Vol.1-3 【埼玉発世界行き】5か月ニュージーランド留学
Vol1では、ニュージーランドに留学に行かれたS.I.さんの体験談をお届けします。この記事は奨学金についてとなります。
奨学金について
埼玉県が運営している「埼玉発世界行き奨学金」を利用しました。
もともと奨学金自体は知っていて、経済的負担を減らせればと思い、応募しました。
奨学金には、県が提供する一般奨学金と、企業などが提供する冠奨学金とがあるのですが、冠奨学金に応募しました。応募時点では、3カ月以内の留学の予定だったので県のものには対象ではなかったからです。
応募に当たっての準備は
応募には書類とその後面接があります。
書類は自分で一通り書き、その後家族に読んでもらい、改善して書くのを繰り返しました。
面接は学校の先生2人に頼み、実際に面接の形式で練習しました。
先生にやっていただいた方がより客観的な視点を得ることができました。書類も含めて、より自分から離れた方に確認してもらうと深まるかなと思います。
留学中の活動は
埼玉親善大使として埼玉県のPRをすることが奨学金の条件としてあります。
僕は狭山茶を持っていき、ホストファミリーに振舞ったり、狭山茶のお菓子を配ったりしました。実際に狭山の茶園に伺って点て方を教えていただきました。
留学中はほかの学生に助けてもらうことが多々あるので、親善大使関係なく、単純にお菓子があると、お礼がしやすかったです。
その他、日本語のクラスでのプレゼンの中でも、埼玉県について紹介しました。
当初の予定では日本語クラスの生徒と学校の生徒で交流のようなものができればと思っていたのですが、学校というかニュージーランドの制約で行うことができませんでした。
生徒の自主活動が割と制限されている、とのことです。事前に学校側に伝えていればと後悔したところです。
どうしても留学中の生活は思い描くのが難しく、実現性は低いものもあるかと思います。
留学後の活動は
留学後は学校での留学説明会に参加して、留学の紹介を行いました。
また、報告書を作成し、冠奨学金の支援者の方へのあいさつにも伺い、留学の成果を報告しに行きました。
運営団体から提供されたものは
留学前の壮行会、そして帰国後の同窓会がありました。
壮行会はコロナ禍ということもあり、派手にはいきませんでしたが、どちらも他の参加者の方、支援者者の方と話す機会となりました。
それを除いて奨学生の中での交流は基本的にありませんが、興味深い機会でした。
実際どうでしたか
個人的には、留学を充実したものにするためにとても役立ったなと思います。
応募にあたって、目的をはっきりと述べる必要があるので、自分の中で考えをまとめて旅立つことができますし、それを意識することもできます。
また、親善大使としての活動という、必須のものがあるため、自分の中で最低限行わなくてはいけないことができました。
支援者の方や埼玉県のために留学するという意識が少しでもできることで、自己責任というところから離れることができ、気を引き締められたかなと思います。
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