれません。
そう思うと、これは金の卵的な人生の大チャンスかもしれません。
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5.「復職できる私」へ——意識を変えることがスタートライン
まずは復職ができない自分ではなく、以前よりパワーアップした自分でスタートラインに立ち、その1歩踏み出すという、自分売りの考えに切り替えることが第一歩です。
「履歴書の空白をどう説明しよう」と悩むのではなく、「この期間があったからこそ、私は以前よりも成長しより魅力的な人材になった」と自信を持って言えるようになる。
その期間に何を得て、それをどう活かせるかを堂々と伝えられるようになる.。
「自分は価値のある人材だ」と自信を持つこと。それが、復職への第一歩なのです。
「育児の時間をどう過ごしてきたか?」——これを単なる「空白」と捉えるのか、それとも「自分だけの価値」に変えるのか?
答えはあなた次第です。
人生には越せる壁しかやってこない。
応援しています💛
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