【書籍紹介】矢野通 自伝 絶対、読んでもためにならない本(矢野通)
9月18日から、新日本プロレスでは「G1 CLIMAX」が開催され、幾多の名勝負により多くのプロレスファンが盛り上がっている今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
そんなG1に出場する選手は、どの選手も折り紙付きの実力を持ったヘビー級戦士なのですが・・・
その中でも毎年多くの大波乱を起こしてリーグ戦を盛り上げてくれる選手と言えば、そう本日紹介する本の著者「矢野通選手」です!
矢野選手がそのルーツやユニークな発想を明かす一冊をご紹介!!
本書の内容
新日本プロレスのヘビー級選手の中でも、色々な意味で異彩を放つ矢野通選手という男。
学生時代はアマレスで輝かしい戦績を残しながら、プロレスでのファイトスタイルは自由奔放で文字通りの「何でもあり」!
いったいどのような経歴を経れば、YTR(矢野通)が完成するのか?
本書は、プロレスラーでありながら敏腕プロデューサーや飲食店オーナーという実業家としての側面も持つ矢野通選手が、
その生い立ちからプロレス界でのリング内外での痛快エピソード、そして「せちがらい現代社会をヌクヌクと生き抜くコツ」まで幅広く語る、
抱腹絶倒間違いなしの1冊!!
本書の魅力
①矢野通がYTRに至るまで
本書の中では、矢野選手が現在のファイトスタイルに至る道のりが軽快な語り口で描かれています。
以外にも(と言ったら失礼ですが)厳しくて独特の教育論を持ったお父様の下でレスリングに明け暮れて、アマレス界で輝かしい成績を残した幼少時代~学生時代。
プロレスについて何も知らないのに、成り行きで入った新日本プロレスで「若さが足りない」と言われたヤングライオンが田吾作スタイルのヒールレスラーになるまでの、痛快エピソードの数々。
いずれも、プロレスラー矢野通を知る人であれば「あのファイトスタイルから想像できないな!」となる部分から「なるほど、こんな経験を経て今のYTRに繋がるんだ!」とうなずかされる部分まで、間違いなく興味深く読める内容です。
②プロレスを知らない人でも楽しめる、プロレスラーのとんでもエピソードや敏腕プロデューサーのビジネス論!!
本書の中で明かされますが、矢野通選手はアマレスの猛者ではあったものの、本来はプロレスラーになる気は全く無い、それどころかプロレスの事は何も知らない青年でした。
それが学生時代のちょっとした一言をきっかけに新日本プロレスに入団することになり、「プロレスについてほとんど知らない状態でプロレスラーになる」というある意味とても珍しい経歴を持っています。
プロレスについて何も知らない人も、フラットな状態でプロレス界に入った矢野通選手と一緒に、癖の強いプロレス界の舞台裏を覗いてみるような感覚で読むことが出来ます。
また、矢野通選手はDVDのプロデュースやスポーツバー「エブリエタース」の経営など、様々な事業を運営する「実業家」としての一面もあります。
そんな「プロレスラー兼実業家・矢野通氏」の語るプロデュース論や経営論は、ビジネスマンの貴方にも大いに刺激的なヒントを与えてくれることでしょう。
終わりに
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
矢野通選手の、誰にも真似ができない唯一無二プロレスは是非多くの方に知られてほしいと思っています。
プロレスが好きな方はもちろん、この本をきっかけにして矢野通選手、ひいてはとても奥の深い「プロレス」というエンターテイメントにより興味を持ってもらえたら何よりも嬉しいです。
やっぱり今日も、プロレス最高!!