【書籍紹介】東郷見聞録 〜世界一周プロレス放浪記〜
1.始めに
もう6月も半ばが過ぎ、暑い日々が続いていますが皆さまお元気でしょうか?
そしてこんなに暑くなってもコロナ君は相変わらず元気に猛威をふるい、海外旅行なども気楽には出来ない状況がまだまだ続きます。
そんな中でお家にいながら少しでも旅気分を味わいたいなら、旅行記を読むのが鉄板でしょう。
今日紹介する1冊も、そんな旅行記の一つですが…そんじょそこらの旅行記とはちょっと違うのがポイントです!!
2.本書の内容
みちのくプロレスやDDTなど数多くの団体で活躍し、幾多のベルトを獲得してきたディック東郷選手。
2011年6月に、当時41歳というキャリア的にも最高の状態で国内引退し、その後1年間、バッグパックを背に世界中を回りながらワールドツアーを敢行して引退した。本書は
「プロレスをしながら世界中を旅して回る」
という、普通のバックパッカーの旅とはひと味違う、熱い旅の記録である!
3.本書の魅力
①プロレス✕一人旅!? の予想外の組み合わせ
本書の中に書かれているのは、
世界中の国でプロレスをしながら、最終目的地のボリビアまで一人旅をする
という、こんな事をするのは後にも先にもこの人だけだろうというユニークな旅の記録です。
プロレスの試合をしながら旅をするので、食事やトレーニングにも気を使い、世界各国のプロモーター(プロレス興行を組む人たち)とも自ら試合出場の交渉をしながら旅を楽しむスタイルになります。
そんなディック東郷選手が、プロレスラーならではの観点から語る旅物語は、プロレスが好きな人はもちろん、旅は好きだけどプロレスにはあまり詳しくない人でも興味を惹かれる部分が沢山あるものになっています。
プロレスに詳しくない貴方も、ぜひ手にとって一緒にワールドツアーにでかけましょう!!
②ディック東郷選手のにじみ出るプロレス愛
ワールドツアーの中で、ディック東郷選手は世界各地の団体で試合をするのはもちろん、各地でプロレス教室を開いてその技術を次世代に伝えようとしています。
「レスリングマスター」の異名を持つディック東郷選手が、世界中の様々な団体で試合をしたりプロレスの技術を教えながら感じ取った各国のプロレス事情や、時には厳しい苦言を呈しつつも業界の発展を願う言葉の数々には、深いプロレス愛を感じずにはいられません。
その熱いプロレス愛にあふれる姿に触れれば、ディック東郷選手を見る目がまた変わるかもしれません。
特に、新日本プロレスに最近触れ始めて、2020年以降にディック東郷選手を知った人にもぜひ読んでいただきたいな、と思います。
4.終わりに
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
今回この本を紹介したのは、来週の6月22日(火)に、ディック東郷選手がNEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦するからです。
2020年にEVIL選手のパレハとして電撃参戦したディック東郷選手は、これまではEVIL 選手を陰で支えるバイプレイヤーとしてのイメージが強い印象がありました。
ですが今回は、ベルトをかけての戦いということもあり、いちプロレスラーとして暴れまわるディック東郷選手がより色濃く見られることが期待できることでしょう。仮にベルトを獲れば、
新日本ではTAKAみちのく選手と巻いたJrタッグ以来の戴冠となる
こともあり、個人的にひそかに期待している部分があります。
(もちろん、現チャンピオンのCHAOSチームも大好きなので悩ましいのですが・・・それもプロレスの醍醐味なのです)
何はともあれ、読めばディック東郷選手が益々好きになる「東郷見聞録」、ぜひチェックしてみて下さいね!!
やっぱり今日も、プロレス最高!!
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