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デュエマキューブドラフトアーキタイプ解説


前回の記事(キューブのバージョンが古いがルール等の参考に)

1パック18枚を3パック分ピックするというルールは変わらないが、サイドボードを使うかどうかはまだ調整中。(サイドからSトリガーを入れまくられるとアグロが勝てないのではという理由。)


初の禁止カード

デュエマキューブは基本的に令和のデュエマの強いカードが大量に入っているが、最近のデュエマの傾向として、シナジーが重視されている傾向にあり、このキューブはハイランダーキューブのため、平成の禁止カードや令和の単体でそこそこ強いカードを端から入れていってもそこまでゲームが破壊されることはなかったが、《CRYMAX ジャオウガ》は許されなかった。

召喚したら勝ちの7マナ。あまりに理不尽でユーザー体験が悪い為禁止。
おそらく9マナなら許されていただろう。


有力なアーキタイプ

以下のアーキタイプが有力であり、どれかのキーカードから参入することになることが多い。

  1. 白赤アグロ

  2. 天門

  3. 緑多色ランプ

  4. 墓地リソース

  5. 革命チェンジ・侵略


白赤アグロ

1マナクリーチャーを1ターン目から展開し、2ターン目以降もクリーチャーを絶えず展開し、相手の準備が整う前に倒しきるアーキタイプ

24/3/30 2-0リスト(4人実施)

1-1 で《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》をピック出来ると画像のようなデッキが組めてキューブの勝者になれる。

出た時と攻撃時に引いて盤面に投入する。早期に出れば支配的。

このアーキタイプのカードはほかのアーキタイプで使われることが少なく、同じ卓にアグロ使いがいなければ、ピックをかなり遅らせることが出来るのが強み。光の1マナを早々に取りたい気持ちを殺して打たれると嫌な全除去トリガーなどのカットを優先しよう。周りが遅くなることが嬉しいので重くて強いカードはどんどん流していい。決してデッキパワーが高いわけではないので、卓を弱くしていくことが重要。《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》がピック出来た場合は話は別だが。

1マナからクリーチャーを出していけて、毎ターンクリーチャーを投入するので、遅いデッキを圧倒できる気がするが、2マナ2000を出されると普通に止まったり、4マナのマッハファイターで崩壊したりするので、そう簡単ではない。《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》のような圧倒的な切り札が控えているのが理想だが、ピック出来なかったり、引けなかったり、5マナ時点で場が壊滅的だったりすると流石に勝てないので、サブ切り札があることが望ましい。

青タッチする価値があるカード
1マナ軽いが弱い鬼羅.Star
その名の通り良い中継ぎ。2マナ2000はもう怖くない

まあ後は1~3マナのそこそこなカードで埋めれば良いので、卓が住み分けられていたらカードに困ることはないだろう。

その他の切り札級①一気に削れ過ぎる
その他の切り札級②ちょっと使いにくいが早さ○
その他の切り札級③返されにくくなるし強い。3色目タッチはしにくくなる
サブ切り札くらい。出されると厳しいのでカットしなければいけないが、アグロにも全然入る


天門

24/3/17 3-0リスト(6人実施)

《ヘブンズ・ゲート》及びその互換カード(以下では天門系と呼ぶ)を用いて高マナブロッカーを踏み倒すアーキタイプ。

古くから愛されているカード

天門系カードの枚数がとにかく重要。以下のような天門系カードを見たら即ピックしよう。(というか天門系カードが取れないと参入しないアーキタイプではある)

下が5マナと軽く、上も強い
まあって感じ
クリーチャーがいれば軽くなるので多少は低マナクリーチャーを採用したい
ケアが容易なので微妙になってきた。7マナ以下に寄せる必要もある
トリガーが付く能力はインクの染みがち

天門で出せるブロッカーは、踏み倒せば強いが、素出ししてもあまり強くないカードであったり、ほかのアーキタイプではあまり絡んでないことが多く、安く取れるので、序盤から取っていく必要はあまりない。

ヘブンズゲートを何度も打てるので天門なら最強だが、ほかのアーキならただの3色マナ
やはり天門でしか強くない
天門系からの連鎖を狙おう

基本的にSトリガー誘発するのは《ヘブンズ・ゲート》のみなので、6マナで天門系カードを素打ちするのが基本の動きになる。
そのため、序盤何する問題が残るアーキタイプではある。クリーチャーの素出しも視野に入れつつ2マナのランプカードを入れるのも一つの手か。
上の3-0デッキでは、以下のようなカードを採用した。

マナ加速しつつワンチャン1ドローできリソースを失わない
上もそこそこ。マナ加速しつつワンチャン1ドローできリソースを失わない
上もそこそこ。マナ加速しつつワンチャンハンド増える

ツインパクトカードの2つは上もそこそこ優秀かつ序盤を埋められるので積極的にピックしたい。また、今回は2マナ加速を採用せず、上で貼った《電磁魔天イエス・ザナドゥ》との兼ね合いも考え、Sトリガーを多めに採用する構成にした。

天門らしくSトリガーの踏み倒しに寄せようとしたが、墓地を肥やす方法に乏しく微妙だったかもしれない。
両面ともアグロ対策っぽいテキスト

以下のSトリガーと相性のいいカードも採用した

上もアグロ対策かつ、呪文面で天門を仕込んだりもした
ブロッカーでもあるし結構やりそう

以下のカードも耐えるという点では優秀なカードだろう。

古き良き強カード
攻めるデッキでも守るデッキでも活躍する凄い奴


緑多色ランプ

23/12/28 3-0リスト(8人実施)

2マナのマナ加速呪文を大量に採用し、強力な大型クリーチャーを展開していくアーキタイプ。
強力なカードを片っ端から採用するため5色になることもしばしばあるが、赤青緑カラーか青緑黒カラーのどちらかがベースになることが多い。
2マナ→4マナと繋げるのが理想的な動きのため、2マナ加速を8枚以上取りたい。
マナ加速最優先が良いか、フィニッシャーからが良いかは諸説ある。
ほかのアーキタイプに行きづらいときにこのアーキタイプになることが多く、卓に複数人いることも多い。
参考リストもマジック(革命チェンジ)の残骸が散見される。
そういったこともあり明確なアーキタイプとして確立しているかは微妙か。

君は、なぜ人生でフェアリーライフを打たないのか

フィニッシャーとしては以下のカードが良く使われる。

1~9までの数字が隠されているらしい
場も手札も潰せるので出たらまあ勝つ

強いカードを正しく認識できればこのアーキタイプを使いこなすことができるだろう。


墓地リソース

23/10/7 2-0(4人開催)
24/3/15 3-0(6人開催)

「ムゲンクライム」という能力や、「アビスラッシュ」という能力が頻出キーワードである。これらの効果により墓地のカードを手札のように使うことができるので、墓地を肥やしてアド差を押し付けて勝つ。
アグロ寄り戦略、ハンデス戦略、リアニ戦略、緑タッチ…など意外と戦略の幅が広い。ピック中や構築中だけでなく、ゲーム中の引きや盤面の状況などによっても戦略を変える必要があると思われる。

いかなる戦略においても、2マナの墓地肥やしが重要。概ね下の3種類があり(同じ効果の別名カードが何枚か存在する)、どれも一長一短だがそこまで大きな差はないので、とにかく2ターン目にどれかを召喚できるように集めよう。

出たとき2ドロー2dis。2色なのでやや出しにくいが最高の墓地肥やし
毎ターン1枚肥やす人
出たとき2枚肥やす人。こいつはアビスラッシュも持っており非常に優秀

よく採用されるフィニッシャーとしては以下のカードがある。

ムゲンクライム能力により、早期に召喚することも可能であり、非常に強力
墓地を十分肥やせるとコストも軽くなり、攻撃時に除去とリアニを同時に行える。
墓地を肥やしつつコスト3以下のハンデスクリーチャーを出して返されないようにすることもできる

墓地が十分に肥えるまでは以下のようなカードで戦っていく。

偶然落ちたら最高。《ロスト・チャージャー》で落としても良い。こいつが早期に出た場合はアグロ戦略に寄せていくことになるだろう。
ムゲンクライムに加えて2ドローというアドの塊
相手の動きを止めてゆっくり墓地肥やししよう


革命チェンジ・侵略

最近追加されたアーキタイプということもあり、参考リストは無い。
革命チェンジや侵略能力で強力なクリーチャーを踏み倒して展開するアーキタイプ。

革命チェンジはドラゴンとマジックの2パターンがある。

革命チェンジで戻した強いドラゴンを再度出していくことも可能
マジックはツインパクトカードになっていることが多いので効果が噛み合う(エアプ)

また、侵略はコマンドを参照するものが多い。

どこからでも出てくる凶悪さ

マジックは、ドラゴンやコマンドを持っているものがあり、それぞれを繋ぐ役割も担っている。
また、革命チェンジ・侵略は攻撃時誘発能力なので、マッハファイターやスピードアタッカー(ないしジャストダイバー)の優秀なクリーチャーを集めることが重要である。特に強力なドラゴン革命チェンジはレベル5以上のドラゴンを要求されるので、以下のようなカードが欲しい。

普通に使っても強い革命チェンジ元
革命チェンジするために生まれてきたやつ
マジックかつドラゴンでチェンジ時に小粒も焼けるしドロー効果も強い

《SSS級天災 デッドダムド》は以下のカードで最短2tで出すことも可能(殴り先が必要なので2tは流石に机上の空論だが、別に4tとかでも強い)。

3マナ以下でデメリットや条件のないコマンドはこれしかないはず

また、革命チェンジのtipsだが、
革命チェンジと侵略は同時に宣言することができる。
ただし、革命チェンジが対象をバウンスする仕様上、先に侵略クリーチャーを乗せてから革命チェンジを解決する必要がある(侵略は進化のように重ねるのでオブジェクトは同一扱い)。
また、その場合、侵略後のクリーチャーが革命チェンジの条件を満たす必要があるので注意。
さらに、キューブではあまりないことだが、革命チェンジの際は元のクリーチャー(を構成する要素すべて)が手札に戻らないといけないため、EXライフやスター進化では革命チェンジができないが、そのクリーチャーに先に侵略をすることで革命チェンジすることが可能である。

多分今のキューブではその状況になるのこれがある時だけかな?


その他ドラフト結果リンク(X)

https://twitter.com/search?q=%23%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%96&src=typed_query&f=live

2-0したデッキなどは今後もXにて公開予定。
キューブの内容も新しいパックで良いカードが追加されると変化するので、今回の記事がそのうち参考にならなくなる可能性もある。


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