デュエマキューブドラフトアーキタイプ解説
前回の記事(キューブのバージョンが古いがルール等の参考に)
1パック18枚を3パック分ピックするというルールは変わらないが、サイドボードを使うかどうかはまだ調整中。(サイドからSトリガーを入れまくられるとアグロが勝てないのではという理由。)
初の禁止カード
デュエマキューブは基本的に令和のデュエマの強いカードが大量に入っているが、最近のデュエマの傾向として、シナジーが重視されている傾向にあり、このキューブはハイランダーキューブのため、平成の禁止カードや令和の単体でそこそこ強いカードを端から入れていってもそこまでゲームが破壊されることはなかったが、《CRYMAX ジャオウガ》は許されなかった。
有力なアーキタイプ
以下のアーキタイプが有力であり、どれかのキーカードから参入することになることが多い。
白赤アグロ
天門
緑多色ランプ
墓地リソース
革命チェンジ・侵略
白赤アグロ
1マナクリーチャーを1ターン目から展開し、2ターン目以降もクリーチャーを絶えず展開し、相手の準備が整う前に倒しきるアーキタイプ
1-1 で《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》をピック出来ると画像のようなデッキが組めてキューブの勝者になれる。
このアーキタイプのカードはほかのアーキタイプで使われることが少なく、同じ卓にアグロ使いがいなければ、ピックをかなり遅らせることが出来るのが強み。光の1マナを早々に取りたい気持ちを殺して打たれると嫌な全除去トリガーなどのカットを優先しよう。周りが遅くなることが嬉しいので重くて強いカードはどんどん流していい。決してデッキパワーが高いわけではないので、卓を弱くしていくことが重要。《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》がピック出来た場合は話は別だが。
1マナからクリーチャーを出していけて、毎ターンクリーチャーを投入するので、遅いデッキを圧倒できる気がするが、2マナ2000を出されると普通に止まったり、4マナのマッハファイターで崩壊したりするので、そう簡単ではない。《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》のような圧倒的な切り札が控えているのが理想だが、ピック出来なかったり、引けなかったり、5マナ時点で場が壊滅的だったりすると流石に勝てないので、サブ切り札があることが望ましい。
まあ後は1~3マナのそこそこなカードで埋めれば良いので、卓が住み分けられていたらカードに困ることはないだろう。
天門
《ヘブンズ・ゲート》及びその互換カード(以下では天門系と呼ぶ)を用いて高マナブロッカーを踏み倒すアーキタイプ。
天門系カードの枚数がとにかく重要。以下のような天門系カードを見たら即ピックしよう。(というか天門系カードが取れないと参入しないアーキタイプではある)
天門で出せるブロッカーは、踏み倒せば強いが、素出ししてもあまり強くないカードであったり、ほかのアーキタイプではあまり絡んでないことが多く、安く取れるので、序盤から取っていく必要はあまりない。
基本的にSトリガー誘発するのは《ヘブンズ・ゲート》のみなので、6マナで天門系カードを素打ちするのが基本の動きになる。
そのため、序盤何する問題が残るアーキタイプではある。クリーチャーの素出しも視野に入れつつ2マナのランプカードを入れるのも一つの手か。
上の3-0デッキでは、以下のようなカードを採用した。
ツインパクトカードの2つは上もそこそこ優秀かつ序盤を埋められるので積極的にピックしたい。また、今回は2マナ加速を採用せず、上で貼った《電磁魔天イエス・ザナドゥ》との兼ね合いも考え、Sトリガーを多めに採用する構成にした。
以下のSトリガーと相性のいいカードも採用した
以下のカードも耐えるという点では優秀なカードだろう。
緑多色ランプ
2マナのマナ加速呪文を大量に採用し、強力な大型クリーチャーを展開していくアーキタイプ。
強力なカードを片っ端から採用するため5色になることもしばしばあるが、赤青緑カラーか青緑黒カラーのどちらかがベースになることが多い。
2マナ→4マナと繋げるのが理想的な動きのため、2マナ加速を8枚以上取りたい。
マナ加速最優先が良いか、フィニッシャーからが良いかは諸説ある。
ほかのアーキタイプに行きづらいときにこのアーキタイプになることが多く、卓に複数人いることも多い。
参考リストもマジック(革命チェンジ)の残骸が散見される。
そういったこともあり明確なアーキタイプとして確立しているかは微妙か。
フィニッシャーとしては以下のカードが良く使われる。
強いカードを正しく認識できればこのアーキタイプを使いこなすことができるだろう。
墓地リソース
「ムゲンクライム」という能力や、「アビスラッシュ」という能力が頻出キーワードである。これらの効果により墓地のカードを手札のように使うことができるので、墓地を肥やしてアド差を押し付けて勝つ。
アグロ寄り戦略、ハンデス戦略、リアニ戦略、緑タッチ…など意外と戦略の幅が広い。ピック中や構築中だけでなく、ゲーム中の引きや盤面の状況などによっても戦略を変える必要があると思われる。
いかなる戦略においても、2マナの墓地肥やしが重要。概ね下の3種類があり(同じ効果の別名カードが何枚か存在する)、どれも一長一短だがそこまで大きな差はないので、とにかく2ターン目にどれかを召喚できるように集めよう。
よく採用されるフィニッシャーとしては以下のカードがある。
墓地が十分に肥えるまでは以下のようなカードで戦っていく。
革命チェンジ・侵略
最近追加されたアーキタイプということもあり、参考リストは無い。
革命チェンジや侵略能力で強力なクリーチャーを踏み倒して展開するアーキタイプ。
革命チェンジはドラゴンとマジックの2パターンがある。
また、侵略はコマンドを参照するものが多い。
マジックは、ドラゴンやコマンドを持っているものがあり、それぞれを繋ぐ役割も担っている。
また、革命チェンジ・侵略は攻撃時誘発能力なので、マッハファイターやスピードアタッカー(ないしジャストダイバー)の優秀なクリーチャーを集めることが重要である。特に強力なドラゴン革命チェンジはレベル5以上のドラゴンを要求されるので、以下のようなカードが欲しい。
《SSS級天災 デッドダムド》は以下のカードで最短2tで出すことも可能(殴り先が必要なので2tは流石に机上の空論だが、別に4tとかでも強い)。
また、革命チェンジのtipsだが、
革命チェンジと侵略は同時に宣言することができる。
ただし、革命チェンジが対象をバウンスする仕様上、先に侵略クリーチャーを乗せてから革命チェンジを解決する必要がある(侵略は進化のように重ねるのでオブジェクトは同一扱い)。
また、その場合、侵略後のクリーチャーが革命チェンジの条件を満たす必要があるので注意。
さらに、キューブではあまりないことだが、革命チェンジの際は元のクリーチャー(を構成する要素すべて)が手札に戻らないといけないため、EXライフやスター進化では革命チェンジができないが、そのクリーチャーに先に侵略をすることで革命チェンジすることが可能である。
その他ドラフト結果リンク(X)
2-0したデッキなどは今後もXにて公開予定。
キューブの内容も新しいパックで良いカードが追加されると変化するので、今回の記事がそのうち参考にならなくなる可能性もある。