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知的財産管理技能検定3級を受けられずに死ぬかと思った話と、どういう勉強をしたかの話

今日、大阪大学で、知的財産管理技能検定の3級を受けてきました。
マジで良かった。
マジで良かった。
受けられないと思った。
電車乗り間違えたときは、マジで死んだかと思った。

試験会場の張り紙

【採点】
http://www.upload-j.com/view/page/page2
こちらに解答速報があったので採点させていただきました。

学科:28/30問
実技:29/30問

前日まで特許と著作権がイマイチな感触でしたけど、まあまあいけたって感じでした。70%がラインらしいので、合格だと思います。

予備試験で知財を選択してるので、多少知識の底上げをしたいと思って受験しました。やって良かったかなと思います。あと合格したら会社から受験料と報奨金ももらえる。タダで資格もらえるみたいな感じなのはラッキーですね。
2級を受けるかどうかはまた別途検討します。
次回は来年3月にあるけど、予備試験に集中した方が良さそうではあるため。

【勉強方法について】
最近、ビジネス実務法務検定の2・3級を受けたときも同じだけど、勉強方法は一緒。

問題集を買って、問題解きまくるだけ。

正直、それが一番コスパがいいと思う。
テキストは、欲しいなら買ってもいいけど、別になくてもいいと思う。
問題集に解説もあるから、それを読めばいいし。
わからない単語等はネットで検索できるし。
テキストに書いてること覚えないといけないわけじゃないからね。
問題を理解して解けるようになったらいい話なので。

自分が利用したのはこれ。
中古で2冊1500円くらいで買いました。

この2冊をほぼ完璧にして、知財検定のHPにアップされてる直近過去問3年分を解いておいたら、自分と同じ点数は取れると思います。下が過去問のページ。

https://www.kentei-info-ip-edu.org/exam_kakomon.html

これから受験したい人は、同じように勉強したら受かるよ。
なんか教えて欲しいことがあったら声かけてくれたら、自分がわかる範囲なら相談乗りますので、お気軽にお声がけどうぞ。反応遅いかもしれんけど。

【感想】
自分は予備試験の選択科目を知財にしてるので、そのために受けたという感じです。

あと、試験に場慣れしたいというのもある。
自分は非常に緊張しやすい人間なので、試験というものについてはかなり弱い。
本番に弱いタイプ。メンタルが豆腐。最弱。なので鍛えまくって努力マンの鉄下駄くらいになりたい。

圧倒的な実力で向かうくらいじゃないと完全な力が発揮できない。
例えるなら、幼稚園児と腕相撲で勝負するみたいな。

そういう自分が圧倒するような状況じゃないと緊張しすぎて夜も眠れない。
そういう意味では今回は、正直落ちるとも思ってなかったので、緊張はまったくしなかった。

でも緊張しなかったとしても、合格濃厚だったとしても、試験を受けなければ合格できないのだ。

いや別に「だから行動しろ」っていういい話のような説教話ではなくて、試験に遅刻して受けられなかったら合格できないって話なんだけどね。

【電車を乗り間違えた話】
失敗は笑い話になるだろう。
というのは俺が今思いついた言葉です。

以下、笑い話。

試験会場は大阪大学の豊中キャンパス。
簡単に言えば、大阪のめっちゃ上の方。

自分が下の方にある住吉大社らへんに住んでるから、くっそ遠い。
御堂筋線で千里中央駅まで行って、大阪モノレールで阪大の駅前に行くというルートをとった。

家から出たときは余裕の時間で、20分くらい前には阪大に着く予定だった。

そういうわけで大阪モノレールに乗って、電車に乗ったんだけど、2駅くらい先に行ってから「あれ、これ逆方向じゃね?」って思った。
逆方向に乗ってた。

言い訳をさせてくれないか。
昨日、会社でくっそ嫌なことがあったのだ。マジで嫌なことがあった。会社に隕石落ちねーかなと思うくらいだった。絶対に司法試験合格して会社辞めてやるという気持ちが強くなった。知的財産管理技能検定とか受けてる時間あるなら予備試験の勉強しよって思った。
そういう感情が昨日からずっと続いていて上の空だったのもあって、電車を乗り間違えたのだ。悪いのは全部弊社。俺に慰謝料をよこすべき。

という感じで、激烈に焦った。

とりあえず降りた。
アプリで時間を調べると、今から乗り直しても、阪大に着くのが11時って出た。

受験票には「試験入室可能時間を過ぎたら入室できません」みたいなことが書いてある。

入室可能時間:11時

やばいやんけ!!!

改札で「タクシー乗り場ってありますか?」と聞いたら「あるけどタクシーいないかもですよ」って言われた。外に出て、タクシー乗り場っぽいのを探してみるけどすぐに見つからず、すぐに駅に戻って、そのまま電車に乗って行くしかないと思った。

駅からダッシュすればいけるだろうと思った。

俺はやばいやばいと思いながら、どうしようか考えた。

駅からダッシュすれば、ギリギリ間に合うのではないかと思った。

なので、最寄駅についた瞬間、ダッシュした。俺みたいな遅れてるやつが他にもいないかと思ったけど、ダッシュしてるのは俺しかいなかった。

1分くらいダッシュして阪大の入り口を見つけた。
これは行ける! そう思った。

その途中、地図があったから見た。
絶望した。

紫原阪大前駅から会場

死ぬかと思った。

会場までが遠すぎた。
俺がダッシュして着いたと思った入り口は、上記地図の右下らへんにある「キャンパス紫原口(文)」と書いてるところらへん。
試験は上の方のグラウンドの横の赤いマークのところ。

確実に間に合わないと思った。
でも、そこで俺の頭に「諦めたらそこで試合終了だよ」という言葉が聞こえた。
終了もくそもまだ始まってないし、そもそも試合に参加すらさせてくれないかもしれないという最悪な状況の中、俺は走った。とにかく走った。もうこれで終わってもいいと思いながら走った。受けさえすればこっちのもんだと思いながら走った。

「今年は実技だけ合格だから、来年に学科だけ受けないといけないかもしれない」とか思いながら走った。いろんな妄想をした。とりあえず会社がくそだと思った。弊社はくそ。絶対にくそ弊社を辞めてやると思った。色んな社員の顔が浮かんできたけど、全員嫌いだと思った。俺に味方はいないのだと思った。会場に着いた時、俺のように遅れてる人は何人かいたけど、悠長に歩いていた。こいつら何で余裕やねん、って思った。

試験の案内してくれる人は「まだ試験が始まってないから大丈夫ですよ」と優しく言ってくれた。神。「お水とか飲まれなくて大丈夫ですか?」とも言ってくれた。女神。この人たちだけが味方だと思った。弊社はクソ。

教室の扉の前で、ゼーゼー言いながら俺はiphoneの電源を切って(切らないとダメなルール)、受験票を取り出して、ゼーゼー言いながら席について、なんかよくわからんまま受験票が回収された。試験管の人が何言ってるのかまったくわからんかった。極限まで体力を使い果たした俺は、もう力が残っていなかった。多分同じ教室にいた人たちは「こいつやべえ」って思ったと思う。俺も思う。正直その時らへんの記憶があんまりない。同じ教室の人たち、ごめんなさい。

すぐに学科試験が始まった。俺は息がまだ整わないまま、試験を開始した。10分くらいで全部解き終わって、疲れた俺は残り時間をそのまま休憩にあてた。

試験中も会社に対してイライラしていて、気がついたら実技試験が終わってた。
そして、気がついたら大学から出ていて、気がついたら家に帰っていた。

結論。
会社はクソ。

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