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勝手に猪瀬舞ア"ワー"ド2024

 どうも、ご無沙汰しております。
今年も新年明けましたわけですが、私が本来去年にすべきことを未だにしていないことに気づきました。卒論に追われ、気が付いたらもう元旦から20日が経過しております。
 というわけで今から責務を果たします。2024年の猪瀬舞のファンアートの振り返りです。

今年の猪瀬舞総括

 今年は6月に本編が完結し、それに関連して京都市内で運行されている叡山電鉄との大規模なコラボイベントが実施されるなど、恋する小惑星という作品全体として大きな動きがあった年となりました。また、本作品の名前を冠した、未発見小惑星検出アプリ『COIAS(Come On! Impacting ASteroids)』にて新たな小惑星が3天体(697402,718492,719612)発見され、それぞれ"Ao""Quro""Hoshizaki"といった本作品の展開や作者をモチーフとした命名がされるなど、まさに今までこの作品が蒔いてきた学術的関心への種が花開くような瞬間を目にし、"ファン活動"の範疇にとどまらない、本作品への多くの方々の愛を再確認した年でもありました。
 思い返せば、私も地学オリンピック情報誌のリレーエッセイで初めてこの作品を知って以来、およそ6年にわたりこの作品を追ってきたことになります。私の来歴はもともと地学寄りなので、これをきっかけとして地学に興味を持ったというような、明確な人生を変えるようなきっかけを頂いたわけではありませんでしたが、少なくとも大きな目標を追う彼女らの姿を見て、多少なりとも自身のモチベーションの原動力となったことは間違いないと確信しております。約7年間、出産や育児等で大変お忙しい中でも沢山の方に夢を与えて下さった原作者のQuro先生には深い尊敬と感謝の意を申し上げます。
 さて、作品全体の話ばかりになってしまいましたが、2024年も猪瀬舞及びそのファンアートには様々新たな展開が見られた1年だったと感じております。2024年の猪瀬舞を語る上で最も重要な点としては、何といっても、大学を卒業し、就職した(大人になった)猪瀬舞さんが初めて登場したところにあります。国家公務員(国土地理院)みたいなので、皆さんも納税をして彼女に貢ぎましょうこれを見た猪瀬舞界隈は再び盛り上がりを見せ(猪瀬舞界隈とは…?)、多くの大人版猪瀬舞さん(ストレートな意味で)のファンアートが誕生しました。また、冒頭にも述べましたが、叡山電車とのコラボイベントが開催され、制服姿の猪瀬舞さんが描かれたことも大きな話題となりました。
 これまで猪瀬舞のイメージとしては、"小さくてかわいいけど頼りになる先輩"というイメージが強く、ファンアートとしてもそのようなものを軸としたものが多くを占めていました(その中で宇宙の海蘊氏は色々新しい表現に挑戦されている様子が度々見られ、私も刺激を頂いていました)。言うまでもなく、そのような猪瀬舞さんもかわいくて最強なのですが、(そのような意図があったかは不明ですが)この作品は、最後に大人になった猪瀬舞さんというとんでもない種を蒔いていきました。原作が終わることで、公式からの供給が減ってしまうといった事実は避けようがありません。一方で、公式が最後に蒔いてくれた種は、"小さくてかわいいイノ先輩"という既成概念をとっぱらい、ファンの方々の表現のブレイクスルーといった花を咲かせてくれるのではないかと考えることもできます。今まで多様な猪瀬舞ファンアートで私に元気や刺激を与えて下さった全ての猪瀬舞絵師の方々には本当に頭が上がりません。猪瀬舞界隈、まだまだいけます(そして私もいつか絶対ファンアートを描きます)。
 というわけで長くなりましたが、私が勝手に選んだ2024年のベストなイノ先輩ファンアート、紹介します。


猪瀬舞ア"ワー"ドについて

 毎年の紹介となりますが、猪瀬舞ア"ワー"ドとは、私が個人的に毎年の中で特に好きだったファンアートを紹介するコーナーです。あくまでも絵を専門としているわけでもない個人の評価(というか性癖紹介)なので、絵師の方々および作品に優劣をつける意図は全くございません。全ての猪瀬舞ファンアートを紹介しても良いのですが、とんでもなく長い記事を生成するわけにはいかないので、苦渋の決断です。(そのようなものなので、賞金とかもご用意していません。同人誌等出版された際は積極的に購入させて頂きますので…)

2024年優秀猪瀬舞賞(3作品)

①原宿系イノ先輩(宇宙の海蘊 氏)

 猪瀬舞界隈の皆様なら親の顔より見ているであろう宇宙の海蘊さんの作品です。普段は純粋の権化みたいなイノ先輩から滲み出るそこはかとないあざとさが、とても癖に刺さります(特別賞でも良かったかも)。ツーサイドアップ(ハーフツイン)が特徴的ですが、しれっと三つ編みを後ろで結ぶアレンジも中々良いです。

②桜とイノ先輩(あすみあすか 氏)

 2023年に引き続き、2024もとても良い桜とのコラボを見ることが出来ました。あすみあすか氏の絵は非常に写実的ながら柔らかさを残したとても見応えのあるものばかりですので、皆様もぜひ他の作品も見てみてください。

③石垣島VERA(?)とみらあおイノ(AsAl 氏)

 光の表現がとてもリアルであり、とても躍動感を感じる作品です。背景の書き込みもとても細かく、こちらも実在性を感じられるとても好きな作品です。

2024年猪瀬舞特別賞


前へ進むイノ先輩(宇宙の海蘊 氏)

宇宙の海蘊氏、2024年も何と2作品も動画形式のファンアートを作成されていました。こちらの作品は連載完結に際して作成されたものであり、前の投稿を見ると手足の動きや髪の動きを計算して制作されており、とても愛を感じる作品です。

さて、満を持して最優秀賞を発表したいと思います。

2024年猪瀬舞最優秀賞

大人になったイノイヴ(桜乃ひがし 氏)

今年見た中では最も解像度の高い大人イノ先輩だと感じ、とても想像力を掻き立てる作品として、選ばせて頂きました。おしゃれなバーでイヴ先輩とたわいもない話をしていそうなシチュエーションもとても好きで、原作でも表現されていましたが、イノ先輩が大人になったらこんな感じだろうなという想像をより強化してくれる大変良い作品と感じました。skebなので、発注をしてきっかけを作って下さった方もありがとうございます(私が発注をしたものではありません)。

おわりに

さて、ここまで私が特に好きだった2024年の猪瀬舞ファンアートを紹介してきましたが、今年描かれた100件をも超える作品のうち、どの猪瀬舞も非常に私に元気を与えてくれる大変素晴らしいものでした。私が2024年も頑張れたのは皆さんが生み出してくれた猪瀬舞さんのお陰であることは過言ではありません。改めて、この世の全ての猪瀬舞絵師の方に敬意を表します。
そして、原作は完結してしまいましたが、コンテンツ展開自体はまだあるかもしれない(希望的観測)ので、是非今後とも猪瀬舞(勿論他の地学部+その周りの方たちも)をよろしくお願いします。
それでは、これからも良き猪瀬舞ライフを!!

追伸:かずちん氏編の恋アス魔導書こと『星咲のつどい』、購入させて頂きました。色々なイノ先輩(とそれに付随した思想)を見られ、大変満足な1冊でした(評論パートもなかなか読みごたえがあった)。
予約数多ければ増刷するみたいので、興味ある方はこちら(https://s-csys.booth.pm/items/6320964)から予約してみてください。

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