フロ庭通信! No.9
稽古もどんどん進みますが、衣裳や小道具もどんどん揃っていきますよ!
演出部もフル稼働です!
第9回はカガ先生役、竹山あやさん!
竹山あや
96年より10年の解散まで劇団M.O.P. 所属。
解散後は北九州芸術劇場や京都芸術センターにて、青木豪演出作品、近藤良平演出作品、柳沼昭徳作・演出作品に出演。近年は【舞台】「14人の親戚」「俊徳スティグマの道行」【映画】「父のこころ」など。また近藤演出作品出演を機に身体表現に目覚め、コンテンポラリーダンスで国際WS参加、ショーイングにも多数出演。日本舞踊や歌にも活動を拡げている。
— 上演までひと月きりましたが、いかがでしょう?
なんか、最初から引き締まってたつもりなんですけど、さらに引き締まったていう感じですね。最初の読み合わせで、すでに……皆全然自分の番を外したりしないじゃないですか。当たり前のことではあるんだけど。あ、いけない!と思って、最初の時に結構、気が引き締まりました。
あと、人がいないとなったら積極的に皆さん、代役を買って出るような現場で、すごく素晴らしいなと思うし、だから全然、なんていうか。ストレスがなく、いいなあと思ってます。
— 本公演の見所について
普段自分がお芝居見るときも、自分がお客さんで行ったら、その、目の前で起こる、目の前で生まれたり、目の前で起こることを見れることが、舞台を見にいく醍醐味だと思うんですよ。ドラマとか、映画もいいけど、決められたことがそのまま、はい起こりました、とかじゃなくて、目の前で起こる?目の前で生まれたり、巻き起こったりするのが、見れるのが、舞台の醍醐味だと思うので。そういう意味では、今回は、ほんとに、目の前で生まれたり、起こったり……え、どうなるの?みたいなことが、十分感じれる、作品だと思うから。私がお客さんだったら見に行きたい。かな。
— カガ先生の人物像
とにかく、一生懸命?熱いか冷たいかでいうと、やっぱ熱い人だと思うんですよ。芝居の中でも出てくるけど、いろいろ面倒なこともある看護師社会の中でね、現場で一生懸命やってきて。教官になる人と、現場で続ける人と、一つ岐路があって、その中でカガ先生は教官じゃなくって、現場の人。本人の希望かはわからないけど、今は現場でやってる人で。それと両面なのか……なんだろ。自分のエネルギーというか、パッション?それが沸き立ちすぎて、なんかこう、どこに行けばいいのか、パッションがグラグラ煮立ちすぎて(笑い)こういう形に、今なってるのかなって。
— カガ先生、看護師社会のボスって感じですもんね。
力の使い所が、端から見たら間違ってるんだけど、なんかそういう風になっちゃった人。力を行使するような、力を持っちゃったというか。そういう力はいつまで保つのかわからないけど、そういう力に今はなっちゃってる。だから、生徒たちのこともすごく指導しようと思ってるけど、現場もやっぱ大変だから。もちろん生徒たちも大変だろうけど、「ああもう、なんでできないの?」とかいう形になっちゃったり。毎年毎年実習生ってくるから、毎年毎年同じことを言うわけじゃないですか。そのなかで、ちょっと……間違っちゃってる大人になってたりとか、してるのかなって。
でも、真剣にやってるからこそ、今彼女は、間違っているのかなって。なんだろ、ただ単に、善悪で決められないことがあるって言うか……多分、もう一度、考え直す時期がカガ先生には、この後も来るんじゃないかな。これが今の、彼女の、精一杯なんだろうなって。
ちょっと休んだり、ちょっと離れて見てみたりとかしたらいいのに。そういうことが、できにくい性格というか。闇雲に走っちゃったりね。そこは私とちょっと似てる。カガ先生との共通点かなとか思ったり。
—意気込み
愚直なことかもしれないけど、やっぱり、覚えて叩き込んで。どんなことになっても、どんな球が飛んできても、嘘とか、こうやってきたからとか、持ち出さずに、反応したい。舞台上で生まれたりできることを、最終目標に頑張りたいと思います!
たけさんありがとうございました!
文:足達菜野
撮影:山下真実
『フローレンスの庭』
2022/12/16(金)~18(日)
* 16(金):19:00-
* 17(土):13:00- / 18:00-
* 18(日):13:00- / 17 : 00-←new!
※受付は開演の60分前、開場は開演の30分前
会場:アイホール
特設ページ↓ ご予約はこちらから!
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