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REPORT#02 2022年度建築系サマーインターンレポート【後編】

8月18日(木)~8月22日(月)の5日間で行われたコクヨの建築系インターン。
このインターンでは、国内TOPクラスの設計者数/施工数を誇る一級建築士事務所として数多くの内装設計を手がけるコクヨの「施工管理職」の魅力・
やりがいを体験するプログラムに20名以上の学生の皆さんが参加しました。

今回のレポートでは、以下の【前編】2022年度 建築系インターンレポートに引き続き、参加者の学生の皆さんにインタビューを行い、インターン中の失敗や成功を赤裸々に語ってもらいながら、それぞれがどのような学び、成長を得たのかをまとめていきます。

DAY3~DAY5 レポートサマリー

DAY3〜DAY4では実際の施工現場見学、そして最終日は総仕上げとして工事計画の策定と施工管理業務のレポートワークを体験した学生の皆さん。

施工現場の見学では、「これまでとは全く違う新しい視点で空間構築を捉えるようになった」という声が多く挙がっていました。
また総仕上げのワークでは、施工管理職に対するイメージの変化や5日間を通じて自身の成長についても、学生の皆さん一人ひとりのカラーが出た言語化を行っている点が印象的でした。

以下からは、DAY3~DAY5の各コンテンツを体験したメンバーの声を中心に成功や失敗の内容、そこからどんな学びや発見があったのかを詳細にお届けしていきます。

DAY3~4 :実際の現場に足を運び、"仕事"を肌で感じる。

DAY1・DAY2のインターンでは実測や見積もり作成など実際にコクヨの施工管理業務の一旦を手を動かしながら体感した学生の皆さんたち。

DAY3・DAY4は今回のインターンの醍醐味の一つでもある、実際の施工現場に足を運び現場の様子を見学しました。

施行中の現場へ足を踏み入れる貴重な機会を経験し驚きを隠せない学生の皆さんに早速感想をインタビューしてみました。

Q.施工現場見学を通じての発見や学びを教えてください。

参加者Aさん
施工管理者として安全に配慮することはもちろん、「如何に効率良く作業できるかを考え、その中で、利益を出していくか」、ゴミ箱の位置ひとつまでこだわり抜いて「人が気持ちよく過ごせるヒューマンスケールの設計を形にするか」、など目配り・気配りを行うべきポイントが非常に沢山あって、
この仕事の重要性や難しさと面白みを同時に感じました。
ゼネコン等の施工現場をイメージされるような落下や墜落などの安全に対する注意に加え、内装施工では狭い現場で効率的に作業できる環境を緻密に計画することが求められる(1平米あたり300kn超えないように部材を配置すること、墨だしが隠れないようにブルーシートのかかりしろを十分にとるなど)など、設計者が作成したイメージや図面と実際の空間のギャップが生まれないように、より綿密に設計者とのコミュニケーションを行うことが大切であることも、現場見学から学ぶことができました。

参加者Bさん
コクヨの安全に対する意識レベルの高さに驚きました。
他社の施工管理事例も調べたことがあるのですが、実際にコクヨの現場では、脚立の使用禁止やヘルメット着用、部材の配置場所まで徹底されている点や一般のお客さんが来る日も作業しなければいけないというスケジュールの場合は防音確認やグラスウールの挿入といった対策を行うなど、想像以上に視野を広げて細かい所にまで想定・対処していました。
施工管理の現場では、管理者と現場慣れしている職人さん、現場周辺に訪れる一般の方の安全意識の違いが生じる可能性がある中で、事前準備の徹底はもちろん、それぞれに対するコミュニケーションにも「人に対する意識」を巡らせることが大事だと学べました。

現場見学の様子
現場見学の様子

DAY5 :業務体験を通じた5日間の学びを昇華する総仕上げ

4日間を通じて、さまざまな学びを吸収してきたインターンもついに最終日を迎え、総仕上げのワークに臨む学生の皆さん。

最終日、最初のワークは「図面をもとに搬入経路や養生計画などを含めたQCDSE(Quality /Cost /Delivery /Safety /Environment)全体を担保する工事計画の策定」に取り組みます。

これまでの学びを活かしてワークに取り組み学生の皆さん

発表にも熱が入る中、フレッシュな視点で様々な工夫を凝らした工事計画の提案にコクヨ社員からも拍手が出ていました。

実際の発表資料(抜粋)
実際の発表資料(抜粋)

Q.工事計画策定ワークの感想を教えてください。

参加者Cさん
工事計画の策定は二日目の見積もり作成のように点で考えるのではなく、
全体を俯瞰しながら、コスト面と工事の段取りや納期などのバランスを感がていく必要があり、より難しいワークだったと感じています。
事前に施工現場の見学させていただいたことで、自分の中で安全意識が高まっていたことや職人さんが如何に動きやすい状況を作るかなど、これまで考えたこともなかった点も踏まえてワークに望んだことで、改めて施工管理業務の重要性を自分ごと化できたと感じた時間でした。

お昼休憩を挟み、午後からは本インターンの総仕上げとしてラストのワークに臨んでいきます。与えられたワークのテーマは「コクヨの施工管理職を
後輩に説明するプレゼンを考える」
というもの。
5日間の学びをチームメンバーと改めてシェアしながら構造的に整理するために、学生の皆さんも一つひとつ学びを丁寧に言語化しながら資料をまとめていました。

実際の発表資料(抜粋)
実際の発表資料(抜粋)

Q.最終ワークの感想を教えてください。

参加者Dさん
5日間を一緒に過ごしてきたチームのメンバーと学びをシェアするワークを
最後に行えたことはとてもありがたかったです。
「後輩に学びを伝える」という軸を持って、これまでの学びや発見を言語化していくことで、自分なりの整理が進むことはもちろんですが、「同じ内容でもチームメンバーや他班の人はこう言語化するのか!」という部分から
新たな発見があったりと総仕上げに相応しい内容を用意いただいたと感じました。

5日間の全プログラムが終了し、やり切った表情を見せてくれた学生の皆さん。最後に、今回のインターンの感想を聞いてみました。

Q.インターン全体を通じた感想を教えてください。

参加者Eさん
僕の中で施工管理職の仕事のイメージが大きく変わった5日間でした。
インターンの参加前は「施工管理」というと、TVドラマで見るような「現場に行って職人さんとコーヒーを飲みながら、熱い気持ちのみでウエットに仲良くなって納期を守らせる役割なのかな?」という印象でした。
だけど、実際に現場を見学したり、実業務を体験すると「熱さと冷静さ」、
「マクロとミクロの視点」、「事前準備力と現場での即興力」など対になる
要素のバランスと完璧に取りながら、空間を形にする繊細な仕事だと感じるようになりました。空間を通じて価値を提供するという中で、学校では学べない仕事の重要性をここまでリアルに体験させてくれた機会に改めて感謝を感じる5日間でしたね。

参加者Fさん
僕自身、インターン参加前は自分の「他力本願な部分」や「初対面の人に
コミュニケーションをしていくことが苦手なところ」を感じていたのですが、なかなか改善できずにいました。
ただ今回、インターンの中で、「自分から声を発すること」、「自分が率先して動くこと」で、物事が進んでいく場面を沢山見て、経験したんです。

例えば、自分が少しだけ勇気を出してグループワークで意見を発してみたら、そこから議論が広がって発表のクオリティが上がったりという部分と同じように、施工現場でも少しの勇気・少しの行動の積み重ねで安全が守られたり、空間の価値が高まったりすることが繋がっていました。
(「まさかここまで計算されていたのか⁉︎」とインターンを企画してくれた
コクヨさんの思惑に驚きました…。)

全体を通じて、日々変わっていく、成長していく自分を実感できる機会を
得られたことに、改めて感謝したいです。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

コクヨ 2022年度 建築系インターンレポート、いかがだったでしょうか?
今回のインターンに参加した方・しなかった方、これから就活を控える年次の方にも、インターン現場の空気感やコクヨの施工管理職の魅力が少しでも伝われば嬉しく思います。

コクヨの採用公式noteでは、今後も事務系インターン、エンジニアインターンのレポートを投稿していく予定です。

どうぞ、お楽しみに!


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