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第五世界の兆し

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2020年3月の記事一覧

第五世界の兆し[創作]7

7 救世主の活動 [救世主] 人々や世界を救済するとされる存在のこと。  異称 :セイバー、ソ…

高山矼
4年前
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第五世界の兆し[創作]6

6  選択  印象的な夢を見た。線路沿いに私はいて、すぐ横には昔風の単行列車。目線の先には…

高山矼
4年前
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第五世界の兆し[創作]5

5 役割 [認識]…物事をはっきりと見分け、判断すること。そういうふうにして物事を知る、心の…

高山矼
4年前
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第五世界の兆し[創作]4

4  混乱  高校は、キリスト教だった。親は曹洞宗、と言ってもお墓を守ってもらってるお寺が…

高山矼
4年前

第五世界の兆し[創作]3

3  始まり  27才の頃、何にも成れずただ時間だけが過ぎていた。不安と焦りと自分の思い通り…

高山矼
4年前
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第五世界の兆し[創作]2

2  出会い  彼女Rちゃんとの出会いは、小学生の時だったように思う。はっきり認識したのは…

高山矼
4年前

第五世界の兆し[創作]1

1  気付き  脳の機能が正常に働いていないのだと気付いたのは、高校の時だ。学力テストがいつも平均点以下だった。期末はさほど悪くない。決められたテスト範囲を直近で勉強すればある程度は良かった。中学からそうだった為、毎日勉強するという習慣が身に付かなかった。それが後に惨めったらしく苦しむ事となる先の未来に繋がるということには、全く頭が回らなかった。漫画の世界を好み絵を描くという趣味に多くの時間を、いや青春全てを費やした。それがまるで自分の使命かのように。  空想の世界の没入の