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乃木坂46のLIVEは配信で観るべき理由4選

配信でいい。配信がいい。

僕は乃木坂46が大好きであり、そのLIVEを主に配信で観ています。

乃木坂46のLIVEには、明治神宮球場で開催された真夏の全国ツアー2022東京公演や、東京ドームで開催された齋藤飛鳥卒業コンサートDay2で現地参加したことがあります。配信LIVEと現地参加LIVEの両方を経験した上で、今では好んで配信LIVEを観るようになりました。

恐らく、今後の乃木坂46のLIVEで僕が現地参加する機会はかなり少ないでしょう。

例えば掛橋沙耶香さんの活動復帰が宣伝されたLIVEのように、それくらい注目度が高いLIVEが開催されない限り、僕は乃木坂46のLIVEを配信で観続けていくと思います。

というのも、配信LIVEと現地参加LIVEを実体験に基づいて比較した際、僕にとっては明らかに配信LIVEの方が優れており、乃木坂46のLIVEは配信で観るべきという結論に達したからです。

今回の記事では、なぜ僕がそのように考えているのかということを現地参加LIVEと配信LIVEの特徴や利点を比較しながらアウトプットしていきます。

なお、この記事は、僕個人の価値観において乃木坂46のLIVEは配信で観るのが良いという文脈で持論を述べていきます。

現地参加LIVEやそれに参加する人を批判したり否定したりする意図はありません。また、乃木坂46以外のグループや歌手のLIVEも全て配信で観るべきと考えているわけではありません。

つまるところ、LIVEを観る最適な方法は人それぞれです。


1.時間的自由度が高い

配信LIVEの利点としてなによりも最初に思い浮かぶのはこれです。詳しく述べていきましょう。

この利点は、LIVEに現地参加する時を想像することで逆説的に理解できます。

現地参加するとなると、まずは会場へ行く必要があります。乃木坂46のLIVEは都市やその近郊にある広大な会場で開催されることが多く、たいていの人は電車に乗って会場へ足を運びます。

次に、会場に到着したらチケットの確認や手荷物検査の列に並びます。思いもよらないものが手荷物検査で持ち込み不可と指摘されることがあり、必ずしもすんなり入場できるとは限りません。

入場したら自席を探します。広大な会場だと自席へ行くのは簡単ではなく、すぐに着席できるとは限りません。自席を探して明後日の方向に進み、会場内を歩き回ってしまう危険性があります。

そして開演前は同じように自席を探す人がたくさんいます。通路の譲り合いや進路の交差によって思うように前へ進めず、自席へたどり着くまで想像以上に時間がかかってしまうなんてこともあります。

また、自席に着く前・着いた後にお手洗いへ行っておこうと考えるのが自然でしょう。これは現地参加する人の多くが同様に発想することです。特に開演前、会場のお手洗いにはどこも長蛇の列が発生します。

開演中にお手洗いへ行くのは心理的にも状況的にも難しいです。また、乃木坂46のLIVEは演出の都合上、開演中にお手洗いへ行けなくなることもあります。

となると、お手洗いにはやはり開演前に行くしかなく、時間がかかることを承知で最後尾に並ばなければいけません。女性は特に大変だと思います。

現地参加LIVEは、このような一連の準備を経て臨むものです。そして、必要な時間は他にもあります。

たとえ終演しても、すぐに会場から出られません。乃木坂46の現地参加LIVEは基本的に規制退場であり、退場の順番が来るまでは着席を指示されます。

自席の位置によっては比較的早く退場できます。しかし、終演してすぐに退場できる人は少なく、大多数の人は終演後にまず着席しなければいけません。

僕が真夏の全国ツアー2022に現地参加した際には、終演して60分近く着席していたと記憶しています。ちなみに、明治神宮球場のように屋外の会場で雨が降っていても同様の案内をされ、なおかつ傘の使用は禁止されます。

僕が参加した日は雨が降っていたので、びしょ濡れになりながら退場の順番を待ち続けていました。真夏だから良かったものの、空と椅子の全方位から雨水が衣服に染み込んでくるなか待機し続けるのはかなり苦痛でした。

しばらくの着席をした後、退場してようやく帰路に着くことになります。

このように整理した上で、乃木坂46の現地参加LIVEには開演前・開演中・開演後を合わせてどれだけの時間を要しているのか考えてみましょう。

開演前の動作をまとめると、会場への移動・手荷物検査・お手洗いへの整列・自席への着席があります。後者3つを考慮すると、最低でも開演の1時間前には会場に到着しておくのが無難です。

例えば18時開演の場合、17時には会場に到着できるように動くことになります。そのためには、会場隣県に住む人でも15~16時に地元駅を出発する電車に乗れるよう身支度を整えることになります。

LIVEの尺が3時間だとしたら、終演するのは21時です。それから規制退場するとなると、席によっては22時に迫る時間帯にようやく退場に至ります。そこからさらに自宅までの移動時間が必要です。

以上のことから、たとえLIVE自体は3時間の尺であったとしても、現地参加LIVEに要する合計時間は外出準備から帰宅までで6,7時間くらいと見積もることが出来ます。

いやはや、数値化してみると現地参加LIVEに要する時間の多大さが甚だしいですね。

それに対して、配信LIVEはどうでしょうか。

たいていの人は、配信LIVEを自宅で鑑賞するでしょう。その場合、上述した一連の準備が根本的に不要となります。必要な準備といえば、開演時間までにPC等の映像受信端末を起動させることくらいです。

開演までは仕事や家事をするも良し、あるいはのんびりと開演を待っていても良いのです。

自宅ですから、お手洗いはたとえ開演前・開演中に関わらず随時利用できます。そして利用する際は長蛇の列に並ぶ必要がないので、それに要する時間を考慮する必要もありません。

自宅ですから、退場や帰路という概念がありません。終演したらすぐに日常に戻ることが出来ます。

自宅ですから、それ相応の身支度を整える必要もありません。自分が最も楽な格好で過ごして良いのです。

さらに付け加えれば、現地参加LIVEでは会場での飲食が制限されることがありますが、配信LIVEであれば開演中の飲食は自由です。自宅ですから。

このように整理すると、配信LIVEは現地参加LIVEに比べて時間的自由度が非常に高いことが理解できます。LIVEに必要な時間はLIVEの尺とほぼ同等なんですね。

このように、配信LIVEであればそれに要する時間が最低限化しやすいのです。

誰にとっても時間は貴重なものです。要する時間を最低限化できるのですから、これは配信LIVEの非常に強力な利点であることは間違いありません。


2.体力の消耗が少ない

前章の内容を踏まえると、配信LIVEは現地参加LIVEに比べて体力をほとんど消耗しないことが自ずと発想できるはずです。

現地参加LIVEの場合、やはり会場に行く必要があります。電車を日常的に利用していれば、電車に乗って移動するだけでどれだけの体力を消耗するか想像できると思います。乗らずに済むならそれに越したことはないですよね。

そして、入場やお手洗いのために整列したり自席を探して歩き回ったりすることでさらに体力を消耗します。

乃木坂46のLIVEに現地参加した時、僕はLIVEが始まる前であるにも関わらず思いの外疲れていたことを覚えています。

また、乃木坂46の現地参加LIVEは、MC中や終盤にしっとりとした曲が披露される時以外は基本的に立って鑑賞するものです。LIVEの尺が3時間だとしたら、そのうちの2時間半くらいは立っていることになるでしょう。

もちろん、個人の自由で座ったまま鑑賞することは出来ます。

しかし、MC終了時には乃木坂46のメンバーから起立をよく案内されます。更に、周りの観客が立って自分だけが座っていると、よほどステージに近い席や最前列の視野が開けた席でもない限り何も観えません。

そこに同調圧力を感じてしまえば、基本的には立つしかないのです。

ただでさえ開演前に体力を消耗していて、それに開演中の起立が加わると終演後には足が棒になっています。

それから規制退場のための待機時間が始まります。

足が棒になるほどに疲れていては、もはや全身が疲れ切っているでしょう。この段階では、たとえ座って消耗する体力を最小限にしても身体の重さが辛いです。さっさと帰宅して横になりたいというのが本音だと思います。

それからまた帰路で電車に乗る場合、その時間帯の電車であれば座れる可能性は低いです。大抵は満員電車に立って乗ることになります。自宅に着いたころにはくたくたになっているのが容易に想像できますね。

この一連の流れを思い浮かべた時、現地参加LIVEは多大な体力を消耗することが理解できます。翌日が出勤日であれば、追加で休暇を取得したくなるほどの疲労感だと思います。

それに対して、配信LIVEはどうでしょうか。

やはり、たいていの人は配信LIVEを自宅で鑑賞するでしょう。となると、これまたやはり会場への移動や自席を探す必要がなく、開演前に体力を消耗しません。

そして、開演中はどんな姿勢でLIVEを鑑賞しても良いのです。立とうが座ろうが寝っ転がろうが何も問題はありません。

会場へ行く必要がなく、それに伴って自宅へ帰るという動作も必要なく、それでいて自分が最も楽な姿勢でLIVEを鑑賞できる。このような状況では総じてほとんど体力を消耗しないでしょう。

このように、配信LIVEであればそれに費やす体力を最低限化しやすいのです。要するに楽なんですね。

疲れないで済むとなると、これも配信LIVEの強力な利点です。

配信LIVEがこれほどまでに楽であることを体感すると、どうしてわざわざLIVEに現地参加するのだろうと疑問をもつほどそれが面倒な行為に感じます。面倒なことは少ない方が良いですよね。


3.総合的に安価である

必要な経費を抑えられる。これも配信LIVEの利点です。どういうことなのか、詳しく述べていきましょう。

まず考えてみたいのは、現地参加LIVEは合計でどれくらいの経費が発生するのかということです。

第一に、LIVE鑑賞において何よりも必要な経費といえばチケット代ですね。僕が現地参加したLIVEのチケット代を例示すると、真夏の全国ツアー2022は1公演9800円、齋藤飛鳥卒業コンサートは1公演10800円でした。

現地参加LIVEの場合、必要なチケット代はおよそ10000円程度と考えられます。

第二に、現地参加LIVEは会場と自宅を往復するための移動費が発生します。遠方から来る人であれば、宿泊代や荷物を預けるロッカー代が発生することも考えられます。

第三に、乃木坂46のLIVEに現地参加するのであれば、サイリウムや推しメンタオル等のグッズはもはや必需品です。それを用意するための経費も発生します。

サイリウムは1本3000円~4000円です。最低でも一人で2本持つのが基本なので、6000円~8000円になります。また、推しメンタオルはおよそ2500円程度です。その他に、Tシャツを買うならば1枚3000円程度です。

もちろん、サイリウムや推しメンタオルを購入するかどうかは1消費者として選択する自由があります。

しかし、それらを所持していないと現地参加LIVEを存分に楽しむことは出来ないでしょう。

開演中はサイリウムを常に振りますし、推しメンタオルは特に「裸足でsummer」や「好きというのはロックだぜ!」や「おひとりさま天国」等の夏曲で使います。

これらの楽曲では、公式運営からLIVEに現地参加するファンへ推しメンタオルの使い方を以下の通りに指定しています。ファンが推しメンタオルを所持してLIVEに参加することを前提にしているんですね。

その前提がありながら、LIVEに推しメンタオルを一切所持せずに参加すると疎外感に苛まれてしまうでしょう。

特に「裸足でsummer」は乃木坂46のLIVEで非常に盛り上がる楽曲です。サビで推しメンタオルを掲げるのが醍醐味であり、その時に推しメンタオルを所持していないとかなり虚しい気持ちになると思います。

現地参加LIVEを思い切り楽しむためにもサイリウムと推しメンタオルは必需品であり、その購入費は必要経費です。

さて、もしもサイリウム2本と推しメンタオル1枚を購入したら、低く見積もっても8000円以上の経費が発生します。これがチケット代と移動費に加算されることになります。

もはや、現地参加LIVEには最低でも合計20000円程度の経費が必要であると捉えて良いでしょう。LIVEに現地参加するとなると、チケット代だけでは済まないんですね。

それに対して、配信LIVEはどうでしょうか。

まず、配信LIVEのチケット代はおよそ5000円です。現地参加LIVEの半額と捉えて良い金額です。

そして、自宅で観るならば移動費や宿泊費等の経費は一切発生しません。

また、サイリウムや推しメンタオルを自宅で使う人は少ないでしょう。自宅であればそれらがなくても違和感はなく、十分にLIVEを楽しめます。

このように、配信LIVEであればそれに費やす経費を最低限化しやすいのです。要するに、本当に必要な経費はチケット代だけなんですね。

ちなみに、サイリウムは一度購入してしまえばその後の様々な公演で使い続けることができます。2回目以降の現地参加LIVEでサイリウムを再度購入する必要は基本的にないです。

それに対して、推しメンタオルは必ずしもそうとは限りません。

推しメンタオルは公演ごとに新しいデザインが発売されるものであり、最新のデザインの推しメンタオルを掲げるのが基本です。過去公演の推しメンタオルを掲げることは禁止されていませんが、少し抵抗を感じます。

であれば、基本的に推しメンタオルは1回のLIVEごとに使い切るものだと捉えて良いと思います。

確かに、推しメンタオル自体は何度でも使い続けることは出来ます。

タオルですから日用品としての機能をもっています。しかし、LIVEに参加した思い出の品であり、日用品として使って汚れてしまうのは忍びないです。機能は備わっていても簡単にそれを行使できません。

また、現地参加するファンの中には歴代の推しメンタオルを身につけている人がいます。腰から推しメンタオルを何枚もぶら下げて、人によってはまるでスカートを履いているような出で立ちです。

このように、推しメンタオルは推しメンへの愛をファン同士で表現し合うための道具として機能することがあります。

しかし、逆に言えばそのような使い方をしない限り、過去公演の推しメンタオルを使う機会は少ないでしょう。使用頻度がかなり低いことは否定できません。

このような後に控える悩みが分かっていれば、そもそも推しメンタオルやグッズを買わないということは実に合理的な判断です。そして、配信LIVEはそれを実現した上でLIVEを鑑賞できる優れた手段です。


4.出演者がよく見える

これこそ僕が考える配信LIVEの最高の利点であり、僕が配信LIVEを好んで観るようになった決定的な要因です。

乃木坂46のLIVEに現地参加した時、僕は失望しました。出演者がほとんど見えないのです。

近くのステージに誰かしらのメンバーが立っていることは認識できます。しかし、よほど分かりやすい身体的特徴があるか、よほどステージに近い席でもない限りそのメンバーが誰なのか識別できません。

バンド等のような数人のグループであれば、たとえ遠目でもメンバーを識別できるでしょう。しかし、乃木坂46は大所帯のグループで、しかも全員が似たような衣装を着ているのです。

となると、遠目でメンバーを識別するのはかなり難しいです。

実物のメンバーに会える喜び、これこそ現地参加LIVEの醍醐味です。これは視界に入ったメンバーが誰なのか識別できるから味わえるものです。

そのためには、肉眼で各メンバーを識別できるほどステージに近い席を獲得する必要があります。となると、残念ながらその喜びを現地で味わえている人はかなり少ないと考えられます。

そのような席でなければ、各メンバーを識別したくても簡単に出来ない状況に陥り、次第に目を凝らすこと自体が面倒になってきます。

その結果、僕はLIVEに現地参加した際、見るのが簡単で否が応でも視界に入ってくるが故にほとんど会場のモニターを観続けていたのです。

モニターに映し出される映像は、配信されている映像と大差ありません。これに上述した3つの利点が相まると、どうあっても「じゃあ配信で良いじゃん」という合理的な見解が導き出されます。

わざわざ会場まで配信LIVEの映像を観に来たようで、会場まで来たことに無意味さや徒労感を感じずにはいられません。悲しいかな、これが現実でした。

それに対し、配信LIVEは映っているメンバーが誰なのか簡単に識別できますし、表情から仕草まではっきりと見て取れます。

会場の最前列を確保したお客さんと同程度、あるいはそれ以上にはっきりとメンバーの姿を捉えられると言っても過言ではないでしょう。

確かに、双眼鏡を使えば現地参加LIVEでも実物をはっきりと見ることが出来ます。

しかし、はっきり見える度合いや見やすさを比較するならば、配信LIVEの方が優れています。しかも、配信LIVEであれば自分で双眼鏡を用意したり覗いたりする必要がないのです。

また、双眼鏡を使うと特定のメンバーのみに集中するような鑑賞になりがちです。自分が見たいと思ったメンバーしか見なくなっていきます。それ以外のメンバーは視野にすら入らなくなっていきます。

乃木坂46のLIVEに来ているのに、特定のメンバーしか見ないというのはどうにももったいないように思います。

であれば各メンバーを双眼鏡で見れば良さそうですが、そうなると忙しすぎてLIVEどころではなくなります。配信LIVEのように、誰を見るのかという選択肢は運営に委ねておくのがちょうど良いです。

これにより、配信LIVEであれば各メンバーを満遍なく見ることができます。人によっては不利点かもしれませんが、僕のように乃木坂46が大好きで単独の推しメンを作ろうとしないファンにとっては大きな利点です。

また配信LIVEを観ていると、各メンバーがLIVE中に見せる魅力や個性に気づくことがあります。鮮明な映像で、身体的負担がないまま気楽に観ていたからこそ気づけるような小さくて愛おしい特徴です。

現地で特定のメンバーだけに目を凝らしていたら、取りこぼしていたことでしょう。

せっかくLIVEに参加しても、出演者が見えないのでは本末転倒です。配信LIVEは現地参加LIVEに対して出演者がよく見えることは間違いなく、LIVEの根本的な価値を保全しているんですね。

しかも、出演者の特徴に気づく可能性が高まるとなれば、これは配信LIVEの非常に強い利点です。


余談:初心者におすすめ

ここまで述べてきた利点を総じてみると、配信LIVEは乃木坂46のファン経歴が短かったり、知識が浅かったりする初心者に易しいことが分かります。

会場に行く必要がなく、必要経費が低く、出演者がよく見えるとなれば、お試しで乃木坂46のLIVEを観てみたいという需要に打って付けではないでしょうか。

このnoteを読んでいる方の中には、乃木坂46というグループ自体は知っているけどそのメンバーや楽曲には疎いという方もいるでしょう。

そのような方こそ、乃木坂46の配信LIVEを鑑賞してみてほしいと思います。

乃木坂46の魅力の一つに、アイドルを自称しておきながらアイドルらしからぬ良曲が多いことが挙げられます。

LIVEは、これまでに発表されてきた良曲を包括的に聴くことが出来る好機です。そして配信であれば画面下部に常時歌詞が表示されるため、良曲の何たるかをより把握しやすいです。

ぜひともこの乃木坂46の魅力をLIVEで体感し、その魅力に溺れてほしいと思います。

また、配信LIVEはその利点故に初心者におすすめではありますが、初心者が自分の心を保護するための対策としても僕は推奨したいと思います。どういうことなのか、詳しく述べていきましょう。

当然といえば当然のことですが、乃木坂46のLIVE会場は非日常の空気に包まれています。もはや異様と言っても良いかもしれません。

推しメンの名前が背中に大きく刺繍された特攻服を着ている人、上述したように推しメンタオルを何枚も身につけている人、曲中で自分独自のコールを一心不乱に詠唱する人、振り付けを完全に模倣して客席で踊る人、推しメンの名前と「オレの嫁!」という言葉を連呼して叫ぶ人等が何人もいます。

彼らのほとんどは熱狂できる質なのでしょう。いわゆる「推し活」に熱心に取り組み、CDやグッズを大量に購入している姿が思い浮かびます。

彼らは競うように推しメンへの愛を表現し合い、その熱量は近寄りがたいほどに凄まじいです。そのような雰囲気では、初心者は敷居の高さを感じたり自分はその場にふさわしくないと気後れしたりしてしまうかもしれません。

ファンという存在に上も下もないです。CDやグッズをたくさん購入している人が偉いわけでもなければ、ファンとしての経歴が短い人が偉くないわけでもないのです。

そのように理解していても、初心者であれば現地参加LIVEのあの特殊な雰囲気へ自らを入っていくことに抵抗を感じてしまってもおかしくないでしょう。

そのような無用な抵抗から自分の心や乃木坂46を好きだという気持ちを保護しながらLIVEを観るには、配信LIVEが最適です。

配信LIVEであれば、上述したような人達から物理的に離れた状態でLIVEを鑑賞できます。抵抗や気後れを感じることはありません。自分の調子に合わせてLIVEを楽しめばそれで良いのです。

初心者がLIVEに現地参加することを止めるつもりはありません。

しかし、LIVEへの現地参加は熱狂できる人や熱狂したい人達に委ね、それ以外は選択的に配信LIVEを鑑賞するという構図が適当ではないでしょうか。

せっかく乃木坂46に興味をもち始めた初心者のファンが、不用な敷居の高さや気後れを感じてファンをやめてしまうよりよほど健全だと思います。


まとめ

ここまでアウトプットしてきた内容を読み返すと、実に合理主義的な色が強いと思います。損得勘定による冷徹さを纏った持論を述べていることは自覚しています。

とはいえ、このような持論を構築して乃木坂46を好きでいることが負担にならない状況を保ち続けているからこそ、僕はずっと乃木坂46を大好きでいられるのだと思います。

これからも1消費者として、自分が完全に納得できる形だけで乃木坂46に時間と体力とお金を使っていこうと思います。

さて、僕が乃木坂46の配信LIVEをこれほどまで好意的に捉えている理由は、
余談で述べた配信LIVEの初心者に対する易しさが僕にとても適合しているからです。

過去のnoteで何度か言及してきましたが、僕が乃木坂46を好きになったのはコロナ禍真っ只中でした。そして初めて観た乃木坂46のLIVEは「白石麻衣卒業コンサート」でした。

乃木坂46のファンとしてそのような経歴をもつ僕は、ファンが曲中に詠唱するコールを一切知りません。

また、僕は理性が邪魔をしてLIVEに熱狂できない質です。たとえLIVE中でも、自分の仕事や没頭している趣味のことを考えてしまいます。そのような僕はコールを覚える気にもなれません。

僕は乃木坂46が大好きですが、コールを全く知りません。CDは基本的に買いません。握手会やミート&グリート会に参加したことはありません。生写真やポスター等の推しメングッズも全く買いません。「乃木坂46メッセージ」や「乃木恋」や「乃木坂46リズムフェスティバル」等のスマホアプリは課金どころかインストールすらしていません。

推し活とは無縁であり、このような僕のファンとしての有り様はオタクと呼ばれている方々に対して異質だと思います。むしろ、ファンとしての経歴が浅い初心者に親しい性質です。

自分を例に挙げるのは良くないのですが、初心者には配信LIVEの方が適しているという主張の根拠に自らがなり得ると自負しています。

とはいえ、LIVEを観る最適な方法は人それぞれ、乃木坂46の愛し方も人それぞれです。各ファンが自分にとって最適な乃木坂46への接し方を構築し、ファンでいられる時間が少しでも長くなることを望みます。

以上、「乃木坂46のLIVEは配信で観るべき理由4選」でした!!

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